miroを使ってオンラインでHMW(How Might We)に挑戦
広報の大塚です!最近寒くなってきましたね・・年末滑り込みで良い取り組みをしたので記事にしようと思って書きました。
わたしは広報業務の中で、コーポレートサイトの運用を担当しているんですが、ずっと悩みがありました。
どうやってコンテンツを増やせばいいのか?
どうやったら読者が増えるか?
読者が求めている記事を作ることができているか?
悩みはあるけど、何から手を付けていけばいいのかわからない・・・
という状況でした。
そこで、広報のメンバーが集まる広報会議でその悩みをぶつけてみたところ、「まずはコーポレートサイトがゆめみとしてどうあるべきかを考えるのがいいんじゃないか?」というアドバイスをもらったので、広報メンバーでワークショップを行うことにしました。
今回は、利用したワークショップの手法やサービス、そして実際どういった結果になったのをまとめたので、同じ悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです。
---------------------------------------------
準備するもの
・miro
・オンライン会議ツール
miroはオンラインでホワイトボードとして利用できるプラットフォームです。
ホワイトボードということなので、いろんな利用方法があるようです。わたしはこのワークショップを行うまでほとんど使ったことがなかったのですが、できることは幅広くあるので、会議で使ったり、壁打ちで使ったり、個人で頭の整理に使うなど活用できそうです。
利用するには会員登録が必要ですが、無料会員、有料会員があります。
価格にはプランがいくつかあるのでサイトをご覧ください。
オンライン会議ツール
オンライン会議ツールは有名なところだと、
・Zoom
・Google Meet
・Microsoft Teams
などありますよね。どれも無料会員で利用できるんですが、利用制限があるのでそれぞれのサイトをチェックしてみてください。
ちなみに、個人的はZoomが一番使いやすいですが、Zoomを使ってるとパソコンが重くなるところは難点です・・・
HMW(How Might We)の材料を作る
今回利用したワークショップはHMW(How Might We)です。
こちらの方の記事を参考に実施しました。
※今回この記事では詳しい紹介は割愛させていただきますので、記事をご覧いただければと思います。
事前に準備していたmiroはこちらです。
HMWの説明と、参加するメンバーそれぞれの枠を作るなどして利用しやすくなることを意識しました。
どれだけスムーズに進められるかと、あとから見返した時に思い出しやすい(時間たつと忘れそうなので)ようにしました。
HMW(How Might We)をやってみる
▼ワークショップに参加した広報メンバー
今回参加してくれたのは広報に関わるメンバーで、左上から由実さん、工藤さん、染矢さん、下段左からかつたろさん、私、あと外部のパートナーの方です。
普段からみんなでコミュニケーション取っているので、初めてのワークショップ主催にはいいチャレンジの場となりました。
今回のワークショップはデザインストラテジストのかつたろさんからアイデアとアドバイスをもらって行ったので、めちゃくちゃスムーズに実施できました。
クリスマスイブにおこなったので、一人だけサンタさんになってくれている染矢サンタがいました!彼にはAmazonの欲しいものリストを送っておこうと思います。
それでは実際にどのように行っていったのかご紹介します。
① 「HMW / どうすれば」をふせんに書こう!
まずは全員で、
「どうすれば我々は~をできるか」
ということをベースに考えていきます。
今回は「コーポレートサイト」というテーマがあるので、これを軸にみんなで洗い出しを行いました。
10分くらいで時間を区切って、思いつくだけ出してもらいます。
深く考えず、簡潔に書いてもらうことを伝えつつ、全員が大体5個以上は出せていました。
実際にみんなから出たHMWはこちら(一部のみ)
・社員が楽しんで参加してくれるイベント・ツールってなんだろうか
・リモートでの開発実績が豊富というのを伝えるにはどうすればいいか
・どうすればたどり着いた人の悩みにダイレクトにリーチ出来るようになるか
・どうすれば社外の人とコラボできるサイトにすることができるのか
・どうすればWORKSコンテンツを増やせるか
似たようなものもいくつかありましたが、意外と被っていない回答が多かったです。ここは普段の業務範囲が違うことや立場の違いで回答にばらつきがでたなぁという印象です。
② グループに分けよう!
全員で出したふせんをそれぞれ近しいものでグループに分けました。
ここも深く考えないで、大体近いもの、あとは「近いけどちょっと違うよね」というものは近くに寄せるなどしてみんなで分けていきました。
さらに、ここからカテゴリに分けてみることになったので、それぞれカテゴリの名前をつけていきました。
結果的に出てきたカテゴリはこちら
・ゆめみのメンバーを巻き込む
・ゆめみのことを伝える
・営業ツール化
・採用
・れいっち(代表である片岡の愛称)
・コラボ
・コンテンツ
・メディアリレーション
・運用
③ シールを張ろう!
最後は自分がこの中で重要だと思ったふせんにシールを貼ります。シールの数は何個でもいいらしいので、今回は参加人数も少ないので5個にしました。
カテゴリに貼っても大丈夫というルールも加えて、全員でシールを貼ったところ「営業ツール化」と「コンテンツ」が7個のシールを集めて同率一位という結果になりました。
ようするに、今全員がコーポレートサイトで考えるべきこと、取り組みべきことというのはこの2点だということです。
さらに、営業ツール化、コンテンツを軸に考えたときに、「運用」と「ゆめみのメンバーを巻き込む」が必要になってくることも理解が一致しました。
今後の取り組み方
今回のワークショップに出てきた「営業ツール化」と「コンテンツ」を考えるところから始めるために、次にやることも決めました。
まずは「営業ツール」と「コンテンツ」で出てきたHMWのストーリーボードを作ること。
さらにペルソナも作って、全員のユーザー理解を一致させた上で取り組んでいくことになりました。
今回のワークショップはここまで!
---------------------------------------------
HMWをやってみた感想
「めちゃくちゃ楽しかった」
これにつきますね!
社内のワークショップに参加することは過去にありましたが、それでも数回しか参加したことがなくて、チーム単位でやるのは初めてでした。
広報メンバーで行うことも初めてだったのでうまくいくか不安でしたが、参加してくれたメンバー全員で楽しく取り組むことができて開催してよかったなぁと思っています。
悩みを悩むだけで終わらせず、全員が一緒にやってくれたことに本当に感謝しています。
そして、悩みをどう楽しみに変えるかは自分次第なんだ、と気づいたことは今回大きな収穫だったと思います。
ゆめみでは顧客体験設計・サービスデザインの専門部隊がおり、今回わたしが実施したことより遥かに専門的かつ精度の高いワークショップの開催やペルソナ策定、ストーリーボードの制作ができます。
もし同じような悩みを抱えている方がいたら、挑戦することを忘れず、相談できる周りの方や企業に声をかけてみてください。
助けてくれる人は必ずいるはずです。