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世界一の癒しスポット・クロアチアのプリトヴィッツェ湖国立公園が最高だった。首都ザグレブも良かったよ!
予想をはるかに上回る感動って、なかなか味わうことはできません。ブラジルのシャパーダ・ジアマンチーナ国立公園で感じた、私の心にブッ刺さる場所に、また出会えた国が「クロアチア」でした。
リュブリャナ→ザグレブへ
スロベニアのリュブリャナを後にし、クロアチアの首都、ザグレブへ向かいます。今回は、Flixbusで2時間ほどの移動です。
リュブリャナのバス停(Google Map)は、電車の駅と繋がっていて、なぜか地元の高校生がバス停にあるマックで大量にたむろっていました。どの国でも、マックは若者の味方でした。
リュブリャナのバス停前に、バスが停まるスポットが、複数準備されていました。それぞれ数字が割り振られていて、数字ごとに行き先やバス会社が分かれていました。普段なら、どの数字にバスが来るのか焦るところですが、Flixbusのチケットには、どの数字に停まるかが書いてあったため、悩むことなくバスに乗車できました。
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ちなみに入国するクロアチアは2023年1月1日からシェンゲン協定に加盟したため、国境は越えますが、出入国の手間を考えることなく入国できます。シェンゲン協定、最高か。
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ザグレブのバス停(Google Map)に到着し、まずやったことは、市内トラムのチケットを購入することです。イタリアと似たような販売形式になっていて、キオスク(TISAK)でチケットを買うことができます。片道0.53ユーロと、激安です。
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1チケットにつき30分有効で、バスの乗車時にチケットを専用のマシンでValidate(有効化)します。乗り換えが発生したとしても、30分以内であれば追加の費用は発生しません。
後々調べてみましたが、ICカードを購入することもできるのと、乗車時に現金で支払うこともできるようです。なお、現金支払いの場合は料金が増えるとのこと。
ザグレブのトラムは大体3車両くらいの長さで、どこから乗ることもできますが、チケットを有効化できるマシンは最前車両の、運転手さん横にしかないため要注意です。
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トラムの中は広く、ラッシュアワー時だったとしても、スーツケースを持ち込めるくらいの混雑具合でした。また、Google Mapのとおりにトラムに乗るだけで、目的地に着くことができます。いまだに、南米の市内移動に慣れなかったことを引きずっているので、簡単に移動できるだけで感動してしまいます。
こんな感じで、リュブリャナ→ザグレブ間の移動は、まるで移動しなかったくらいイージーで、国が変わったかどうかが分からないくらいでした。
クロアチア・ザグレブとは
クロアチアは、中央ヨーロッパと地中海の交差点に位置する国で、アドリア海に面しています。
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1991年にユーゴスラビアから独立し、現在のクロアチア共和国が成立しました。公式言語はクロアチア語ですが、首都であるザグレブでは、ほぼ全員が英語を話すことができました。
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そして、なぜかタイマッサージ屋さんが多かったです。
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ザグレブで街歩き
ザグレブの街は小さく、端から端まで余裕で歩けるような大きさでした。2024年4月中旬に訪れた時の天気は、超晴天。でも、聞くところによると、こんなに晴れる春は珍しいらしいです。
街の雰囲気もとっても良くて、お散歩がはかどりました。
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都内にあるような高いオフィスビルが並ぶ地区もありますが、観光エリアは赤い屋根&低い建物が並び、古き良きヨーロッパの雰囲気が残っていました。
レストランが並ぶエリア(Ul. Ivana Tkalčića)には、屋外のテーブル席が並び、開放感があります。観光客だけではなく、現地の家族連れもいて、とにかく雰囲気が良い。
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観光地がゆえにレストランの数は多かったのですが、アジアン料理はほぼありません。日本食は、なんとなくSUSHIはある、くらい。これだけ外食文化があり、生活の水準も高そうに見える街にも関わらずです。結構驚きだったのと、ザグレブに日本食レストランをオープンさせるビジネスチャンスを感じました。ザグレブに住むか…
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ザグレブは、スペインのバルセロナで感じた「なんか好き」っていう感情が湧いたくらい、惹かれた街でした。
ザグレブでローカルなヘアケアをしてみる
そもそも、世界一周中の方って、ヘアケアどうされているんだろうか。特に、髪の毛が長い方。
各地域で髪質が違うことから、現地のサロンに行くとエライコッチャなヘアスタイルにされてしまうリスクがあります。自分でやるとしても、エライコッチャになる可能性がある。日系の美容室にお世話になることもできますが、お金はもちろんかかる。そもそも日系の美容室は、相当な都市でない限り存在していません。
でも、髪は伸びる。ヘアカラーも落ちる。パサパサになる。髪質が落ちると、写真映りが悪いので気分が下がる。気分が下がると、楽しくない。
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日系の美容室がありそうなのは、パリ。でも、パリは5末まで行かないし、パリ滞在中は予定がパンッパンなのでヘアケアをしている余裕は無さそう。
ザグレブはなんとなく心がほっこりする街で、ホームのように感じてしまったので、現地のヘアサロンに行ってみることにしました。Google Mapで口コミをひたすら見て、良さげなサロンにカラーとトリートメントをしに行くことに(カットは怖くてチキった)。
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The Hair Tailor Zagreb (Google Map)に行ってみたら、大正解でした。まず、コーヒーかお茶を出してくれるサービスがありました。これ、日本でしかやらないものだと思っていた。
店内は明るく、清潔感があり、店員さんは英語が話せます。私は店長さんであるAnnaさんに担当いただいたのですが、Annaさんのカウンセリングと髪質の理解度が良く、長期の旅行中なのでメンテが楽なカラーで、パサつきを軽減するトリートメントを提案してくれました。
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カラー、シャンプー、最後のブローまで大満足。カットもお願いすれば良かったかもと思ったくらい。ドキドキしていたけど、行ってよかった!
