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職場の派閥争いの原因と対策はコレ!

頭の中のビジネススキルをみんなと分かち合いたい惠美須一慎です。

最近色んなところで分断が多い気がしませんか?最近のm&m'sのキャラクターが降板になるというニュースを見てそう感じました。

それぞれの立場を分けると、相手を攻撃してしまうことに繋がるので私は分けない事が良いと思います。

良くある話が、会社の中での部署間抗争。

マーケティング部と営業部
幹部と現場
経理とその他
などなど、会社内での分断は規模が大きくなればなるほどあるあるだと思います。

特にマーケティング部と営業部の争いはあるあるではないでしょうか?

営業『商品が売れないのはマーケティングプランが現場に即してないからだ!』
マーケティング『商品が売れないのは営業が現場の言いなりになっているからだ!』

営業『マーケティング部はいつも机上の空論だ』
マーケティング『営業はいつも提案ができていない』

世の企業にある営業マーケ抗争より

私は営業部もマーケティング部も経験して、あと事業計画といった経営企画にも携わってたので、総合的に俯瞰で見るようにしています。
しかし、ウチのマーケティング部の人は担当ブランドだけしか見てないんですね。
なんだったら『事業計画が未達であろうが、私の担当ブランドは計画達成しなければ!』という本末転倒な事を言ってきます。

そこでマーケティング担当者は営業を攻めます。『もっと売ってよ!』と。そして争いが始まります。


なぜ、こんな争いが起こるのでしょう?
私は、分けるから別れた結果だと思います。

営業部、マーケティング部、という部という肩書がつくとそこで、それぞれが分かれます。
明確な境界線ができればできるほど、それぞれの立場がハッキリと分かれます。

するとどうなるのか?
それぞれの組織で群れるんですね。そして考えが群れの中だけで伝播して、影響をしあいます。そうすると別の組織と価値観がどんどんズレて合わなくなってきます。

その行きついた先は、お互いが指摘しあいます。『あなたのココが間違っている!』と。そして攻撃性を増して、先鋭化していきます。最後には争いに発展して、お互いが怒鳴りあう不毛な会議をすることになります。


ここである社会実験が問題の原因と解決策を提示してくれています。

ある2つのグループに少年たちを分けて、キャンプに行った。
仮にAチーム、Bチームとしよう。
最初にAチーム、Bチームそれぞれ単独ですごす。そうすると仲間意識が生まれて仲良くなってくる。そして、チーム名を決めたりチームを象徴する旗を作ったりして、チームの団結力がどんどん高まっていく。(チーム特有の旗とか名前などラベリングするのも悪い意味でポイントが高い)

その後、『実は同じように別の少年チームがいるんだ』と言ってAチーム、Bチームが合流することになる。
そして綱引きなどのゲームをAチームとBチームですると、異常に勝利にこだわり、時として乱闘するくらいの激しい抗争になったそうです。

そしてこの社会実験には続きがあります。

AチームとBチームを仲良くさせようと、パーティなどの楽しい催しを行います。
そうするとどうなったか?

ますますチームがいがみ合うのです。残飯を投げ合うほどのケンカになったそうです。

ではどうしたらこの争いを解消できるのでしょうか。続きを見ていきましょう。

それは、お互いが協力しないといけないような問題が発生したことでした。
実験では、飲料水貯蔵タンクが故障したそうです。
そうすると飲料水はお互いのチームにとって必要なので、協力しあって修理しました。
また、水を運ぶトラックが立ち往生してしまったというトラブルになった時も、お互いのチームが協力してトラックを引き上げました。

トラック引き上げたときは両チームハイタッチしたのかな?

この両チームにとって、共通の問題を解決したときに、抗争がなくなったそうです。

なので、営業部とマーケティング部抗争で言うと、
『うちの会社が危機的な状況になった!今の商品が売れなくなったから新商品を作って市場拡大してくれ!』という会社の問題にすると解決できるんですね。

逆に抗争をあおるなら、
それぞれの部署だけで集まって、部署の名前や特有のを作る、部署オリジナルの象徴を作る(旗とか合言葉とか)とどんどんエスカレートしていきます。

良きにせよ悪しきにせよ、トップのコントロールが影響力高いです。現場の一担当が『抗争をやめようぜ!』といってもなかなか変わらない。トップの声、あと仲間を増やして複数の声を上げるということが有効だと思います。

近年、分断が多く見受けられます。そのときにぜひ上位目標にフォーカスすることを実践していければと思います。世の中の争いは解消されるのではないでしょうか。

うちの会社もまだまだ抗争がありますが、解消できるようにがんばります。


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