笑い話

2020/8/31(月)

『週刊少年ジャンプ』発売日。

しかし今週『ONE PIECE』休載。

なので先週木曜の『嵐ツボ』
〈ONE PIECE作者・尾田栄一郎さんと嵐が夢の初共演〉
を観直す。

相葉ちゃん

構想はあとどれくらい?

という質問に、

尾田っち:あと4~5年

『ONE PIECE』がジャンプで連載されている日常、

その時代に生きていられるありがたさ。

大げさに聞こえるかもしれないが、

それくらい『ONE PIECE』がおもしろいし、好きなのだ。

尾田っち本人からこの言葉を聞くと、

寂しさは当然あるが、

これからさらにおもしろくなっていく

という確信があるので、

それを読める楽しみがこみ上げる。

しかも、

大野くん:最後の終わり方は先生ん中でもうこれだ!なんですか?

尾田っち:もう間違いないですね

松潤:どうすか?めっちゃおもしろいですか?

尾:めっちゃ面白いです

という言葉。それに、

歴代担当には、替わるたびに尾田っちから全部話さないといけないので、今回同席している担当編集:内藤さんも、

終わりを聞かされていて、

尾田っち自身から、

ねえ、おもしろいよね?

と振られ、嵐の皆にもおもしろい?と聞かれると、

内藤さん:本当におもしろいです

と答えている。

尾田っち自身が

『ONE PIECE』を1番おもしろがっていて、

すでにラストを知る人たちも、即答で、噛み締めるように

おもしろい

と言ってしまえる作品が、

読者の期待を裏切るわけがないと信じられる。

上げに上げ切った期待のハードルも、

どんどん越えていくのだろう。

本当に、感謝カンゲキ雨嵐だ。

そもそも

〝嵐の20周年✕ONE PIECEアニメ20周年〟

が重なり、

松潤たっての希望でコラボが実現

した縁のある両者。

話題は、そのとき尾田っちが描き下ろした

〝嵐のメンバー✕麦わらの一味〟

のイラストの話になる。

苦笑しながら、

(描くのに)カッコいい人たちが1番難しいんすよ

と尾田っち。

〝iPadで、ラフから原画ができていくVTR〟も公開され、

最初は大野くんの輪郭が四角かったり、
配置を決めていくラフの段階では(嵐の)写真見ない

というエピソードがこぼれたり、

顔を似せていく微調整があったり、

とても貴重でおもしろい。

ぼくの口が大っきいじゃないですか?
あれって先生のイメージですか?

という相葉ちゃんの質問には、

尾田っち:(相葉ちゃんは)口の人って感じ

続けて、

尾:相葉くんねー、ラジオやってたでしょ?
「相葉ー!」って相葉くんがすごい自分の名前叫ぶんですよ
それを覚えてて
それでウチの仕事場では元気をくれる人

がとても興味深かった。

【第100回手塚賞 第93回赤塚賞 投稿作品大募集中!】

にて、

作品を作るうえでの「インプットの仕方」

を問われ、

ラジオをよく聞きます。
パーソナリティーの雑談は〝きっかけ〟の宝庫です。
気になったらすぐ調べる。
日常生活の全てにネタの原石が落ちてます。
キラキラ光るネタなんか落ちてません。
よく磨いて漫画にしてください!!

とコメントを残している尾田っち。

本当にラジオが好きで聴いているんだなと、
嬉しくなるエピソードだった。

というかまず、このコメントに胸が熱くなる。

常に頭の片隅に置いて忘れずにいたい。

尾田っちの気になる一週間。

1日目 打ち合わせ・ネーム作成
2日目 ↓
3日目 ↓
4日目 ネーム〆切
5日目 原稿作成
6日目 ↓
7日目 ↓
〆切 原稿完成

これは理想的なスケジュールで、

ネーム作成が4日で終わらないことがほとんどだそう。

相葉ちゃんの

マンガって読むんですか?

