#159 水星の魔女、観る!ッ

 こんにちは、鏑木澪です。

 オイ、今更かーい!

 といわれそうですが、だいぶ出遅れて『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(TVシリーズ)を観始めました。

 なにか、特別な理由があって観ていなかったわけではないのですが、なんだか気が乗らず、観ていませんでした。

 急に「おっしゃ、観るぞー!」と思ったのは、少し前に父と酒盛りをした際、父がこの作品を観ているらしいとわかったのと、OPテーマであるYOASOBIの『祝福』、英語版『The Blessing』が私のYouTubeのおすすめに表示されたからです。

 TwitterのFFさんにも話題にしている人たちがいて、「……気になる!」という気持ちがピークだったのかなと思います。
(最初から気になっていたんだから、素直に観ればいいのに←)


 全てはPVからの、私の勝手な妄想ですが、

 なんとなく気が乗らなかった理由を自分なりに考えてみると(偏見の塊)、

・絵柄が若干子供っぽい
(ボカロのMVにありがちな絵柄でもある)

・男ができなかったことを女がやります系のストーリー?
(アナ雪2みたいな、見せかけのハッピーエンドは勘弁)

・母親の復讐道具にされる主人公
(胃もたれ)

・とりあえず、AI
(そこに、心はあるんか?←)

・他作品を想起させる要素
(イチゴ。カルタフィルス。←前者、なかの人が同じ。後者、髪色と髪型が少し近いだけで全然似てない)

 ……あれ?
(なんか、思ったより「観ない理由」自分なりにはあったっぽい?)

 まぁ、全て妄想です。

 勝手に「こういうストーリーだろう」と予想したものが、結構悲惨なお話だったのも理由のひとつかな。。。

 いやぁ、観てもないのに、迷惑な話ですよね。
(自分のことだからね?←)

 現在、第4話まで視聴済みですが、プロローグが予想以上に悲惨というか、残酷な展開で「え、これ大丈夫?」と思ったのも束の間、学園もののような雰囲気が漂うその後の展開にどこか胸を撫で下ろしている自分がいます。
(矛盾した奴め←)

 うむ、続きを観よう。

 ちなみに、「すいせい」と聞くたびに、なぜか私の脳内では「彗星」と変換されてしまって、困っています。←




 ちょいと、ガンダム関係の昔話を。

 大学時代、スマホの壁紙をエヴァQのポスターにしていた時期があり、「アニメ好きなん?」といきなり知らない女の子に声をかけられたことがありました。

 なんでもその子は、父親からガンダムの英才教育を受けて育ち、その子にとって「ガンダムは人生の教科書」だそうです。

 まわりにロボットアニメが好きな女の子がいないので、もしかしたらそうかもしれない私に声をかけたのだとか。

 申し訳ない。
(いや、勝手に人の携帯覗かないで……←)

 当時の私は、声優に釣られて『機動戦士ガンダムSEED』を観たばかりではあったものの、それ以外は子供の頃に放送されていた『機動戦士ガンダムAGE』と『機動戦士ガンダムUC』をたまに観ていたくらいで、ガンダムのことを全然知りませんでした。

 おまけに、エヴァンゲリオンは見た目こそ”巨大ロボット”だけれど、その設定や描写は旧来のロボットとは程遠く、”人造人間”と呼ばれるべきものだと思うので、「ロボットものが好き」といっている人たち、そのなかでも特に「ガンダムが好き」といっている人はエヴァを同じ分類にするのには、抵抗があるというのか、難色を示している印象が私にはありました。

 あなた、声をかける相手を間違っていないかい?

 私たちが受講していたのは、2年生への進級要件科目でした。
 つまり、クラスには1年生しかいないわけで、教室の場所もわからず不安な1年生同士が気軽に連絡先を交換している状況でした。

 彼女は、その相手のひとりに私を選んだわけです。

 高校での経験(宿題写させて系。部内の序列的に断れない)から、「大学では絶対、そういう連中と関わらない」と決めていた私は、できるだけ他人と関わりたくなかったのですが、やはり初めての大学の授業は不安だったし、進級要件ということは単位を落とすわけにもいかないので、困った時に相談できる相手がいるのは心強いだろうと、彼女と連絡先を交換しました。

 彼女は授業中、積極的に発言するタイプで、何種類ものペンを使い分けて書かれたノートはおそらく整理されていて見やすいのだろうし、「真面目な子なんだな」という印象でした。

 数ヶ月して大学生活にも慣れてきた頃、彼女は授業を休みがちになりました。

「私は慣れてきたけど、しんどい子もいるのか」と心配していたら、どうやらバイトを始めたために、1限の授業に間に合うように起きて来るのがしんどくなったそうです。

 それから、初めは「休んだ時のノート見せてもらっていいかな?」と申し訳なさそうに頼まれて快く見せていたはずのノートも、いつしかそれが当然といわんばかりに「ノート見せて」といわれるようになりました。

 私のノートは、基本的に黒と赤の2色、たまに青を使うくらいで色味がありません。
 また、先生がしていたどうでもいい話(絶対テストに出ない←)を単語でメモすることもあったので、はっきりいって他人から見れば意味不明だと思います。
(字の汚さも含めて←)

 彼女が見てもわかりやすいようにノートのとり方を変えようかとも思いました。

 ……いや、それじゃ、高校の二の舞じゃん。
 私は、あの子のためにノートをとってるわけじゃないんだし。

 学期末、私のノートを撮影しながら「レポートもう書いた? 書いてたらそれも撮らせてほしい」といわれて、「もう大学でも友達はいらない。というよりできないんだな、私は」と思いました。

 なにが、ガンダムの英才教育やねん。

 世の中のガンダムファンに謝れ。
(ごめんなさい、私、ガンダムのこと未だによく知りません)

 レポートは既に書き上げていましたが、「明らかに内容が重複するようなレポートが提出された場合、どちらも不合格にします」と先生にいわれていたので、彼女には見せませんでした。

 その後、LINEでもメッセージが送られてきましたが、たしか「自分で考えたら」といった冷たい返事をしたので、それから連絡がこなくなりました。
(悪い人間だよね、私)

 人間関係って難しいんだね。。。

 私が、我慢すればよかったのかもしれないけど、そこまでして付き合いたい相手だとは思えませんでした。


 アニメの話をできる友達は、私もいませんでした。

 期待していただけに、残念です。


 なにか、ファンであるとか、オタクであるとか、自虐的な意味でなく、誇りを持って名乗るのなら、それに相応しい人物でありたいと私は思います。

 今の私は、全然ダメダメですね。。。
(ただ、好きなものを好きというしか能のないやつ←)

 がんばるぞー!

 ではでは〜

 16,2 

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