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Cross Cultural eXchange

今日はホワイトデー!朝、土曜日に買ったチョコレートを1つ食べました。いざ食べるとなるともったいなく思えてきて、写真を撮っておきました。本当に美味しかった、朝から幸せです。

Mar. 14

実は昨日、朝のミーティングにかなりギリギリだったので、今日は早く到着できるようにしました。余裕をもって行動することを続けたいと思います。

今日は青と黄色のグループに分かれて、一方は音楽の授業、もう一方は読書の時間から始まりました。私は音楽の授業へ行って、ティンディラをみるようにルーラから言われました。

ティンディラはちょっとした障がいをもっていて、じっとしていられません。それは先生も周りの子たちも分かっていて、授業中、ティンディラだけ他のことをしているときはしょっちゅうあります。

でも、だからといってティンディラが仲間外れにされるわけではないし、先生たちを中心に、ティンディラも一緒に勉強できるような環境を整えようと取り組んでいることが伝わります。

音楽の授業はリズムの練習から始まりました。それが終わると、1週目にみたときと同じように、それぞれがピアノで与えられたメロディーを練習して、最後に発表する、という流れでした。みんな楽しそうでした。

今日の英語の授業は、ソフィアというこれまでとは違う先生が受け持っていました。単語と、その単語に対応する絵のかかれたカードをそろえる神経衰弱をしていて、もう既に神経衰弱は語学に取り入れられていたんだと知りました。

神経衰弱を終えて、次に見た動画には柔道がでてきました。特に驚いたり不思議に思ったりする様子がなかったので、子どもたちは柔道を知っているみたいでした。オリンピック競技にもなってるもんなあ。

お昼ご飯の前に、昨日かいたポスターをまた貼っておきました。貼ったポスターは好評で、みんなが見てくれていました。それは嬉しかったけれど、でもやっぱり肝心のお皿はあまり変化しているようには見えませんでした。

子どもたちの初動のほとんどは、「やってみたい、やりたい」という好奇心ということをこの何週間で知ることが出来たので、私はその好奇心のスイッチを押したいと思っていました。

視覚的に楽しいポスターから、お皿を綺麗に盛り付けてみたい、カラフルにしたい、という気持ちになり、いろんな食材を取ってくれるかなと思ったけれど、なかなか難しいです。

今日のお昼です。スープがありました、今日のパンは私のお気に入りで、岩塩との相性が最高に美味しいです。

私は食べることが大好きだけど、子どもたちのお皿と比べてみると、私は本当に大食いのように見えます。実際そうなのかもしれないけど(笑)、せっかく美味しいんだから、みんなにもたくさんいろんなものを食べてほしいです。

今日はお昼休憩にFikaもありました。シェフが用意してくれたもので、健康的なものばかりでした。左のオレンジ色のジュースはジンジャー風味で、右はチアシードにフルーツが乗っています。

このとき、私は生まれて初めてチアシードを食べました。ただジンジャーのジュースのほうは私の口に合わなくて、半分はマリヤに飲んでもらいました。

午後、子どもたちはフィンランドからスウェーデンへ移住した女の子の話を読んで、それに関するディスカッションをしていました。

子どもたちの多くはスウェーデンとは違う国にルーツをもっているので、その母国に対する想いや、将来スウェーデンに住み続けるか、母国に帰るか、といった選択など、多岐にわたる観点で話していたと思います。

それだけ、子どもたちのなかでも他国に移住することは普遍的なものなんだろうな。日本だと、県外に引っ越すことはあっても、他国に移住するとなると自分には関係のない話のように捉えてしまうような気がします。スウェーデン語が少しでも理解できれば、もっと子どもたちの意見を知ることができたのだけれど。言葉の壁は大きい。(泣)

そのあとは、バングラデシュの人たちがスウェーデンに移住する、という内容のビデオを見ていました。みんな、真剣に見ていました。私が小学生だったころは、こんなふうに他国の様子を学べる教育環境ではなかったように思います。自分と重ねて学べられるのも、また素敵な環境だな。

授業が終わって、おやつまでのFritidsの時間は、また絵を描いていました。モーロンとケビンがオリジナルの紙飛行機をつくっていて、自慢げに見せてくれました。

モーロンに至っては、しっぽみたいなのもくっつけていました。モーロンは英語も流暢だし、自分で考え、何かを新しくすることで人と違ったことをしようとする力もあります。将来の夢はYoutuberと科学者。こっちまで楽しみ!

