#221 『雨宮天作品集1-導火線-』、拝聴!

 こんにちは、鏑木澪です。

 本日、雨宮天さんが全収録曲の作詞作曲を自身で手掛けた初のEP
『雨宮天作品集1-導火線-』がリリースされました!

 天さんの歌謡曲愛が伝わる一枚です。

 昭和歌謡といっても、方向性が色々ありますから、どの方向でくるのかと思っていたら、まさかの全方向(いや、この曲数では流石に”全て”とはいかないけど)、いろいろな曲調で、多彩な歌声を聴けて、私は嬉しいです。

 天さんは以前、歌謡・ポップスの名曲をカバーしたアルバムもリリースされています。

 そちらもぜひ。
(回し者みたいになってるけど、そういうわけじゃないです笑)


 SNSを見ていると、探しているわけじゃないのに情報が流れてくることがあって、肯定的な意見もあれば、否定的な意見もあるのが当然で、このEPについて「昭和歌謡曲をテレビで見てた身からすると、クオリティが伴ってないから聞く気がしない」といいながら、しっかり聞いている人とかいて、

 面白いなと、、、
(喧嘩を売りたいわけじゃないです、、、←)

 昭和歌謡の何がすごいと説明できる知識もなければ、生まれてもいないので、リアルタイムで音楽と映像に触れていたわけでもありませんが、70〜80年代にも好きなアーティストがいて曲を聴いている身(私)としては、

 昭和歌謡の要素を取り入れつつ
 現代的なアプローチをしているので
 いいところに落としているな

 何様だよって感じですが、そんな印象です。

 ただ、欲をいうと、もっと「昭和歌謡ゴリ押し(昭和歌謡を聞かない人からするととっつきにくい)」みたいな感じでくるのかと勝手に想像していたから、

 どちらかといえば、「ボカロジャズ」「ボカロ歌謡」とでもいうのか

 ボカロ曲でも、レトロな要素を取り込んだ流行り曲って少なくないと思うのですが、そんな感じで、裾野を広くとったのかなと思います。

『初紅葉』は、個人的には「ゴリゴリ昭和歌謡(いや、演歌なのだろうか?←そこを区別する概念が私にない)」の部類です。

 こういうの、好きだな。。。

 いや、私って演歌が好きなのかな?

 以前から何度も言っておるのですが、私はあらゆるもののジャンル分けが苦手でして、歌謡曲に演歌も含まれているはずだから、歌謡曲と言っても間違いではないと認識していたところ、私の中では歌謡曲(大衆音楽)の部類になるものが、世間では演歌と呼ばれていたりして、私の線引きはちょっとズレているみたいです。

 私でも明確に演歌だと認識できるものは、歌い方(節?)にもっと癖があって、歌詞の内容はどちらかといえば、現実的……いや、時代によっては演歌のほうが夢を語っているのかしら?

 ……はい、わかりません、知りません。
(思考を放棄したやつ←)


 んー、昭和歌謡ってなんなんだろう?


 昨晩も母とこんな話をしました。

私「昭和の歌番組って基本、生で歌いよったんよね?」
母「(DBDをやりながら)……そうよ」
私「生でも、CD……CDじゃないか。音源? と同じか、それより歌うまいよね」
母「そうそう。当時それが当たり前でさ。それが当然やと思っとったけん、海外のアーティストのライブ行って、思ったより歌えてなくてがっくしきたことあったわ。口パクの時もあったしね」
私「今、わりと最近のアーティストのライブ映像が公式から出てて見よるんやけど、ちょっと『あれ?』って感じでさ。歌上手いほうの人やと思うから、もうちょっと歌えると思ってた」
母「そんなもんよ。今思えば、あれが異常やったんよね。みんなさらっと歌いよったけど」
私「曲もさ、なんか、全然違うよね。今もいい曲はあると思うけど、何が変わったんやろ。わからんわ〜」
母「私もさ、ずっとあんな時代が続くんやと思っとったわ」

 以上、お茶の間の寸劇でした。←
(お茶の間で何を言ってようが自由だと思ってるけど、お茶の間だからOKなのであって、あまり外に出すべきではないと思いつつ、一部抜粋。なお、この会話における”最近のアーティスト”は天さんのことではないです)

 本当ね。

 何が違うんだろう。

 思い出フィルター?
(生まれてないから、私は思い出じゃないけど←)

