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透明なキミ

これは想像だったのだろうか。

見えるものは見ないようにして、
見えないものを見ようとしてきた。
そんな生き方だった。

何もない場所にも音をつけて、言葉をつけて、
全部が想像だったのかもしれない。
私の当たり前は、あなたには何も見えていない。
私の当たり前が、あなたには何も伝わっていない。
そんなことを今さら知らされるのかよって
思い知らされるのかよって笑われるのも嫌で
何かのせいにしてないと自分が守られない。

透明のような自分と、透明でしかない心の中。
ただ何色にもなりたくなかったのかな?
それともなれなかったのかな?

色を塗るような歌詞が好きだ。
色のある景色が好きだ。
だから、エッセイでもそんなようなことばかりを描く。

大した夢もないけど、綺麗なものだけ見ていたい。
本当にそれだけなんだ。

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