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なぜ「ノーパン」にここまでこだわるのか?『ととのうパンツ®︎』に必ず同梱している僕からのお手紙を公開します。

サムネイル画像で驚かせてしまい申し訳ありません。日本ふんどし協会の会長として「ふんどし」を普及している中川ケイジと申します。(画像はラジオ番組出演時に【ふんどしはTバックにはならない】という説明をしている僕の仕事風景)

サウナにどっぷりハマったことがきっかけで、ノーパンで穿けてそのまま寝れる、外にもいけちゃう『ととのうパンツ®︎』というショートパンツを開発し、6月から販売をしています。

日本を代表する熱波師のチームAPTの皆さんも、、#実はノーパンです。

これが大変好評を頂いていて、サウナのプロフェッショナルな方たちがこぞって評価してくれたことで、全国のサウナーの皆さんからたくさんのご注文を頂き始めています。

8月3日〜9日まではなんと、伊勢丹新宿メンズ館でもPOPUPで販売。大反響を得て、じわじわと確実に #実はノーパンです が広がってきています。

伊勢丹新宿メンズ館でのPOUUPでは
購入くださった一部のお客様には
#実はノーパンです  のパネルを持って
撮影させていただいてます(公開許可取得済)

ノーパンなんて面白おかしく聞こえるかと思いますが、実は真剣にこれまでの経験や想いを込めたショートパンツなんです。なぜ僕たちは『ととのうパンツ®︎』を作ったのか。なぜ「ノーパン」を広めたいのか。
オンラインショップで購入くださったお客様には同梱している手紙をnoteで公開したいと思います。手紙ってちょっと恥ずかしいのですが、読んでもらえたら嬉しいです。

↓↓↓


ととのうパンツ®︎』をご購入くださった皆さまへ
この度は誠にありがとうございました。心より感謝、御礼を申し上げます。
実は「ノーパンで過ごす」快適さを既に皆さんは知っていて、だからこそこの『ととのうパンツ®︎』にご期待くださったのだと思うと、胸にじんわりくるものがあります。

『ととのうパンツ®︎』を開発した私、中川ケイジは日本ふんどし協会の会長という立場でもあります。きっと(なんじゃその協会!)と思われましたよね(笑)。ご存知ないかもしれませんが、ふんどしには実はいろいろ種類があって、お祭りのそれじゃない日本人が戦後まで日常的に使ってきた「越中ふんどし」「もっこふんどし」というタイプがあります。
当社のオンラインショップには『ととのうパンツ®︎』と並んでびっくりするほどおしゃれなふんどしが!)
実はふんどしは一般的なパンツやショーツと違ってゴムを一切使わない。だから身体を締め付けない。血流もリンパも滞らせないから冷えやむくみに効果が期待できると、皮膚科や婦人科のお医者さんも勧めてくれています。睡眠の質を求める著名人の愛用者もとても増えています。

、、なのですが、どうしてもお祭りのイメージが強すぎてなかなか浸透しません。
僕はこの難易度が高すぎる「ふんどし」の研究と普及活動を2011年から10年以上、続けてきました。副業じゃなくこれを本業として。11年間事業として成立させてきたんです。ちょっと頭がおかしいですよね。。それは自分でも自覚してます(笑)
バカにされたりまあ色々ありましたが、なぜ途中で諦めなかったのか?
それは、初めてパンツを脱いでふんどしで就寝した時、あまりにも快適すぎて【人生が大きく変わった】強烈な経験があったからです。メンタルでしんどくなって半年間のドクターストップを宣告された後、ボクサーパンツから「ふんどし」に変え、驚くほどの快適さで睡眠の質が変わり、気分も楽しくなって、、、それで復活できた。ああ「ふんどし」ってみんなを元気にできるかも!と勝手に使命感を強く持ってしまったからです。(やっぱりかなり頭がおかしいw)


、、あれ、、、本当はこんなに長く書くつもりじゃなかったんです、、すみません。。皆さんにはなぜ『ととのうパンツ®︎』が誕生したのかをお伝えしておきたくなりました。もう少しだけお付き合いください。


ふんどしも一度試してもらえればその快適さに皆さん驚かれるんですが(特にお風呂上がりやサウナの後〜就寝時は最高です!)やっぱりなかなかハードルが高い。僕がどれだけメディアに出てプレゼンをしても、ラジオで熱く語っても、新聞の記事になっても、、、