 昨日、ピンク・レディーの『渚のシンドバッド』をSynth V(歌声合成ソフト。広義のボカロ)に歌ってもらって、一緒に歌の練習をしておったのですが、

「ラスベガス公演に向けて、特訓に特訓を重ねているピンク・レディーのおふたりで〜す」

 といっている桜田淳子さんの声が脳内をチラついたり
(夜ヒットのオープニングメドレーでそんな回があったような気がする)

 ピンク・レディーがリハーサルに来られなくて、山口百恵さんと桜田淳子さんが代わりに歌ったという映像を見たことがあって、私はそれでこの曲を知ったこともあり、

「えっ、他の人の曲を歌えて、振りまで覚えてるんだ……」

 それも衝撃だったのですが(みんなそれぞれ人気で忙しそうだからそんな余裕なかっただろうと思って)、それくらい老若男女に人気だったんだろうなと思ったり

 今、老若男女に親しまれている曲って、どれくらいあるのかな?

 どっちのほうがいいとか言いたい訳じゃないんだけど、みんなが楽しめるものって素敵だなって思います。

 年齢や性別なんかに応じてね、特定の立場の人に寄り添うような作品もいいんだけど、多くの人が触れられて、誰がそれに触れても近い感情になれるものって、今は少ないし、これからますます減っていくんじゃないかと思うから、なんだか寂しいです。


 わ、私が作るか〜
(なんか寝言が漏れてるだけなので、優しくしてやってください←)


 そんな大きな夢はないのだけど、私も昭和歌謡のような曲を作りたいと思っているから、今回の天さんのEPを聞いて、私も改めて頑張って作ってみようと勇気が出てきましたよ!

 っていうか、天さん。

 歌詞のワードチョイスが、絶妙。

 歌謡曲らしさもあるし、ちゃんと普段の天さんらしさも感じるし。
(漢検準1級のなせる言葉遊びか? 昨年末には英検2級を取得されたとブログに書かれていたような。本当、尊敬しますわ。……まだ文字では見てないから全部はわからないけど←)

 私は、別に他が得意なわけではないのだけど、作詞が苦手だと思っています。

 韻重視で歌詞を組むような作り方をしていたから、ちゃんと言葉が意味をなしているのかと不安なのだけど、褒めてくださる方もいらっしゃるし、最近は歌詞に少しずつ物語を落とせるようになってきたので(私が落としてる気になってるだけで、伝わってないかもしれないけど←)、

 す、少しは成長したかもしれない、です!

 はぁ、……大人になってから検定受けようなんて思わないわ、私。
(成長する気あんのか←)

 いや、私の場合、漢検に関しては、たしか中学生の時に2級とって、英検は高校の時に2級とったんですが、そもそも受験のためにとったはずなのに何の役にも立たなかったし(高校も大学も推薦だった←)、その後もそれを持っていること自体に意味なんかないので、より上を今から目指そうとは思えません。

 上の級を持ってるから偉いとか言いたいわけじゃなくて、自分で目的を設定して、学び挑み続ける姿、必要なものを身につけて成長し続ける姿が輝いて見えるなというお話です。


 私も、ちゃんと結果を求めて挑戦しなきゃな。


 そういえば、昨日、ちょっと鬱っぽい記事を書いて、「私って無価値だわ」と話しておったのですが、「自分で自分に価値があると思えない」より、「他人から見た私は何の価値もない人間だと思っている」と言ったほうが正確なのかもしれない、そちらも事実だなと記事を出した後も考えていました。

 まぁ、私もこの世に存在する全ての人を把握していて、興味を持って、価値を見出しているなんてことはないので、他者に特別な価値や感情がない状態のほうが普通だとは思います。

 しかし、幸運なことに、私の良いところを見つけて励ましてくれる人が、今の私には存在しています。

 有難いです。

 それで十分だと思う。
 いや、十二分だよ。

 自信を持って頑張っていくぞ!


 ーーとか、記事を書いている間も天さんのEPを流していたのですが、『ぽつり、愛』のイントロに、七つの海を渡る風のy((……えぇと、一瞬、既聴感があり、ちょっとドキッとしましたが(私が気にするべきことではない←)、個人的には、このEPのなかで一番好きになりそうです。

 もう一回、ちゃんと聴こう。

 ではでは〜


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