「パン屋ではおにぎりを売れ/柿内尚文」ビブリオエッセー

《汚してしまったのは手放さないためかな》

思考法のあれこれは、あちらこちらの本に散りばめられている。
自分にはどれがあっているのか、この課題にはどれが合うのか、使いこなせるのはどれかな。

そして最大の問題が、一体全体どの本にかいてあったのかが書いてあったのかがさっぱり思出せないことだ、
運良く見つかったとしても、一流起業のビジネス向けに書かれたりしていたら、がっかりもする。

この「パン屋ではおにぎりを売れ」には、さまざまな思考法が小学生でも理解できそうなぐらいのすぐに使える状態で解説してくれている。

実はこの本を読んでいる途中で何度となく手から飛び出して墜落された。汚れも折り目もついた一冊は、なかなか次へ回しづらくなった。
もしかしたら、どこへもやれないようにしてくれたのかもしれないなと思った。
しばらくは、思考の教科書として活躍してもらおう。

私が今気に入っている思考法は、大谷翔平選手が高校時代からやっているというマンダラだ。
誰かに教えたくてウズウズするぐらいに気に入っている。

この一冊で一番納得した一文は
「自分が凡人だからこそ、凡人の心を理解しやすいはず。」
自分なんて、とは思わずにいよう。