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春休みの半日。7歳と水戸芸術館。

「12:00にはお迎えに行くから。」

春休み中の小2になる上の子と約束をした。
平日毎晩21:30までにお布団に行けたら、毎週木曜日は12:00にお迎えに行くと。

せっかくの春休み。
共働きなので解放学級に通ってる。通ってくれていると言った方がいいか。

お弁当を持って、学校には持っていけないおやつも持って、お勉強道具も持って、ゼッケンも持って、通う。本当はあまり行きたくないようだけど、仕方ないことを察して、なんだかんだで通ってくれている。

1年前の入学当初を思えば信じられないくらいに順応した。今、「成長した」と書きそうになって、ちょっと違うなと思った。

解放学級に行けることが「成長」な訳ではない。行けなくても「成長」だし、行けたとしても「成長」より「順応」が近い。

あれ、何書こうとしてたんだっけ。。。

そうそうとにかく、春休みなのに毎日解放学級に通わせてしまっている後ろめたさを抱えていて。だから週に一度くらい、12時にお迎えに行ってお昼ご飯から夕方まで一緒に過ごそうと約束した。それが毎週「木曜」なのだ。

彼は先週からきちんと約束を守った。ギリギリセーフな日ばかりだけど、ちゃんと21:30にお布団に行った。弟と22時までべちゃべちゃおふざけしてたとしても約束は守った。だからパパも約束を守る。


今日は日清焼きそば『UFO』を食べるのを楽しみにしていた。一口だけもらったけど、あれ、世界で一番美味しい食べ物だわやっぱり。あのひさしぶりに食べたソースの味といったらもう。今でも鮮明に思い出せる。2口目行かなくてよかった。止まらなくなるところだった。(自分は蒸し鶏とゆで卵とプロテインで肉体改造頑張った)

昼食後、バスに乗って水戸駅へ。そのまま徒歩で芸術館に行った。

こういう時でないと、2人でないと展示を見る機会はない。だから行ってみることに。

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じっくり展示作品を観たいし、読みたいし、聴きたいのだけど、いかんせん7歳。ぐいぐい歩き進んで行く。さらっとどころではない。風をきって進んで行く。手を引っ張り足を止め「これちょっと観せて」と言わないと観せてもらえない。

そんなもんだと思ってた。それでいい。来たことに意味がある。お金を払って一緒に観たことに意味がある。

一つの映像作品で足が止まった。藤田光さんの映像作品。差別と震災についての実験映像。心理が崩壊してくサスペンス映画のようで心の均衡が取れなくなりそうだったけど、なぜか7歳も最後まで食い入るように観ていた。

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さささささーーーーーと早歩きでの鑑賞だったけど、1回目の経験ができたこと。「また来ようね」と伝えたこと。春休みの、たった半日の思い出だけど、何かのきっかけになるといいな。

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今度は、どの展示の、どんなところに惹かれたのか、、なんて話ができますように。

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