部下の残業時間を減らす方法
中間管理職のみなさんは、自分のチームメンバーの残業時間、把握していますか?
サービス残業は無論のこと、そもそも残業は歓迎すべきものではありません。
端的にいって残業は会社にとってコストに他なりません。
しかし、ただ「残業時間を減らしなさい」といってもなかなか減りません。
今回は、残業時間の減らし方についてのご紹介です。
個人の残業時間とチーム平均残業時間を出す:
そもそも残業の多い人は、自分がどのくらい残業しているかを正確に把握していないことが多いです。
そのため、まずは自分がどのくらい残業しているのかを把握してもらいましょう。
しかし、個人ごとの残業時間だけが並んでいてもあまり響きません。
そのため、個人の数値+チーム平均も出すことで、具体的にこんなに多いのか…が実感できます。
また、少しデータが蓄積できてきたら、月ごとのチーム平均残業推移を線グラフにしておくとよいです。
管理者はチーム全体の残業が相対的に増えているのか減っているのかを把握しやすくなり便利です。
チーム全員に周知する:
ファイルを作って定期的にアップデートしていても、残業の多い人は自発的に見てくれません。
最低でも月に2回はメールで周知しましょう。
ここのポイントは必ずチーム全員に周知することです。
全員に周知することで「ああこの人残業多いなら手伝おうかな」や「さすがに多すぎて目立ってるから自重しようかな」という意識につながっていきます。
ちなみに掲示物として張り出すのはNGです。
手書きで書き直したり紙に印刷したりするのは時間も資源ももったいないのでやめましょう。
残業の多いメンバーと定期面談する:
ここまでやっても減らない人は減りません。
あまりにも他のメンバーよりも逸脱して残業が多い場合は
・仕事が多すぎる
・生産性が低すぎる
・残業代を稼ぎたい
のどれかです。
なぜ残業が多いのかの要因をしっかり話し合って聞き出し、一緒に解決策を見つけることが重要です。
そしてアプローチが間違っている場合は 残業は減らない+ストレスは増える と最悪のパターンに陥りますので、現状の体力やメンタルを伺うためにも2週間に一度は短時間の面談をしていくことが重要です。
ただ、基本的には面談はお互いに稼働がかかってくるので、よほど減らない場合の奥の手としてとっておくほうがよいです。
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通常は 残業数字を出し続ける+全体周知する だけで自然と残業量は減っていきます。
また、以前紹介したToDoを書かせて共有する仕組も合わせて行うと効果は抜群です。
是非試してみてくださいね。
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