という質問には、

尾:流行りものって読むんですよ
今どういうものが売れてるんだろうって興味あるから

これほど多忙な人でも、興味のあるものに触れる習慣を欠かさずにいるのだなというすごさを感じる。

続いてランキング企画で尾田っちを掘り下げていく。

~歴代編集者に聞きました~
【実は尾田さんはこんな人ランキング】
1.ネームで号泣
2.自分のゲームで○○万円課金冗談が好き
3.打ち合わせの電話は(最大)12時間
4.連載会議に3度落選

〈連載会議に3度落選〉にはこんなエピソードが。

尾田っちが新人の頃、『ONE PIECE』が2回目の連載会議に落ちたあと、理由を説明するために編集部に呼ばれる。

そのとき、このエピソードを紹介した先輩の編集者の、

尾田くん。今回のネームおもしろかったから会議通ると思ったのに意外だったよ

という言葉に、

僕が1番意外でしたよ

と答えた尾田っち。

このエピソードに、

尾:トガってましたからね
全部敵だと思ってた

と答える。

やはり当時から、自分が絶対におもしろいと思えるものを、自信を持って描いていたんだなと窺えるエピソードだった。

【ネームで号泣】

はストーリーのどこの部分かというと、それは

レベッカとキュロスが再会したシーン

人の漫画ではあんまり泣かない

泣くまで描かないと読者に出せない

自分も感動しないのに
人に感動してっておかしいなと思ってて

という尾田っちの言葉に、

これからもついていきます!と信頼してしまう。

~尾田栄一郎さんに聞いた~
【ONE PIECEの好きなシーンベスト3】
1位.ワノ国のオープニング
2位.やだ ベタベタするわ
3位.空島のキャンプファイヤー

も、めちゃめちゃ興味深い。

2位の、

シャボンディ諸島でシャボンに触れて、
そのままその手をウソップのズボンに擦り付けたロビン

のこの言葉。

本筋じゃないけどこういうくだりが、

『ONE PIECE』には他にもたくさん散りばめられていて、

そういうところも好きだ。

空島で、ルフィが

声や音を録音できる音貝(トーンダイアル)

を試したとき、

ルフィ:ウソップの アホー!

ウソップ:いや何で俺だよ!(ビシッ)

のくだりとか好きです。

~尾田栄一郎さんに聞いた~
【尾田さんが思う天才ベスト3】
1位.霜降り明星 せいや
2位.松本大洋先生
3位.アニメ『ゴールデンエッグス』のスタッフ

では、まず

天才ってものを信じてなくて
結局みんな努力家じゃないですか

と話す尾田っち。

先ほどの手塚賞・赤塚賞へのコメントがあるので、

より説得力が増す。

1位のせいやに驚く嵐に、尾田っちは

最近なんかあったじゃないですか...
あったあとのラジオがおもしろいって噂を聞いて
(聴いてみたら)ずっとギャグでしゃべってる
天才でしかない

と理由を説明。

ZOOMちんの件直後の〈ポケひみ〉回のことだ。

せいやめちゃめちゃ嬉しいだろうな...

と思ったら即Twitterで

え?
嵐さんの特番で尾田栄一郎先生が選ぶ天才だと思う人1位で霜降り明星のせいやって言うてはった… エグい
神に天才て言っていただけた。これは宴や
松潤さんぼく見てました…泣
# 嵐ツボ
# ONEPIECE
# 黄猿が1番好きです

と反応していた。

たしかに、あの回はほんとにおもしろかったし
ほんとにすごかった。

尾田っち本当にラジオ好きなんだな、
とまた嬉しくなるエピソードだった。

続く

~尾田栄一郎さんに聞いた~
【幸せを感じる瞬間ベスト3】
1位.健康ランド
2位.肉がピンクに焼けた時
3位.『ONE PIECE』アニメスタッフ仲良い

では、

人生の勝ち組って健康ランドのそばに住むこと

と、どれくらい稼いでいてもそういう感覚でいられる尾田っちを知れてまたよかった。

最後の総括で櫻井くんが言っていたように、改めて

尾田っちが『ONE PIECE』を1番おもしろいと思っている

ことを実感でき、

読者も思わず笑ってしまうようなとても貴重な回だった。

これからもぼくらはONE PIECE世代

1 2 ジャンゴ

で寝たいと思う。

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