【映画感想】バビロン

今回は2/11(金)公開のバビロンについて書きます!
ネタバレ含むので未鑑賞の方はご注意ください!

今作は「ラ・ラ・ランド」や「セッション」のデイミアン・チャゼル監督最新作。
宣伝もめちゃくちゃ気合入ってるし、アカデミー賞候補!みたいなのも凄く全面に出してましたね。

ざっくりあらすじ

1920年代のハリウッド黄金時代を舞台に撮り上げたドラマ。チャゼル監督がオリジナル脚本を手がけ、ゴージャスでクレイジーな映画業界で夢をかなえようとする男女の運命を描く。
映画.com

初めに触れておくとこの映画かなり描写が過激です。
エログロが多く、汚物が苦手な方は要注意です。

そして冒頭から汚い。
ポップコーンとか食べてる人注意してくださいね!!

そして予告でも取り上げられているパーティーシーンへと進んでくのですが、このパーティーシーンが異様でとても狂ってる。

大音量の音楽に何でもありなパーティーが見事に描かれてました。
前半は特に静と動がしっかりしてて、パーティーシーン、会話シーンが上手く織り交ざっていて良かったです◎

ざっくり映画を取り巻く人たちのお話なのですが、
サイレントからトーキーへの移り変わりのタイミングでもある時代の話なので、
サイレントだからこそ撮影中でも監督の指示や怒号が飛び交ってて、逆にトーキーは当時の撮影技術的に絶対他の音を入れてはいけないから異様に静かだったりしてそこも静と動の表現が面白いなと。

自分の知らない時代の映画はこうして作られてたんだなって。
もちろん脚色された部分もあるとは思いますが、、、

各役者の行く末にもフォーカスしていくのもリアルですよね。
普段何気なく映画を観てしまってる部分もありますが、そこには監督やスタッフさん演者さんそれぞれの想いがありやっぱり一筋縄では行かないよなと。

当時のハリウッドスターならではの葛藤、苦悩はグッときましたね。
映画も進化していく中で気付かず取り残されてしまう人々や、それでも自分の表現、やりたい事を貫こうとする人。
映画界だけではなく、これはどの世界でも共通することですね。

後半出てくるトビー・マグワイアも存在感が半端なくて良かったけど、ちょっとあの下りは無理矢理入れ込んだ感があって微妙だったかな。

そしてラストへ向かっていき、それぞれの結末が描かれて行きます。

最後のシーンが個人的になんとも……。
今作で描かれていたような事が色々あったけど、今はこんな名作がたくさん産まれてるんだよ!って感じで名作のシーンがパラパラと映し出される演出が少し冷めてしまいました……。

分かるんだけど、それはやめて欲しいかなという気持ちに。
もちろんそこはテンション上がる人もいるとは思います!!


トータルしてめちゃくちゃオススメ出来るか?と言われればそうでもなく、人を選ぶ作品だと思います!
けど3時間越えの作品にしてはそこまで長く感じること無く観れた作品でした◎

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,494件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?