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ミュージカルで観る“まち”の姿

2022年5月。
南予一期座だんだんの第2回公演「ミンナ愛顔 八幡浜市編」を観覧しました。

坊ちゃん劇場の演技指導のもと、八幡浜や近隣地域の方々が地域を題材にしたミュージカルを演じる市民劇団。
第2回となる今回の公演は、もともと3月に上演予定だったものが新型コロナウイルス感染症対策のため5月に延期され、ようやくお披露目となった舞台です。

アマチュアとは思えない素晴らしい演技を観せていただきました。
演じられたのは、児童数の減少で閉校となる小学校を軸にした物語。
アジア太平洋戦争末期と現代の2つの時代を行き来しながら、家族間や友人間、教員と児童、先輩と後輩、といった様々な関係の中で、一人ひとりの思いが繋がり、響き合う姿が描き出されていました。

“まち”の姿は、そこに住む人の思いが織りなすものなのでしょう。

地元らしい言葉遣いや出演者の普段のお仕事に絡めた小ネタに起こる笑いなど、舞台上と観客との一体感も印象的なミュージカルでした。

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