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あえてアナログにして正解だったもの5つ

  • 本はKindle(キンドル)でダウンロードして、すぐに読める

  • 連絡はメールで一瞬で送れる

こんなふうに、デジタル化でどんどん便利になっていく現代。

しかし私は、あえてアナログにしている部分もあります。
それによって、生活の質はもちろん、仕事の質も高まっています。

今日は、私があえてアナログを選んでいる、5つのものをご紹介します。


(1)電子書籍ではなく、紙の本を読む

私は読書が大好きで、ビジネス書を中心に、年間100~150冊くらい読んでいます。

でも、本って場所を取りますよね。
そこで一時期、電子書籍(キンドル)に切り替えたことがあったのですが…

紙の本に比べて、本の内容が頭に入ってこない感覚があったのです。

それ以来、また紙の本に戻りました。

実際、以下のような研究結果も出ているそうです。

「文章の内容に集中できる」「目や体が疲れない」といった項目で、電子書籍よりも紙の本が優位になった。

小林・池内, 表示媒体が文章理解と記憶に及ぼす影響―電子書籍端末と紙媒体の比較― (2012),情報処理学会

物語のなかで発生した14個の出来事を正しい順序に並び替えるテストで、紙の本を読んだグループのほうが好成績を残した。

「読者は視覚的なものに加えて、触覚的な感覚を持つ。紙媒体を指でめくりながら、視覚の助けを得て読み進めることは、読者に文章に対する理解や定着を気づかせるのに役立つのかもしれない。おそらくこれが読者の助けになり、読者の物語の展開や進行の感覚に、より強い固定性と堅実性を与えることになるだろう。」

ノルウェーのスタヴァンゲル大学:アン・マンゲン氏が実施した実験

ちなみに私はマンガも読みますが、マンガは電子書籍で読んでいます。
マンガは、頭に入ってこなくても問題ないので^^

(2)スマホではなく、手帳にメモする

お気に入りの手帳(ダ・ヴィンチ)です^^

私は、仕事のアイデアや、ToDoなどを忘れないように、手帳を持ち歩いています。
※ちなみに、このnoteも、手帳に書いたものを清書してnoteにしています。

スマホにも、いろいろなメモアプリがあるので、便利なのですが、アイデアをふくらませるには、手書きのほうが断然お勧めです。

スマホをタップする時の手の動作は8種類ほどだそうですが、手書きの時の手の動作は、なんと1万以上にもなるそうです。

それだけ脳が活性化され、アイデアもわく、ということですね。

実際、以下のような研究結果も出ています。

「キーボードのタイピング」より「手書き」のほうが脳活動が活発だった

『Frontiers in Psychology』ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究チームhttps://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2020.01810/full

手書き作業は思考や創造性を担う脳の前頭前野を活性化させてくれる

東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太氏

上記のように、「アイデアをふくらませる」「思考を整理する」といった場合には、手書きのほうがいいようです。

一方、スマホでのメモは「保存できる」「検索できる」というメリットがあります。
そのため、以下のように使い分けるようにしています。

  • 手帳(手書き):アイデア発想、思考の整理

  • スマホのメモ:記録、後で使いたい情報の保存

ちなみに私は、メモアプリはEvernoteを使っています。

(3)Amazonではなく、本屋さんで本を選ぶ

私は本屋さんが好きで、週に2~3回は通っています。

Amazonも確かに便利なのですが、「本との偶然の出会い」は無いですよね。

Amazonをはじめ、Webサービスには「お勧め機能」がありますが、これは「これまでの私の好みの延長線上」の提案しかありません。

これだと、確かに「ハズレ」を引くことは少なくなりますが、「本との偶然の出会い」はほぼ起こらないでしょう。

私はこれまで、人生を変えてくれた本に何度も出会っています。
そしてそれらは、すべて、本屋さんで出会いました。

ちなみに私は、本屋さんに行くと、あえて「いつも自分は行かないコーナー」にも行くようにしています。

本屋さんって、だいたい行くコーナー決まってませんか?
以前の私は、以下のような決まったルートを繰り返しているだけでした。

  • 筋トレ関連の雑誌

  • ビジネス書のコーナー

  • 絵本コーナー(息子たちの本を探すため)