Abema『2分59秒』でのプレゼンで千原ジュニアさんはふんどしに開眼

やっぱり「ふんどし」を実際に試してもらうまでには大きな壁があるんです。銭湯やジムに行った時、脱衣所でみんながみんな、お風呂上がりで身体が熱っているにもかかわらず、当たり前のようにピタッとしたパンツを穿いている。。。それを見る度に、もったいない!!と悔しい思いをしてきたんです。


2年前、コロナ渦になり、突然ふんどしの生地であるリネン生地がヨーロッパから入ってこなくなりました。縫製工場は医療用防護服の生産で手一杯。商品を卸していた百貨店やハンズもロフトも壊滅的な状況に…商品が作れないどころか売る場所も全て失いました。会社を畳まなければならないかも、、と胃が痛い毎日。小さい息子たちの学校や保育園も自宅待機になって狭いアパートに家族4人。今後の不安も重なってイライラが募って爆発しそうになった。。そんな時『サ道』に出会い「サウナ」にハマり、心身ともに救われました。

そうだ!サウナ後に下着なしで穿けるショートパンツを作ろう!
そしてそこには「ふんどし」の知見をしっかり取り入れた今までになかったものにしよう!

いてもたってもいられなくなった僕は、すぐに直接『サ道』の著者であるタナカカツキ先生に相談へ。初めましてなのに、ニコニコとじっくり話を聞いてくださった先生から「いいアイデアじゃないですか!」と言ってもらえた帰り道。ふんどしに出会ったあの時と同じようなドキドキ感でずっと身体が震えていました。(なんとこの日のことがきっかけで、『サ道』5巻〜ふんどし男登場〜の回に、取材協力として日本ふんどし協会の名前が記載されています。なんと私らしき人も登場!? 是非、探してみてください)

この日から1年以上、商品企画のメンバーと工場の職人さんたちと一緒に、試行錯誤やテストを何度も何度も繰り返して、ようやく完成。昨年のテスト販売1137枚完売の反応を見て、このパンツの価値を確信。『ととのうパンツ®︎』という名称で正式にリリースすることができました。


よければ今、実際に商品を手に取って見て下さい。

真ん中を「ふんどし」の形状にしたことで性別フリーで使用可能に。

インナーを引き出してもらうと三面の立体構造になっています。真ん中の細長い長方形の一枚生地が、実は「ふんどし」の形状そのものなんです。
今、ふんどしを下着として使ってくださっている方は、緊急性のあるトラブルを抱えていらっしゃる方が多い。デリケートゾーンのトラブル、アトピーなどによるかゆみ、下着の締め付けによる冷えやむくみ、など。(男性力の衰え(血流)を感じていらっしゃる方も!)
そんな方たちにとって、生地と生地の縫い目の凸凹すら肌に違和感やかゆみを感じさせてしまう。だからまず縫い目と品質表示が必ず外にくるように(赤ちゃんの肌着と同じく肌に直接縫い目を触れさせないよう)設計
そして通常、ちょうど真ん中で十字に縫い付ける仕様をインナーでは採用せずに、先ほどご紹介した「ふんどし」の形状を取り入れた三面立体に。外側と内側の仕様が違うことを実際の商品で見比べてみて下さい。真ん中に十字がくる一般的な構造で外も内も作ってしまうと凸凹が真ん中で二重になり、女性のデリケートなゾーンにちょうど重なってしまう。この小さな違和感を避ける目的にもなっています。このことで『ととのうパンツ®︎』は性別を問わず穿いていただけるようになりました。
(※この構造は独自のものと認められ実用新案を取得しました( 登録第3235726号))

インナーの色が全部違ってそれも楽しい

僕たちは『ととのうパンツ®︎』を通じて、ノーパンで過ごすというこれまでに無かった価値や体験を届けたいと考えています。お風呂上がりやサウナ上がりのととのった状態って、まさに【自分をいたわる】時間。仕事しすぎてメンタルがしんどい、コロナ禍や戦争の影響で変わっていく生活、人間関係も含めて、24時間365日ずっとずっと何かに追われ、締め付けられてしまう生活。ここにノーパンという切り口で【自分をいたわる】時間を提案したいんです。だって自分が毎日気持ちよくハッピーに過ごせてないと、他人にもやさしくできないですもんね。


