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#121 カリンバ買ったの、忘れてない?

 こんにちは、鏑木澪です。

 ひとつくらい、弾ける楽器がほしい。

 そう思ってカリンバを購入したのは、2年前か、3年前か、記憶が定かではないですが、大学生の頃でした。

 本当はギターとか、ウクレレとか、ピアノとか、弾きながら歌える楽器に挑戦してみたかったのですが、寮の部屋があまり広くなかったのと金銭的にも余裕があるわけではなかったので、諦めました。

 同じ楽器でも、初心者用の安価なものなら手が届いたと思うのに、「せっかくだから、長く使える良いものを買いたい」と思ったがために、手が出ませんでした。

 それに、下手な人間が練習している音なんて、ただの騒音なので、近所迷惑にしかなりません。
(あんな壁の薄い寮でやられたら、たまったもんじゃない←)


 なぜカリンバに行き着いたのかは覚えていません。

 優しい音の鳴る楽器なので、癒されたいと思っていたのしょうか。


 もう、大学も卒業しましたから、数年経っているわけですが、

 ……弾けません。(オイ)

 ちゃんと練習していたのは、最初の数ヶ月かな。
 それすら怪しい。

 カリンバには、ピアノでいうところの黒鍵の音がありません。
(チューニングを変えれば作れるけど、基本的にそうしない)

 そもそも初心者には無理だろって話なのですが、「好きな曲のメロディーを拾って弾いてみよう」と思っていたものですから、「いや、ここの音ないやん?」と思ったのが最初の挫折でした。(よく覚えてないけど、たぶんそう)

 それから、YouTubeで演奏されている方の動画を漁り、楽譜を見ながら弾いてみようと試みました。

 どうして、音が左右に上がっていくんだよ!ッ
(「DBGECAFD”C”EGBDFACE」と”C”を中心に音が並んでいます)

 弾けないくせに、幼い頃、ほんの少しだけピアノを習っていたせいか、違和感が凄まじく、この並びがなかなか手に馴染みませんでした。

 ちなみに、当時は中島美嘉さんの『雪の華』を弾きたいと思って練習していました。

 そもそも、この曲の印象から「カリンバを弾けるようになりたい!」と思ったのかもしれません。
(たった数年前のことなのに、どうしてこんなにも記憶が曖昧なんだ)

 実際の音は、ハンドベルっぽいような、オルゴールっぽいような、今の私はエレピとオルゴールの音を合わせて作ることしか思いつかないけれど、少なくともカリンバの音ではなさそうですね。

 あぁ、編曲もするのに、音色が分からないのって致命的では。
(気がつきたくなかったぜ。気づいてたけど←)

 まぁ、ともかく。

 他には、『やさしさに包まれたなら』『海の見える街』『あの夏へ』など、ジブリ関係の曲を中心に練習しました。

『First Love』も練習した記憶があるので、「自分も曲作りがしてみたい」と思い始めた頃だったのかもしれません。

 私はヒッキー(宇多田ヒカルさん)がきっかけで、作曲を始めた人間なのですが、長らく「これは、宇多田ヒカルの曲だ」と認識して彼女の曲を聞いたことはありませんでした。

 ふとしたことで色々なものが結びついて、ファンになり、自分も曲を作り始め、今に至ります。


 いやぁ、人生。
 何があるか分からないですね。
(テンプレ台詞←)


 結局、弾ける楽器はないままですが、「その楽器のプロになるつもりはないのだから、まずは触ってみよう」ということで、比較的安いものを選んで、興味のある楽器をいくつか購入しました。

 どの楽器も、DAWで音を鳴らしてヘッドフォンで聞くのとは違って、自分の身体に音が響いてくる感覚が新しく、今でも楽器を触ってそれを思い出すたびに感動します。

 逆にいうと、毎日触っているわけではないので、その感覚を定期的に忘れているともいえます。。。

 ある程度弾けるようになったところから上達する気配がなく、私の中の”もっとまじめにやらなきゃボタン”がプッシュされそうになるのですが、「それは良くないんだよ」という悪魔の囁きに負けまして、練習しておりません。

 私は演奏したいわけじゃなくて、曲が作りたいんだ!

 これが、サイコーのいい訳です。

 しかし、無限に時間があるわけでもないので、自分なりにつけた優先順位を大切にしたいと思っています。

 やりたいと思ったことは、なんでもやる!

 そう決めたはずが、できないことだらけです。
 それでも、少しずつできることは増えてきたと思うので、ぼちぼち続けていきます。



 余談ですが、中島美嘉さんの『僕が死のうと思ったのは』は、タイトルの衝撃が強く、しばらくちゃんと聴けずにいたのですが、藍井エイルさんがカバーしたことをきっかけに聴きました。

 昨年末に、『THE FIRST TAKE』バージョンが公開されたことでも話題になっていたと思います。

 曲の持つパワーが強く、最終的には前向きな歌なのですが、10年前の私にはそれを感じ取れるような経験がなかったと思うので、大人になってから改めて聴くことができてよかったです。

 どんなに歌に説得力があっても、自分の中に納得できる要素がないと余計につらいといいますか、上手くいえませんが、昔はとても最後まで聞けなかったと思います。

 それでもまだ、”世界に少し期待”しているから、今日まで生きられたのかもしれませんね。


 ぼちぼちやっていこう!

 あ、エイルちゃんのカバーも貼っておきます。


 うん、今日も生きてる!

 ではでは〜


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