20230621配信 まっすぐにシンプルに返すこと。
公務員志望者各位
ベースボールであればキャッチボール、サッカーならパス&トラップ、バスケットボールならパス&キャッチ、 テニス・バドミントン・卓球・バレーボールならラリー。いずれにも 共通するのは相手がいるということ。 経験したことある人なら分かりますが、長く続けるには正確に受けて、相手が受け取りやすいボールやショットを返すことが必要です。
面接は、裁判所を除けば、国家系も地方自治体も極めて短いです。ですので、回答は、問いに対してまっす ぐにシンプルに、 分かりやすくを心がけてください。これは、カードでも同様です。
例えば国家系のカードにおけるありがちな次のような設問。
「学業において達成感があったと感じたり、力を入れてきた経験について簡潔に記入してください。」
これに対し、下記のように書いた場合。
「大学3年のゼミ対抗研究発表会で、コロナ禍でダメージを受けた観光業向けのデジタルを用いた支援を皆で考えました。 結果は最優秀賞で努力は報われるということを実感しました。」
何をして、何を思ったかは何となく分かります。 しかし、面接ではほぼ間違いなく、
「で、達成感を感じたのはどの場面?」
「で、何に力をいれたの?」
と0から再び尋ねられると思います。何のためのカードだったのか・・・
これが例えば、
「ゼミ対抗の研究発表会で、観光業向けのデジタルコンテンツのプランを皆で考え提案し、チームの目標であった最優秀賞を獲得したことが達成感を感じた経験です。」
とすれば、問いに対してまっすぐシンプルになります。面接官はここを起点に
・なぜ観光業なのか?
・具体的にどんな提案をしたのか?
・チームでのあなたの役割は?
・提案をまとめる上で苦労したことは?
・そのときあなたはどうした?
と次々ボールを投じてきますので、打ち返してあげましょう。
面接ではこのキャッチボール、ラリーが大切です。
エピソードや気持ち等を思い出し、しっかり整理することは必要です。ただし、それゆえに、求められてもいないのにエピソードの一部始終や学んだことなどの全てを伝えようとしがちです。回答が長くなりがちです。質問からズレがちです。これらは絶対に避けましょう。
今の公務員面接の主流は、皆さんがなぜその行動をとったのかを知ろうとするやり方です。 コンピテンシ一面接と言われるものです。実際に面接官と話すときには、先回りする必要も、全てを話そうとする必要も、全く無いです。面接官が尋ねてもいないことを話したところで加点は無いです。それよりも面接官が聞きたいことファーストで。面接官がもっと聞きたくなったら、必ず尋ねてきます。掘ってきます。
回答は、カードの設問や面接官の質問に、まっすぐ、シンプルに、わかりやすく。そうすればキャッチボール、 ラリーが長く続きます。 (上記のスポーツしたことある人なら分かるはず。実は長ければ長いほど楽しいものです。そして、評価は高いです。)
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