2020/8/27(木)

おとといの『石橋、薪を焚べる』〈作詞家 松本隆〉

貴さんが〝ビートルズ〟の話に持っていくと、

リンゴのいないビートルズはビートルズじゃない

グルーヴが違う

という松本先生の評が印象的。

はっぴいえんど解散後、作詞家デビューとして

アグネス・チャン(『ポケットいっぱいの秘密』)
チューリップ(『夏色のおもいで』)

描いたら、

どっちもベストテン入り

する飄々としたすごさ。

はっぴいえんど解散に至った流れを聞かれて
松本先生からこぼれた、

細野晴臣にそういう(「もう少しやろう」とか)
リーダーシップない

新幹線で(細野が)次のバンドの名前考えてる

という当時の細野晴臣エピソードがおもしろい。

ハッピーエンドじゃなかったけど、
作詞家としてのスタートはハッピースタートだった

という、聞き手・貴さんの返しも小気味いい。

詞先・曲先半々

の松本先生だが、

太田裕美の楽曲『木綿のハンカチーフ』

詞先。

そして、この曲で作曲を担当している

作曲家・筒美京平

の話に。

駅を降りて、

百合ヶ丘の黄色い家行ってちょうだい

とタクシーに頼めば、
それだけの情報で認知されていたと言う筒美邸。

(健康状態として)熱があったら良い曲できない

と言う筒美氏の姿勢は、松本先生の中に強く残り、
今でも参考にしているそう。

話しは変わり、

〝白金の利庵〟を訪れた松本先生が、
秋元康先生に会うも後ろ向いて知らん顔だった

エピソードもおもしろい。

叱っておく、と貴さん。

松本先生が作詞を担当した
〈楽曲リスト〉年表のパネルを見ながら、

近藤真彦『スニーカーぶる〜す』
寺尾聰『ルビーの指環』
イモ欽トリオ『ハイスクールララバイ』

など、

幅のある楽曲を数年間に次々と送り出していること

に驚く貴さんは、思わず

松本さんの脳の中はどういう引き出しになっているんですか?

と聞く。

すると、

1979年くらいから、今攻め時かな

と思ってやっていたと言う松本先生。

各分野の一線で活躍する人たちは、必ずギアを上げるべき

攻め時

を見極め、逃さないと感じる。

新人やったら全部売れちゃったの

と言ってもまったく嫌味に聞こえない
松本先生の落ち着いたすごさ。

来週〈後編〉もあると聞いてはっぴい。

これまたおとといの『eGG』
〈ゲーム音楽クリエイター特集〉

ストⅡやFFXVを担当された下村陽子さん
スマブラメインテーマや三國志14を担当された
坂本英城さん
にお話を伺う。

曲をつくるときは、楽器を前に座って考える
と言う坂本英城さん

「スマブラスペシャル」メインテーマ
『命の灯火』

はその中でも大変だったようで、

一回寝ようと寝て、
夜中起きたときにふっと降りてきた

そして、忘れないうちに急いでコードに起こしたそう。

名曲でも、名作でも、名案でも、

それが生まれたきっかけは、机の前で考えあぐねた末に、

意外とこういうひょんなところからだったりする

裏話は、定期的に出てくるのでおもしろい。

当時クラシック専門だった下村陽子さんは、
ゲーム音楽を生業にしていくうえで、

音楽を知るために
何十枚とCDをレンタルするのを繰り返した

と聞き、アイデアを生み出すうえで大切な最初の一歩は、やはり

膨大な量のインプット

なのだと改めて知る。

昨日の『ノンストップ!』
〈夏のSPコラボ 飯尾&虻ちゃんのワリカツさんぽ〉

ノンストップ!の名物企画
「ずん飯尾のワリカツ」と
「虻ちゃんのおうち時間」
が合体。
飯尾さんと虻ちゃんがサイコロに翻弄されながらも、
ワリカツ飯完成を目指す。

まずは虻ちゃんが練馬をおさんぽ。

無人販売所や畑で〝旬の野菜〟をゲットし、
キッチンで待つ飯尾さんにお届け。

〝東京アスパラ〟が採れたと聞いて言った飯尾さんの、

東京スカパラみたい

が本当に絶妙。

サイコロで出た食材、〝スズキ〟には、

ウドだけでいいよスズキは

浅井企画深い同期愛

そのウドちゃん、昨夜の『水曜日のダウンタウン』
〈ロケで共演者を全く笑わせないの逆に難しい説〉
に登場。

仕掛け人として、何も知らされていない

松本明子さん

をロケに迎え、全く笑わせないことに挑戦する。

しかしおねえさん、陽気ゲラなので、

冒頭から何もしてないのに笑う。

オープニングでウドちゃんがお決まりの、

50歳を行ったり来たり

を抑えめで挟めば、そりゃもう尚の事笑う。

ちなみにおねえさんが笑うたびに、

ウドちゃんには電流が流れる仕組み

なので、痺れて身体を曲げたりする反応を見て、
おねえさんが殊更笑う

地獄のループ。

地獄と言えば、東野幸治

地獄の軍団

の烙印を押された、

〝アローン会〟の一兵卒・岡村さん

も、ウドちゃんの方が学年は一個上だが

同い年の50歳。

気になって

〝今年50歳を迎えた(迎える)人〟

で調べてみると、他にも

中山美穂(3月1日)
桜井和寿(3月8日)
天野ひろゆき(3月24日)
原田泰造(3月24日)
マライア・キャリー(3月27日)
宮迫博之(3月31日)
博多華丸(4月8日)
工藤静香(4月14日)
阿部サダヲ(4月23日)
上田晋也(5月7日)
ナオミ・キャンベル(5月22日)
いとうあさこ(6月10日)
イ・ビョンホン(7月12日)
宮藤官九郎(7月19日)
西川貴教(9月19日)
アジャ・コング(9月25日)
八嶋智人(9月27日)
羽生善治(9月27日)
伊達公子(9月28日)
マット・デイモン(10月8日)
永作博美(10月14日)
城島茂(11月17日)
渡辺満里奈(11月18日)
セイン・カミュ(11月27日)
和久井映見(12月8日)
雨宮塔子(12月28日)

という、当たり前だけど

同じなのは年齢だけというくらいの幅広さ

奇跡だが、

もし全員同じクラスで、合唱曲を練習している

景色を想像したら、奇跡的におもしろい。

〈プロの歌手なら色ナシ臭いアリ空気砲食らっても一切表情を変えることなく歌いきれる説〉

も滅茶苦茶おもしろかった。

特に印象的だったのは、
ファーストサマーウイカ姐さん

リモートで、ニセ挙式のニセ新郎新婦に送った曲は、

愛をこめて花束を/Superfly

放送後、本人がTwitterで

(抜粋)ちなみに例えるなら真夏の密室にドブとウ◎コと魚介のゴミを放置した時の臭い

と言うほどクサい、色ナシ臭いを込めた空気砲を、

風で髪なびくほど何発も食らっても、

表情変えずに唄い切ったファッサマに痺れた回だった。

季節は初夏どころか晩夏なのに、まだまだ暑い。

寝苦しいが、今が眠り時なので、

かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts

聴いてから眠りたい。

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