価格競争で自殺するトレーナー

子育てパパで脱サラパーソナルトレーナーの佐々木恵太です。

ライザップがパーソナルトレーニングというビジネスに火をつけ、その波に乗ってパーソナルトレーニングジムは相当増えた。

今や色んなパーソナルトレーニングジムがあるが、先日ネットサーフィンをしていてこんな施設を見つけた

"誰でも手軽にパーソナルトレーニングを受けられるように低価格で運営しています。"

という説明で「1時間5000円」という価格で運営している個人経営のパーソナルトレーニングジムだ。

これを僕は全否定したい。

「手軽」なサービス

安いのは悪いことじゃない。
パーソナルトレーニングの業界が成熟していくと、近い将来いずれ価格競争はどこかで起こるだろうし、低価格を否定している訳ではない。

僕が言いたいのは、安い理由が

「手軽に使えるように」

という精神論じゃダメだろ。という事。

根拠のない低価格は逃げ

資金力のある大手が市場のシェアを奪う為に低価格を売り出して、価格競争の波を作るのは、まぁ理解できる。

でも個人経営のジムが「手軽に受けられるように」という理由で低価格を売りにするのは考える事を放棄する怠慢・サボりでしかないし、パーソナルトレーナーの価値を下げている、ある意味自殺行為だ。

正常な経営

経済の流れを見れば
物価はどんどん上がっていくし
お金の価値は下がっていく

ということは
少しずつ値上げをするのが正常な経営のはずだ。

だから、個人経営のジムが根拠なく低価格を売りにする事は自殺行為なのだ。

「デビューしたてのトレーナーが勉強も兼ねて」
「トレーナーの数を大量生産できる」
「回転率を爆発的にあげられる仕組みがある」

とか根拠があるならまだ分かる。
でも、根拠がないのは絶対ダメだ。

根拠のない低価格で運営しているジムがいずれ潰れるだけなら構わないが、根拠のない低価格パーソナルトレーニングジムが業界全体の価値を下げている事に気づいて欲しい。

もちろん根拠のない高単価は言語道断だが。

トレーナーの価値をあげよう

市場を正確に理解しないと、パーソナルトレーナーという職業はいずれ価格競争の波に飲まれてロボットでもできる仕事という位置づけになりかねない。

パーソナルトレーナー達よ。

正しく勉強しよう。

価値をあげよう。