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#58 祝IDOLY PRIDE、1周年!

 こんにちは、鏑木澪です。

 相変わらず、数日から数年、時には数十年単位で反応がズレている人間なので、遅れてしまいましたが、6月24日で

『IDOLY PRIDE』のアプリがリリースされてから、1年経ちました!

 おめでとうございます!

 事前予約して、どきどきしながらダウンロードしてから、
 もう1年経つなんて、いや、まだ1年?
 そんな不思議な気持ちです。

『IDOLY PRIDE』(以下、アイプラ)については、以前にも話題にしたことがあるので、併せて読んでいただけると嬉しいです。

 私が、アイプラを始めたのは、
「好きな声優さんがでていたから」
「好きな作曲家さんが楽曲提供をしていたから」
 この2点が大きかったです。

 アニメも同じような流れで視聴して、
「王道(というかもはや鉄板?)のストーリー……、だな」
 そう思っていました。

 しかし、ゲームを始めてからしっかりとボリュームのあるストーリー(しかもフルボイス)を読んでいくとキャラクターがよく見えてきて、かなり楽しめています。


 少し前に実装された、III Xのエピソードを昨日、ようやく読みました。

 本編から見たIII Xは、彼女たちの背景が見えないぶん、
「どうして、そこまで?」という部分がとても気になっていました。

 また、III Xが劇中でやろうとしていることが、私個人としては、現実と重なる部分が大きくて
「どうして、こんなストーリーにしようと思ったんだろう。やるにしても、今はやめてほしい」
 そんな気持ちが大きくて、しばらく本編を読む勇気がでませんでした。
 それでも読んでしまった後は、はやく顛末を知りたいと思っていたのです。

 あまり書くと、ネタバレになってしまうので、このあたりでやめておきます。


 長瀬麻奈(CV.神田沙也加)

 このキャラクターは、私のなかで、現実と物語の境界を曖昧にしてしまいます。

 彼女を見れば、歌声を聞けば、元気が出るし、
 自分も彼女のような心を持った人間でありたいと思います。

 でも、同時にとても悲しい気持ちになるのです。

 私のなかで、必要以上に組み合わせられた情報とそれに対する感情が、このキャラクターに意味を持たせすぎています。

 思ってしまうのです。

 新衣装が追加されても、ボイスはついていない
 エピソードが追加されることがあっても、新曲はない

 麻奈ちゃんは、劇中で既に亡くなっているアイドルですから、当然といえば、当然です。

 でも、どうして?

 そう思わずには、いられません。


「失われた歌声」

 神田沙也加さんが演じてこられたキャラクターは、この属性を持っていることが比較的多かったと、個人的に感じています。


 こんなにもはやく、本当にそうなるなんて……。


 今月の18日。
 あの日から半年。

 私にできることなんて、なにもなかったのだけど、

 それでもなにかできることがあったんじゃないか
 まだこれからできることがあるんじゃないか

 そう、考えない日はありません。


 人の死に対して、
「覚えていたほうがいいのか、忘れたほうがいいのか」
 そう考えることがあります。

 幼い頃、
「すべての人の記憶から消えた時、本当の死が訪れる」という話を聞いて
「長いな」と思ったのを覚えています。

 私は、それほど多くの人の記憶に残るような人間ではないと思うので、心配することもないのですが、それでも「長い」と感じたのです。

 はやく、忘れてほしい

 しかし今、私がしている”創作活動”というのは、その気持ちと矛盾しています。
 作品は、おそらく、私より長生きします。

 覚えていてほしい

 この気持ちがないといったら、嘘になります。


 どうするのが、正解なのでしょうか。


 少しずつ、夏が近づいていますね。

 

 ではでは。



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