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新たな社会主義?AIがもたらす働き方の変化で同社会が変わるのか?

AIがもたらす変化と社会主義の類似点

AIの出現により、仕事のありかたが大きく変わると言われています。この中で特に注目されるのが、AIによって多くの職が失われ、失業という状態にちかい人口が増える可能性があるという点です。

キャリアにおいても意識高い系が善とされた20年間から、より個人的な幸せを実現しやすい働き方を支持する流れも出てきています。今まさに既存の働き方に疑問符を感じる人が増え、それをAIがここ数ヶ月でブーストさせた感覚があります。

今回はAIがもたらす働き方の変化によって、より完成した社会主義的な社会が実現するのか?という点について個人的な意見を書きたいと思います。

失業の増加

AIによって多くの職が失われる可能性があることは否定できません。特に、単純作業やルーチンワークが多い職種は、AIによって代替される可能性が高いと言われています。

ソ連時代の社会主義でも、下記を理由に多くの人々が失業していました。
①重工業中心の計画経済による雇用の減少
②国営企業の民営化湿板などの経済改革の失敗
③経済の停滞など

しかし、AIによって失われる職が新たな職種を生み出す可能性もあるため、「働かない生き方」が増える可能性があると思います。

生産性の向上

AIがもたらす変化の中で、最も大きなポイントの一つが生産性の向上です。AIによって、より正確かつ迅速な判断や作業が可能になるため、業務の効率化が進むことが期待されています。

日本においては総GPTでは、世界3位に位置していますが、一人あたりGPTは27位と生産性が課題と言われています。

また、ソ連時代の社会主義でも重要な課題でした。
①労働者のモチベーション低下による生産性低下
②技術の更新が滞り、生産性の低下につながる
③自由市場経済との比較による生産性の低下

生産性を向上させることによって、豊かな社会を実現することは、未達の目標であったトリクルダウンを完成させる要因の一つになる可能性があります。

全体主義的な社会

AIによって生産性が向上することで、少ない労働時間でより多くの収入を得ることができるようになる可能性があります。

これは、ソ連時代の社会主義にも共通する要素です。全体主義的な社会においては、労働時間を短縮し、多様な文化活動などが奨励されていました。

AIによって生まれる豊かな社会では、同様の動きが期待されるかもしれません。AIによって労働時間が短縮された場合、人々は自由な時間を多く持つことができるため、趣味や自己啓発などに時間を費やすことができます。このような自由な生き方が奨励される社会が、AIによって実現する可能性があります。

教育の重要性

AIがもたらす変化の中で、教育の重要性が高まることも指摘されています。

AIによってルーチンワークや単純作業が自動化されるため、人間に求められるスキルも変化していくことが予想されます。AIを活用し、人間が行うことのできない創造的な作業や、人とのコミュニケーション能力などが重要になってくることが考えられます。

このため、教育を通じて、これらのスキルを身につけることが求められるようになるでしょう。AIによって自動化される職種が増える一方で、新しい職種やスキルも生まれる可能性があるため、教育の重要性はますます高まっていくことが予想されます。

予測はおそらく不可能。だからこそ自分の「面白い」を軸に「興味を持ち、実行する」を身につける必要がある。

AIがもたらす変化には、失業者の増加などマイナスの側面がある一方で、生産性の向上や豊かな社会の実現などプラスの側面もあります。

ソ連時代の社会主義とAIがもたらす変化には、全体主義的な社会や生産性向上などの共通点が見られます。

また、AIによって自由な生き方が奨励される社会が実現する可能性もあります。そして、教育を通じて、新しいスキルや職種を身につけることが求められるようになるため、教育の重要性はますます高まっていくことが予想されます。AIがもたらす変化によって、我々の生活がより良くなることを期待したいと思います。

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