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サッカー指導者の役割とは?監督とコーチの違いや学ぶべきことなど、幅広く解説!

こんにちは!kenyaです。少し、前回の記事から間隔が空いてしまいました。今回はサッカーの指導者に関する記事になります。指導者の役割や監督とコーチの違い、サッカーの指導者になる方法やこれから指導者になりたいと思う方がすると良いことなどを書いていきます。なお、今回もジュニア年代の話が中心となっています。

今回の記事はこんな方向けです。

・スクールやクラブチームでサッカーの指導している方
・サッカー少年団などでボランティアやお父さんコーチをしている方
・これから指導者になりたいと思う学生の方
・自分の子どもにサッカーを教えている保護者の方

まずは簡単に私の指導歴を紹介です。私は大学1年次の2014年の5月頃、元日本代表の某氏が運営するスクールの臨時コーチからスタートしました。

2014年5月:某サッカースクール臨時コーチ
2014年夏:日本サッカー協会公認指導者ライセンスを取得
2014年10月:FC〇〇〇サッカースクールコーチ
2015年4月:クーバーコーチングサッカースクールアシスタントコーチ
2017年5月:某家庭教師型サッカースクールコーチ
ここまでが大学時代です。途中、間が空いているため、大学時代にサッカーの指導に携わっていたのは約2年少しになります。

2018年4月:自分でサッカースクールを開校。現在に至る

指導歴はいってもまだ4年ちょっとですので、まだまだです。指導のライセンス以外だと、SBTというメンタルトレーナーの資格やスポーツ心理士の資格を持っていて、最近ではスポーツ栄養やトレーナー関係のことを学んでいます。「指導歴4年ちょいのやつが偉そうに」と思う方もいるでしょうが、あくまで経験に基づく持論ですので、温かい目で見守ってもらえたら嬉しいです笑

目次
・サッカーの指導者になる方法、給料や待遇について
・サッカーの指導者の役割とは?監督とコーチの違いは何か
・選手の行動のプロセスとミスへのアプローチついて
・指導する際に意識している4ヶ条
・これから指導を始めたい方や指導をはじめて間もない方へ


サッカーの指導者になる方法、資格や給料について

まずは、サッカーの指導者になる方法と給料や待遇についてです。
まず、サッカーの指導者といっても、それだけで生計を立てている人や
アルバイトを含む副業のコーチ、少年団に多いボランティアコーチがいます。日本はもちろん、欧州や南米を中心とする各国にはサッカー協会公認の指導者ライセンスがあります。

コーチになるために必須ではありませんが、日本ではキッズリーダー、D級、C級、B級、A級、S級、ゴールキーパーコーチなどがあります。細かく分けるともう少しありますが、今回は省略します。C級以下は各都道府県のサッカー協会の管轄、B級より上は日本サッカー協会(JFA)の管轄になります。

まず、サッカーの指導者になるには、ボランティアなのか、アルバイトなのか、正社員なのかによっても当然、難易度やハードルは上がってきます。ボランティアの場合、比較的ハードルは低いでしょう。アルバイトなどの給与が発生するものは、サッカースクールやクラブチームが多いでしょうが、面接や場合によっては実技試験もあります。少年団に多いボランティアの場合は、サッカー経験者の方なら自分の古巣のチームや知り合いのいるチームなどで指導するのが多いと思います。そして、所属する子どものお父さんがコーチをしている例も多くあります。

アルバイトや正社員の場合は求人に応募するか、知り合いなどに紹介してもらうのが一般的です。コーチングについて学べる専門学校に行けば、学校が求人を紹介してくれる場合もあります。まず、サッカーの指導者になるにはボランティアか、お金を貰うかに分かれ、資格の必要性なども変わってきます。サッカー未経験や有資格者でなくてもokの場合もありますが、サッカー経験や資格を持っていると優遇されることはあります。

指導者の給料はいいのか?

次に、指導者の給料についてですが、サッカーのコーチとして生活していくにはなかなか厳しい現状があります。アルバイトですと、首都圏なら時給900円から1000円ちょっとと他のアルバイトと大差ないかもしれません。ただ、正社員となると14万~22万程度、クーバーなどの大手のスクールで待遇が良い所でも25万前後といったところでしょう。30代になっても20万円代のことがほとんどで、昇給はほぼなく、ボーナスも数万円や年1回、無しのところもあります。なぜコーチの給料が上がらないかというと、サッカースクールやクラブチームは多くの利益を生むのが大変で、まだまだマネタイズができていないからというのが理由にあります。

サッカースクールやクラブチームも数多くあり、ましてや少年団などで月に2000円くらいでサッカーをできるため、なかなか厳しいのが現状です。また、日本にはスポーツでお金を稼ぐことを善としないアマチュアリズム的な思考がまだ残っていること、特に子ども向けのサービスでお金儲けをするのに対して良く思わない方もいることも原因のひとつでしょう。


サッカーの指導者の役割とは?

次に、指導者の役割についてですが、これは人それぞれ見解が分かれるかと思います。私個人が思うのは、選手の持っている力を最大限引き出し、伸ばしてあげること、そしてサッカーをさらに好きになってもらうよう導くことだと思っています。サッカーの技術だけを教えるわけでもなく、ただお手本を見せて「やってみろ」というのも違うでしょう。


監督とコーチの違いは?

次に、監督とコーチの違いについて説明します。監督とコーチはどちらも指導者ですが役割は違います。

監督:意思決定権があり、出場選手やポジション決め、選手交代など試合を指揮する主導権を握っている

コーチ:監督のサポートをする監督の右腕的な存在

上記のような役割があります。同じ、指導者に変わりはありませんが監督とコーチでは役割は違ってきます。


選手の行動の過程とミスへのアプローチについて

次に、選手の行動の過程やミスについて話をしていきます。

選手は普段のプレーを以下のようなプロセスで行っています。


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