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ペルソナを「自分以外」に設定できない理由

5年以上前に2万円ほどで購入したスティーブ・ジョブズのフィギュア。

昨日、メルカリで売れました。12万7500円という値段で。

元々レアなものを買っておいて後で高値で売ろう!なんて考えていません。

Apple信者の僕が、あくまでも自分のために買っておいたもの。


封を開けるきっかけがなくてそのまま保管していたものの、断捨離のため、そして自分よりも価値を感じてくれる人にお譲りしよう、と1年前にメルカリに出品。これまで複数の方々からの値下げ交渉を頑なに断り続け、昨日ついにとあるお客様に引き取られました。

お小遣いが増えた!ラッキー!

な話じゃないです。

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好きなものや好きなことが共通している人同士にしか分からない価値がある。

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そこが重要なんです。

自分が作る商品やサービスも不要な人からすると、その値段を「高!」を言われることがほとんどじゃないですか。

そもそも欲してもない、興味すらない人には何をどうしたって売れないんです。

・ノーパンで穿けるショートパンツに、14,000円
・マラソン大会に出場するのに、15,000円
・自分の学びのための合宿参加に、200,000円

、、、

これ皆全く興味ない人からすると「高!」でしょ?

でも僕は喜んでお金を払える。自分が必要としていることだし、欲していることだから。

よく取材やマーケティングを勉強している賢い人から、「ペルソナはどうやって設定してますか?」と聞かれることがあります。でもよっぽど組織内でマーケチームがある大企業以外、ペルソナって自分以外に設定できないはず。

だって、その年齢や年収や立場じゃないのに、本当のことが分かるわけがないじゃないですか。

世の中のほとんどの商品やサービスは、真面目に自分以外のペルソナに向けて商品作りや発信を努力しますが、残念ながら、ほとんどの商品やサービスは誰にも刺さらないまま終わっていく。

【ペルソナ=自分】しか選択肢はなくて、

「自分が欲しいから作ってます!なのでお口に合わないかも。でもよかったら試してみて!めっちゃ良いから!」

堂々と、こう言えるブランドは強い。

シンプルに自分が欲しいものを追求していく。これに尽きると思います。


【中川ケイジ PROFILE】
プラスチャーミング代表。2011年よりリラックスウェアとしてのふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』を展開。2021年7月、お風呂上がりから翌朝までノーパンで穿ける『ととのうパンツ®︎』をリリース。使う生地はmade in japan。商品の生産も全て被災地。発送は就労支援事業所に依頼するなど【関わる人が全員ハッピーになる循環】を目指し、日々正直なブランド運営に奮闘している。2015年子育てのために都内から茨城県水戸市に移住。講演多数。サウナ大好き。

著書
『人生はふんどし一枚で変えられる』(discover21)※全文無料公開中!
『夜だけふんどし温活法』(大和書房)
【全文公開】鬱になったダメサラリーマンが、下着を変えたことから人生が好転し、起業までしてしまった話。
https://note.com/k_nakagawa/n/n565ed057c4ea
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