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スロベニア首都リュブリャナへ 日帰りで行ったブレッド湖が美しすぎた【前田家の世界一周】
2023年3月から、スペイン、フランス、イタリアと、ザ・ヨーロッパな国を巡ってきました。中には、以前行ったことがある国もあり、安心と懐かしさみたいなものもありながら、旅をしていました。
ここからは、お初な国が連続するので、気合いを入れながら進まねばなりません。
イタリア・ヴェネツィアから、スロベニア・リュブリャナへ
陸続きで、土地柄も落ち着いているヨーロッパ大陸は、バス移動が捗ります。今日も、信頼のBlaBlaCarでヴェネツィアからリュブリャナへ向かいます。4時間弱の移動です。
ヴェネツィアから出発する場所は、厳密に言うとメストレにある電車の駅前です。大きな観光地のヴェネツィアなので、バス停も立派かと思いきや、電車の駅前にある道沿いにポールが立っているだけでした。BlaBlaCar以外のバス会社も同じ場所から出発しているようでした。
バス停の場所はここ(Google Map)
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乗車したバスは、なんと、フランス・パリから来ているとのこと。リュブリャナの先にあるザグレブまで向かうようなので、かなり長いこと移動している。すごい。
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途中、トリステと呼ばれる街に30分ほど停車し、リュブリャナに到着しました。数時間にバスに乗ったら別の国にいるって、なんだか異次元です。
スロベニアの首都、リュブリャナ
スロベニアは、中央ヨーロッパに位置する小さな国で、東ヨーロッパと西ヨーロッパの境界にあります。北にオーストリア、南にクロアチア、東にハンガリー、西にイタリア。実は、アドリア海にも面しています。
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首都のリュブリャナは、私的英語スペルが1番難しい首都ランキング優勝(Ljubljana)で、2022年時点でのリュブリャナの人口は約30万人。日本でいうと、香川県や山梨県と人口的に近いとのこと。
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街は全体的に静かで、ヨーロッパ風の建築物が並んでいました。しかし、フランス、スペイン、イタリアなどと比較すると、住人は「煌びやか」というよりは、シンプル。家族やペットを連れて歩いている人を多く見かけました。首都だけど、首都っぽくない感じ。
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リュブリャナの街は、余裕で歩いて周れるくらいのサイズ。超インドア派の私にとってはぴったりのサイズでした。そんな街で有名なのは、中心にある「プレシェーレン広場」近くにある橋です。
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1つ目の橋は、「3本橋」です。ここには、3本の橋が並んで建てられています。この橋は19世紀末に建設され、中央の橋は当初、馬車や歩行者用の橋でした。その後、側面に歩行者用の通路が追加されたとのこと。今では、すべて歩行者用として使われています。
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次は「ドラゴンの橋」。ドラゴンは、リュブリャナのシンボルです。割とイカついドラゴンで、筋肉質。本物が目の前に現れたとしたら、人生の終わりを覚悟しそうな威厳がありました。
そもそも、ドラゴンがリュブリャナのシンボルとなった理由には諸説あるようですが、その1つにはローマ時代の伝説があるそうです。
伝説によると、リュブリャナの周辺地域に住んでいた部族であるトラキア人(Thracians)が、ドラゴンを信仰していたとのこと。この信仰心から、19世紀末から20世紀初頭にかけて、市のシンボルを確立しようとした際に使われたのではないか、と言われているそうです。
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これらの橋が渡るのはリュブリャナ川で、全長約41キロメートル。リュブリャナの街を余裕で突き抜けて、隣の隣街くらいまで伸びている川です。この川沿いをお散歩して、街の外にある滞在先まで歩きましたが、のどかで気持ち良かった。
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徒歩で歩くのも素敵だったのですが、リュブリャナは市内バスも使いやすかったのが印象的でした。まず、きれいだし、Google Mapでバスルートを容易に調べることができます。
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1番感動したのは、バスの運賃がクレカタップで支払えること!うおおお!タバッキとか探さなくて良いの!?現金持ってなくて良いの!?天国!??
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スロベニアでもう1つ嬉しかった「便利さ」は、スーパーで見たお肉コーナーです。
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まず、お肉の種類が牛・豚・鶏以外に、ターキーが普通に置いてあるのも珍しいですが、パッケージの上に肉の部位が分かるようなステッカーが貼ってあります。言語が読めなくても、絵なら分かる!便利!
