「紙に書いて考える」と時間短縮になる
物事を考えるときに「アプトプットが大切」というのはここ最近よく言われますよね。
頭の中だけで思考を完結させるのはなかなか難しいので、具体的に言葉したり図に書き出したりすることで、問題を俯瞰して観察することができる。
そうなるとまず職場のデスクに置いてあるパソコンを使って… となりますが、思考するときは紙に書くのがおすすめです。
うまく使えるようになると時短にも効果を発揮してくれます。
今回は「紙に書いて考える」ことのメリットを少しご紹介します。
難しい操作が一切不要:
当たり前ですが、パソコン上のアプリで文字や図形を書くには、そのアプリの操作方法をある程度身に付けている必要があります。
基本的な操作ならできるかもしれませんが、曲線を二股にしたり三股にするには?線の色や太さを変えるには?など、操作に慣れていないとパッとできないことも多いです。
操作方法を熟知していれば問題ありませんが、より直感的にアウトプットをするのであれば、紙のほうがまだメリットは多いようです。
脳が活性化しやすい:
紙にかいて考えると、パソコンを触って思考を整理するより脳内のシナプス同時発火数多いそうで(つまり脳の神経がいっぱい働く)思考が整理されやすいという研究結果があるのだとか。
見る→イメージする→言語にする→文字を思い出す→ペンを握る→紙に書く手触りや音で感覚が刺激される とPC上での操作より刺激が多いようです。
また、クリエイティブな作業をするときは、整理されているよりすこしごちゃっとしている環境のほうが良いという研究結果もあります。PC上で作業すると最初から綺麗に出来上がりすぎるので、やはり紙に手書きのほうが適度に乱雑で思考しやすいといえます。
記憶に残りやすい:
シナプスの同時発火数が多いことにも関連しますが、パソコン上で整理するよりも記憶しやすいというメリットもあります。
仕事の場では「なぜその結論に至ったのか?」をきちんと把握し回答できなければならないので、ここも重要なポイントの一つです。
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単純な思考のアウトプットであればパソコンへの入力で問題ないのですが、関連性の整理や根本問題の洗い出しなど、難しいことを解かねばならない場合は紙のほうが早く結論に辿り着ける場合が多いです。
特に雑然とした内容や、いまいちポイントがつかめない問題などを取り扱うときには効果的だと感じます。
また、手早く書き出せるので時間も短くて済みます。
ちょっと込み入った作業を始めるときは、とりあえず手を付ける前にどう攻めるか?を整理する必要がありますが、その作業がスムーズに済むと全体の作業時間も圧倒的に短くなります。
ただ、何でも紙に書くようにしてしまうとデータとしてメンバーと共有したり、保存したりがすぐできないデメリットもあるので注意が必要です。
あくまでも「思考の整理は紙に書く」と覚えておくとよいですね。
仕事内容に合わせた方法を使い、少しでも残業を減らしましょう!
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