しかし、ある時から、いろいろなコーナーを回るようになりました。

その結果、興味の幅がすごく広がりましたし、素敵な本との出会いも増えました。

あなたもぜひ、いろいろなコーナーに足を運んでみてください。
あなたの人生を変える一冊に出会えるかもしれませんよ^^

(4)メールではなく、手紙を書く

手紙を書いている時間は、とても豊かで大好きです。

私は手紙を書くのが好きで、レターセットを常備しています。

妻や両親に手紙を書いたり、在宅スタッフさんに御礼の手紙を書いたり、お客様に送ったり。
手紙を書いている時間は、すごく豊かな感じがして、好きなのです。

メールやSNSで、瞬時にやり取りできる時代ではありますが、だからこそアナログな手紙は、心がこもっているように感じられますね。

ちなみに、手書きの手紙に関する、以下のような研究結果もあるそうです。

書きの文字はタイプされた文字に比べて「思いが込められている」というポジティブな印象を読み手に与えうる。

アナログ価値研究会(NTTデータ経営研究所が千葉工業大学知能メディア工学科山崎研究室、東京大学大学院総合文化研究科酒井研究室、王子製紙、ゼブラ、DIC、日本能率協会マネジメントセンターと共同で2015年に組成した研究会)

科学的にも、「手書きは心が伝わる」ことが証明されたのは、なんだか嬉しいです。

ちなみに、最近お気に入りのレターセットは、これです。↓

蛇腹(じゃばら)になっていて、任意の場所で切り離せるので、書く量に合わせて自由に使えるのが便利です。

(5)車ではなく、自転車を使う

自転車は、仕事にも健康にも心にもプラスです。

こちらの記事でも書きましたが、私は、自転車で2駅ほど走って通勤しています。

以前は車だったのですが、こんな面白い研究結果を見つけたのです。

【車の平均速度は、たった6キロ!?】

車の平均速度は、普通に考えたら「走行距離÷走行時間」で計算できますよね。
しかし、この計算は正確ではない、とイヴァン・イリイチ氏は語ります。

正確には、
●車の購入費を稼ぐための労働時間
●車の保険料や維持費、ガソリン代などを稼ぐための労働時間
●渋滞で止まっている時間
などを合計した時間を加える必要がある、とのこと。

この方法を使って、アメリカの様々な車の平均速度を算出したところ…
なんと、たった「時速6キロ」程度という結果が出たのです。

つまり、歩く速度とほとんど変わらなかった、ということです。

社会評論家:イヴァン・イリイチ

もちろん、車は便利なので、家族と出かけるときなどは使います。
しかし、普段の移動手段は、ほとんど自転車になりました。

そのほうが健康にもいいし、気分もいいし、ガソリン代もかかりません。

また、自転車には、以下のようなメリットもあります。

  • セロトニン(幸せホルモン)が分泌され、ポジティブな気持ちになる

  • 一種の「瞑想」のような効果があり、ストレス緩和や集中力アップにつながる

  • 心地よい疲労感が、睡眠の質を上げてくれる

あなたもぜひ、自転車を生活に取り入れてみてください。

まとめ


デジタルのものって、確かに便利だし、かっこいいし、ナウい(死語)ですよね。
しかし、上記のように、アナログだからこその価値やメリットもあります。

ちなみに、このnoteの下書きも、手帳を使って書きました。
手帳だけ持って、デジタルから離れて、カフェに行って、伝えたいことをスラスラ書き出していく。
この時間が、すごく好きなので、noteも楽しく続いています。

アナログとデジタルをうまく使い分けて、豊かな日々を過ごしたいものですね^^


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