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クレカタップも、肉の部位を絵で表すのも、どの国でもできることです。(クレカタップはちょっと大変かもしれないけど)でも、やっていない国の方が多い。細かいことかもしれないけど、生活の細かいところで「便利さ」を感じると、その国を一気に好きになってしまいます。
ブレッド湖へ日帰り旅行
夫が行きたがっていた絶景の名所、ブレッド湖へ日帰り旅行です。
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ブレッド湖とは、その美しさから「アルプスの宝石」とも呼ばれているとのこと。天気が良い日にはエメラルドグリーンになる湖の真ん中には小さな島があり、赤い屋根と白い壁の教会(聖マリア教会)が建てられています。絵本の1ページみたいな風景です。
リュブリャナからブレッド湖は、バスで1時間ほど。オンラインでバスのチケットを購入できるようですが(購入サイト)、バスが頻繁に出ていることから、現地でチケットを購入しました。1人片道5.70ユーロです。
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リュブリャナのバス停(Google Map)にあるチケットカウンターで片道のチケットを購入し、arrivaと呼ばれるバス会社のバスに乗り込みます。帰りのチケットは、バスの運転手さんから購入する形のようでした。
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ブレッド湖に向かうバスの窓から見える風景は、緑と青が多く、癒しです。
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ブレッド湖の面積は、約1.45平方キロメートル、1周すると約6キロメートルほど。ブレッド湖は、ボートに乗って真ん中の島に行く、キャンプをする、など、いろんな楽しみ方がありますが、私たちは湖の周辺にあるビューポイントを周るサイクリングにしました。
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ブレッド湖のバス停近くには、いくつか観光系のショップがあります。その中の1店舗で自転車を借りると、ガチ目のマウンテンバイクを渡されました。前傾になって乗るの、怖い。
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自転車に乗る→降りる→写真を撮る、を繰り返しました。見る景色すべてがとにかく絵になる。
湖をぐるっと周る道は、一部は歩行者・サイクリング専用でしたが、ほとんどは車道の脇を走ります。車の往来が激しい箇所や、道が工事中で狭くなっている場所、えぐい坂道もあったりして、なかなかタフでしたが、湖を見ると抜群に癒されました。
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湖を周ってみる景色だけではなく、山?丘?を登ると湖を見下ろす絶景ポイントもあります。
Ojstrica(Google Map)とMala Osojnica(Google Map)と呼ばれる場所で、Ojstricaの方が比較的ラクに登れるようです。他人事のように書いていますが、それは私が登っていないからです。Ojstricaの途中まで登ったのですが、それまでの坂道サイクリングで疲労してしまい、ギブアップしました。
夫が頑張って登って撮った写真はこちらです。
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なお、夫曰くOjstricaの道は「最後の方が登りづらくて、ちゃんとした靴がないとやばいと思う」と言っていました。行かない、という判断は正しかったかもしれません。
ブレッド湖はその景色の他に、ブレッドケーキと呼ばれるスイーツが有名です。
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ブレッドケーキは、パイ生地の下にクリームとカスタードが層になっているケーキ。とろとろで、甘すぎず、とても好きなスイーツでした。いろんなお店でブレッドケーキ自体は食べれますが、街から湖を挟み、ほぼ反対側にあるカフェの「Lounge bar Plaža(Google Map)」だと、湖の景色を見ながら食べれるのでおすすめです。
ブレッド湖名物ではないですが、バス停の近くで食べたランチのハンバーガーが激うまでした。
Mega Burger Bled(Google Map)
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若干お値段は高めでしたが、ちゃんとビーフを使ったバーガーで、具材もたっぷり。注文してから焼くスタイルなので、アツアツのバーガーが食べれます。スタンド形式のショップですが、横に立ち食いスペースがあります。少しだけブレッド湖を眺めながら食べれました。
ブレッド湖からリュブリャナに戻るためには、こちらにあるブレッド湖のバス停(Google Map)から帰ります。時刻表は一応ありますが、あまり頼りにはならないのと、2時間に1本くらいのペースで来るので、待ち時間が長い可能性大です。また、チケットは運転手さんから購入するので、細かいコインを含む現金はマストです。
まとめ
スロベニアは本当にノーマークの国でした。首都の名前であるリュブリャナなんて口にしたこともありませんでした。自分の無知さ加減も大概ですが、そんな未知の国へ行くことができたことで、また自分の心の地図に色が塗られました。
ブレッド湖は、もっと世界で知られても良いのでは?と思うほど美しい世界でしたし、リュブリャナは過ごしやすかったので、もっと色んな方に来ていただきたい場所でした。
\私はこんな人です/
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プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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