今日のおやつはヨーグルトで、私はあまりこれが好きではありません。マスカットをもう少し食べたかったけれど、子どもたちに人気でもうほとんど残っていませんでした。まあでも、少しだけでも食べれてよかったです。

今日のFritidsの時間は、日本とスウェーデンの違いを、文化と学校システム側面から紹介しました。前回クラスの半分の子に見せたので、今日は残りの半分の子たちに紹介しました。全開と同様、紹介はクイズ形式で行いました。

先生やマリアが通訳者として手伝ってくれて、クイズは前回よりも盛り上がりました。動画も大きな画面で見せることができて良かったです。

でも、前回ここの説明足りないなと思ったところに、分かりやすい動画をたくさん入れてみたところ、全体的に長くなってしまって、最後のほうは飽きてしまっている子もいました。ちょっとそこは失敗で、自分の力不足だったなあ。

でも、覚えた「ありがとう」をさっそく使ってくれたり、「日本」そのものに興味をもってくれたり、日本文化や日本の教育を正しく知ってくれたりする子が増えてきてすごく嬉しいなと思います。ぜひ一度日本に来てみてほしいな。

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学校での勤務を終えて、今日の夜はスウェーデンのアイセックが企画してくれているGlobal Villageへ行きました。場所はSödertörn大学で、綺麗かつ大きな大学だったので、目的の部屋まで少し迷いました。

Global Villageではブラジル、スリランカ、マレーシア、イタリア、モロッコ、いろいろな国のブースが用意されていて、それぞれの文化を楽しめるようになっていて、いろんな国の人と話すことが出来ました。

各国それぞれが自慢の文化、伝統料理を置いていて、すごく楽しかったです。どれも美味しくて、特にブラジルのチョコレートボールと、モロッコのクッキーが美味しくて印象的でした。どの国のブースも魅力的で、死ぬまでにいろいろ各国をまわりたい気持ちが強くなりました。

私も気持ちばかり持ってきた浴衣、折り紙、団扇などをブースに並べました。渡航前は迷ったけれど、結果的に、なんとなくいろいろと持ってきてみてよかった!

人気だったのはけん玉で、みんな挑戦してくれて嬉しかったです。お寿司の消しゴムも人気でした。私は食べ物を持ってきていなかったので、特にいろいろ話した人には、会話中に折った鶴をあげました。

話すと、日本に興味を持ってくれる人がたくさんいて嬉しかったです。なかには今年の秋に東京へ留学しようと考えている方がいたり、来年の夏に旅行しようと予定をたてている人がいました。携帯のホーム画面をカオナシにしていたのが衝撃でした。食べ物や観光地をいろいろと教えておきました。

また、開催地であった大学に留学している日本人の方もいて、世界って広いのか狭いのか分からないなあ、と思いました。(笑)とりあえず、ここには書けないくらいたくさんの人に出会えて、話せて、楽しかったです!

こうやって、国は違えど、たまたま同じ時期にスウェーデンに来ているみんなが集まって、異文化を体験しながら交流できる場っていいよなあ、と単純に思いました。

Kahootのクイズを通して紹介されていたけど、AIESECは1948年の設立当初、戦争を二度と起こさないよう各国がお互いに理解し合い、調和のとれた世界をつくることが目指されていました。

それから時を経て、以前より人の移動が活発になり、その自由さが拍車をかけて、現在こうした異文化交流はもう珍しいものではなくなっています。でも改めて今日、いろんな人に出会えていろんな話を聞けて、こうした機会をもっと大事にしていきたいなと思いました。

そういえば、異文化を知ると自国を再認知するとよく聞きますが、今日はたくさん面白い話を聞けました。外国人にとって日本料理は本当に美味しいらしいこと、また、町中にある自動販売機を一目見たいと思っている外国人がいるということ、さまざまでした。

たしかに、スウェーデンにも駅には自動販売機があるけれど、道路の脇やスーパーの前など、どこにでもあるわけではないなと気が付きました。

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私は海外経験でいうと、高校1年生のときの2週間のハワイ語学研修と、今回スウェーデンでの海外インターンシップのみで、あとは国内で留学生と交流したり、アイセック活動を通して国際会議に参加したり、神戸大学委員会の運営する研修に参加してくれた研修生と関わったり、思い出してみると数えられるほど少ないことに気が付きます。

でも、文化の異なる人と出会い、いろんな世界を見ていくなかで、やっぱり私はこの先もずっと国境をこえたつながりを大切にしていきたいなと改めて強く思うようになりました。もっといろんな国に行ってみたいし、早いかもしれないけど、もし自分が親になるときがきたら、家族で世界中いろんなところへ行って、子どもにいろんな世界を見せてあげたいとも思います。

「国境」なんてなくなったらいいのにな。一概に言えないけど。


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