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【攻撃力への不安】マッチレビュー第34節 vs アルビレックス新潟

どうも、こんにちは。
YouTubeの方でレビュー動画をあげましたが、今回はこのnoteでも書いておこうと思います。多少動画と取り上げる事柄を変えている場合がありますがご了承ください。
まだYouTubeの方をご覧になってない方はぜひそちらもよろしくお願いします!!


スタメン

最終節のスタメンって割と来季の要素も伺えたりするので気になるところでした。その時点で退団が決まっている選手とかはメンバーから外れることもよくしますし。
まず注目のスタメンですが、今節のセレッソでは阪田が名を連ねました。TMで活躍していたという様子が度々あったのでついにここで来たかという感じでした。ヨニッチが外れることはなんとなく予想していましたが、クルークスまで外れるのは意外でしたね。どうやらあちこちで噂が立っているようで、実力は間違いなくある選手なのでこのタイミングでメンバー外なのは少し気がかりです。
システムに関しては4-3-3っぽい立ち位置で真ん中3人が流動的に動く形。そしてここ最近取り組み始めたボール保持のところ、攻撃面に関しての改善を試みたと試合前のインタビューで小菊監督は述べていました。

ボールを保持する前半

その言葉通り、序盤はセレッソがボールを持ち試合を進めました。攻撃時は香川をアンカーに、柴山を前、奥埜は時折香川と並んで顔を出したり、そこから前線にまで上がったりと走行距離トップの数字も納得なほど動き回っていました。守備時は柴山もしくは奥埜が一つ前に出て人を捕まえる、また4-1-4-1のような形でスペースを埋める守備が見られました。前線からいこうという意識もありつつ、相手のアンカーのところを誰が抑えるかというのも注目でした。
それに加えて、両サイドバックが内側に入ってきてビルドアップを助けるという動きも顕著に見られました。この内側に入る動きはカウンターの芽を摘むという意図もありますが、逆にそこのスペース、サイドバックの裏の空間からピンチを迎える場面もありました。(前半40分前後の立て続けのピンチ)あとはカピシャーバの対応もかなりされてきたなという印象。さすがに単独突破をずっとやり続けるのも難しい話ですし、これだけ突破力あるウイングがいることがわかっているのでもっと中での選択肢を増やすという攻撃面での改善がもっとできればまだまだいけるなと思いました。これに関してはジョルディ、中原の場合も一緒で、さあ仕掛けろ、みたいな局面よりも中の選択肢もある、自分で行く選択肢もある、という状況を作ってあげることで彼ら自身の良さが光ってくるはず。ジョルディの左足というわかりやすい武器があるのでディフェンダーとしてはそれ以外の選択肢がないなら対応が簡単になってしまいます。そういう意味でも中原、ジョルディ全然ダメじゃんという言い方はなかなか難しいかと。
話が逸れてしまいましたがこの部分はまたシーズン振り返りの動画でも話そうと思います。

立ち位置を工夫し合う両チーム

後半に入ると新潟の勢いに押され苦しい立ち上がりとなりました。相手のアンカー高をどう抑えるか、セレッソが守備の形を変えれば、新潟も立ち位置を変えるというおもしろい展開がよく見られました。
苦しい時間をなんとか耐え、為田、清武の2人を投入し攻撃面での活性化を図りました。しかし、やはりここで不安になるのが中盤での強度、守備面。奥埜をアンカーに、香川清武という攻撃的な2人を前に並べることでその背後に大きな空間を与えることになりました。たしかにバランスの取れる奥埜と2人の構成でボール回しの面ではうまくいくようになりました。それからその攻撃的になる反面、守備に関してその空いたスペースもあってか、よりサイドをコンパクトにしようとしました。そこをうまくついてくる新潟はサイドチェンジからチャンスを作り始めたのに対し、セレッソのスライドは遅れ、ペースを握られていく展開となりました。
結局は香川と清武の背後のスペースを使われて、奥埜も間に合わず失点してしまい敗戦に終わりました。失点シーンは1個目でうまくひっくり返されてしまったのがあったとはいえ、その後持ち運ぶのに十分なスペースを与えてしまってのが大きかったかなと思います。

8試合で1得点

シーズン終盤の8試合で1得点のみ。攻撃面に大きな課題を残すシーズンの幕切れでした。このスタイルを続けていくのか、方向性を変えていくのかまだまだ分かりませんが、一つ監督が試合後のインタビューで語っていたのは、守備の強度に関してでした。インテンシティをより高く、そうでないと試合には出られないという基準をもっとはっきりとつけていくとも語っていました。たしかに今季、球際での攻防、セカンドボールへの反応、トランジションの部分、多くの要因があれどこれらの要素はかなり劣っていた気がしました。まあポゼッションなりショートカウンターなり戦術あっても、みんながよく守備をし、切り替えも早く、デュエルでも負けない、そういった部分がついてこその小菊セレッソなのだろうとも感じました。いい時の小菊セレッソはそこがよく出来ていましたし。(昨シーズンの好調期)
またこの辺の話もシーズン振り返りのときにがっつり取り上げたいと思います。

おわりに

2023シーズン、何気にホーム戦皆勤賞を達成しました。(天皇杯、ルヴァンも含め)
関西圏のアウェイはほぼほぼ行きましたし、今度は遠くのアウェイ戦にも参戦したいものです。
またシーズン全体の振り返りもしようと思っていますし、そちらも見ていただけたらと思います!
30周年を迎えるセレッソ。何かビッグな補強に期待を寄せつつ、2014年のような失敗は繰り返してはいけないと肝に銘じて、舞い上がりすぎず来季のセレッソを迎えたいと思います。(笑)

ここまで読んでくださってありがとうございました。
それでは!👋


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