見出し画像

バーベキュー型のジョブレイバー

AIの進化で高品質/高機能なものが誰でも簡単に作れるようになり、良いモノが簡単に手に入るようにもなってきた。
そんな背景から、多くの人々は「良いモノ」を持とうとするよりも、発信者、プレーヤーとして自ら"体験"をすることを求め始めている。

バーベキュー?レストラン?

最近では「バーベキュー型/レストラン型」と分類され、例えられる。
「レストラン型」がプロによる高品質なモノやサービスで価値を提供するのに対し、「バーベキュー型」は利用者自身が参加して体験することに価値を置く。

レストラン型は機能やクオリティは担保されるが、経験や体験を得る事はできない。
バーベキュー型は経験や体験を得る事はできるが、機能やクオリティは保障されない。

ジョブレイバー

息子の颯央は「ジョブレイバー」という組み立て式のおもちゃに夢中になっている。
これはまさにバーベキュー型のおもちゃで、ただ良いモノを与えられるのではなく、自分で作り上げる楽しさがある。
クオリティは担保されないが自分が製造者になれるのだ。

颯央は毎日YouTubeで組み立て動画を見ながら、自分でも同じように組み立てる練習をしている。
ジョブレイバーは種類が豊富で、異なるジョブレイバー同士を合体させることができる(これを「超特装合体」と呼ぶ)。
それにより、新しいジョブレイバーを手に入れて組み立てる欲求が止まらない。

レストラン型だったら?

もし、これが完成品のプラモデルのような「レストラン型」の商品であったなら、颯央は欲しいとは思わないだろうし、僕も買ってあげようとは思わないだろう。
そこにはストーリーや成長の余地が少ないからだ。

しかし、ジョブレイバーは違う。
自由に組み合わせて、奇妙なものができても、それもまた面白い。

バーベキュー型のメリット

ジョブレイバーを組み立てるメリットはたくさんある。
まず、創造力問題解決能力の向上だ。
自分の手で部品を組み合わせ、新しい形を生み出すプロセスは、子供の想像力を大いに刺激する。
また、細かいパーツを扱い、注意深く組み立てる作業は、集中力を高め、手先の器用さを育てる。

また、達成感を味わうことで自己肯定感が育まれる。
完成した時の喜びや満足感は、颯央にとって大きな自信となり、次へのチャレンジ精神を後押しする。
そして、何よりも自由な発想で組み合わせを楽しめることが、子供たちの「やってみたい!」という意欲を引き出し、飽きることなく遊び続けられる要因となっている。

努力程度で夢中には勝てない

朝起きてすぐジョブレイバーを組み立て、特装合体させ、保育園でもジョブレイバーの話をし、寝る時もベッドに持っていく。

ご飯の時間になって「ご飯だよ!」と言われてもそれを無視して遊び続ける。

人生で【夢中】になれる事なんてそう多くはない。
どんな形でもどんなモノでも【夢中】になれる事があるのはとても喜ばしい事だ。
そして、もう我が家では誰もジョブレイバーの組み立てに関して颯央に勝つ事はできない。

【夢中】という状態により、大人の能力を超えたのだ。

親のサポート

颯央が毎日楽しそうに新しいジョブレイバーを欲しがり、何度もチャレンジする姿を見ると、親としてこれほど嬉しいことはない。

幼少期の今、彼の経験こそが宝であり、かけがえのないもの。
これから成長していっても、このジョブレイバーのように【夢中】になれる事を見つけ、全力を注げるように全力でサポートしていきたい。

皆さんのサポートが毎日の励みになります! サポートのお金は全額子どもの教育に投資します! サポートしていただけると嬉しいです🥺