商品の原価を公開しているのもそんな理由からです。

商品についてより知ってもらうために原価の内訳を公開

使ってくれる皆さんはもちろん、この商品に関わる全ての人がハッピーになる循環を作りたい。この商品は誰の手を経由して届けられるのか。生地はもちろん、縫製から発送まで、あなたの手に届くまでに誰の手を経由するのかもちゃんと知って欲しい。商品価格の中に、誰にいくら支払われているのか、その内訳も知ってほしい。全てにおいて誠実でいたいし、嘘もつきたくない。だから堂々と公開しています。商売が下手だって賢い人には言われますけどね(笑)。でもだってその方が使ってくれる皆さんも、作り手側の僕たちも気持ちがいいじゃないですか。関わる人たちの中に誰一人として泣く人がいてはいけないんです。
こうして原価の内訳を公開したことに対して、想像以上に嬉しい反響を頂いています。結果的にこれまでのアパレル業界へのアンチテーゼに見えてしまうかもしれません。批判するつもりではないですが、でもこれって大手メーカーさんには絶対にできないことです。
ちなみに、『ととのうパンツ®︎』を一般的な流通に乗せると16,000円以上します。

予想以上の反響に工場のおばあちゃん含め関係者みんなで泣いた!

3月に実施したmakuakeでの先行予約。ここで反響がなかったら、、と不安だった日々を乗り越えて、こうしてたくさんの、本当にたくさんの方に応援購入して頂けた。しかもその方達が快適さにびっくりされてリピートで購入くださる。。この期待がとても嬉しく、同時に大きな責任も感じています。
僕が11年間「ふんどし」を通じて発信してきたお風呂上がりから翌朝までは【自分をいたわる時間に】という想いの全てを『ととのうパンツ®︎』に込めました。

是非皆さん。窮屈な下着は一旦置いておいて、『ととのうパンツ®︎』に直接足を通してみて下さい。締め付けられない開放感を新しい生活基準にしてください。サウナの行き帰りは『ととのうパンツ®︎』で「ととのい」を長く感じてください。


長々としたお手紙になってしまいました。ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。最後に一言だけ。

『ととのうパンツ®︎』を通じてできたこのご縁を、大切にさせて下さい。

こうして繋がれたこと、とても心強いです。実際に使ってみてもらって、思わず笑っちゃうほど快適だったら、一緒にこの価値観を誰かに教えてあげて下さい。使ってくださった皆さんの感想や声が大きな追い風になってくれます。気に入ってもらえたら、僕たちが提供したい価値に共感してくださったら、是非一緒に広めて下さい。1つのツイートや口コミでお力をお借りしたいです。


最後に。
僕一人では到底このプロダクトを作ることはできませんでした。
・クリエイティブ全般に関わってくれているチームメンバー
・サンプルから量産までいつも丁寧に縫製してくれる縫製工場
・商品の発送を担当してくれている長野市の就労支援事業所Re .co
・makuake期間中に応援ポスターを貼ってくださったサウナ施設
・購入くださったみなさん

関わってくれている全ての人のご協力のおかげでこの商品ができました。全ての人に心から感謝しています。


でも、まだまだ始まったばかり。
『ノーパンで過ごす時間』=【自分をいたわる時間】を全国に、そして世界にまで広げたい。なので是非、引き続き使って下さい。それが僕たちの大きな力になります。


長文なのに、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
今後とも、何卒、よろしくお願い致します。

中川ケイジ

追伸
商品についてでも、個人的なことでも、叱咤激励、何かあればいつでも遠慮なくこちらからご連絡ください。



【中川ケイジ PROFILE】
(社)日本ふんどし協会 会長。2011年よりリラックスウェアとしてのふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』を展開。ソーシャルプロダクツアワード2022受賞。2021年7月、お風呂上がりから翌朝までノーパンで履ける『ととのうパンツ®︎』プロトタイプ版リリース。使う生地はmade in japanのコットン100%のみ。商品の生産も全て被災地。発送は就労支援事業所に依頼するなど【関わる人が全員ハッピーになる循環】を目指し、日々ブランド運営に奮闘している。2015年子育てのために都内から茨城県水戸市に移住。講演多数。サウナ大好き。

著書
『人生はふんどし一枚で変えられる』(discover21)※全文無料公開中!
『夜だけふんどし温活法』(大和書房)
【全文公開】鬱になったダメサラリーマンが、下着を変えたことから人生が好転し、起業までしてしまった話。
https://note.com/k_nakagawa/n/n565ed057c4ea
『ととのうパンツ®︎』が購入できるオンラインショップはこちら
https://plus-charming.shop/

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