絵になる街、ザグレブ
春が訪れはじめていたザグレブは、街の至る所で「色」を見ることができました。
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ザグレブの丘の上の方へ行くと、かの有名な「聖マルコ教会」があります。かわいい。
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教会から歩いて3分ぐらいには、ザグレブの街を見渡すことができる展望台がありました。手前の赤い屋根がやっぱりヨーロッパっぽいですよね。
ここからだと、街の奥の方に高いビルが並んでいるのが見えて、ザグレブの先進的?な姿を垣間見えることができました。
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丘を降りる途中には、「石の門」と呼ばれるスポットがあります。誰でも通れる門ですが、ここは1731年のザグレブ大火災のあと残った、唯一の門だそうです。門の中に入ると、教会にあるような椅子と礼拝堂があります。私たちが通った時も、祈りを捧げている人がいました。普通の通り道なので、お祈りの邪魔にならないよう静かに通りました。
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ヘアサロンのお姉さんが言っていましたが、丘の上エリアは、2020年に起こった地震後の復興がまだ続いているとのことで、工事中の建物が多いとのこと。3年前だけど?と思いましたが、たしかに足場が組まれている建物もありました。日本の復興スピードに慣れすぎてしまったのかもしれません。日本が爆速なだけで、本来はこれくらい時間がかかるものなのかも。
プリトヴィッツェ湖群国立公園
プリトヴィッツェ湖群国立公園(Plitvice Lakes National Park)は、クロアチアに位置する自然保護区で、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
総面積は、なんと約300平方キロメートル。湖は上湖群(Upper Lakes)と下湖群(Lower Lakes)に分かれていて、16の湖が滝などを通しながら、つながっています。
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絶景スポットを多く知る夫に連れられて、ザグレブから日帰り旅行で行ってきました。
ザグレブからの行き方
ザグレブからプリトヴィッツェ湖国立公園へ行くためには、長距離バスを使います。ザグレブのバス停(Google Mapのリンク)から、2時間くらいで到着します。
様々な会社がバスを出しているため、バスの予約は、GetbyBus(サイトへのリンク)と呼ばれる代理サイトを使い、入場時間に合わせて到着できるバスを予約しました。結果、Flixbusが運営するバスに乗ることになりました。
バスを降りる場所はGoogle Map上では出てきませんが、だいたいこの辺です(Google Mapのリンク)。ここでは多くの乗客が降りるので、ミスることはないと思います。
ちなみに、帰る時のバス停の場所(Google Mapのリンク)は公園の反対側にあります。Google Mapで検索すると、いろんな場所が出てきますが、Flixbusの場合は上記リンクの場所です。
チケットの予約方法
プリトヴィッツェ湖国立公園へ入園するためには、事前にチケットを予約することをおすすめします。公園前でチケットを購入することもできますが、入場枠は各時間で限られています。特に週末や祝日は混雑するため、予定通りに入園したい場合は、オンラインでチケットを事前に購入することが無難です。
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チケットを購入時には、入園する場所をEntrance 1かEntrance 2から選びます。Entrance 1は、見どころとされている滝が入園して10秒の場所にあるため、Entrance1の方がおすすめです。あと、帰りのバス停も近いです。
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ただ、上の写真を見ても分かる通り、Entrance 1 と Entrance 2の距離は近く歩ける距離です。万が一、Entrance 1が売り切れであったとしても、Entrance 2を買えば問題ありません。
オンラインでチケットを購入した場合はe-チケットが発行されます。公園の入り口で、スマホからQRコードを表示させるだけで入園可能です。
プリトヴィッツェ湖群国立公園でトレイルウォーキング
国立公園で出来るメインのアクティビティは、その自然を全身で楽しむことができるトレイルウォーキングです。
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スケジュールや体力に合わせて、4つのトレイル(厳密にいうと、トレイルはいろんな場所で分岐しているので、何通りもの周り方を作ることはできる)から選ぶことができます。
旅行記シリーズを読んでいただいている方であれば分かると思いますが、私は恐ろしく体力がなくて、面倒くさがり屋です。1番短いコース一択!となりそうですが、なんと、自らの意思で5時間くらい歩きました。上の地図で言うと、Bルート+Cルート+ちょっとKルートといった感じです。
それくらい素敵な公園だったのです。
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午前10時に入園。Entrance 1を入って10秒先の展望台から見える滝がこちらです。
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ヴェリキ・スラップは下湖エリアにあり、展望台からはその姿を見下ろすことができます。いきなり心が奪われました。
展望台を横にそれると、下湖エリアへ下るトレイルが始まります。湖まで降りると、その上を曲線を描いて渡るトレイルがありました。このトレイルを作った人、センスがありすぎます。
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同じくらいの時間にいくつかのツアーグループが入園してきましたが、それでも人は少なくて、ゆっくりとトレイルを楽しむことができました。
エメラルドグリーンの湖に日が差し込み、水面がキラキラ。澄んだ空気を大きく吸い込むと、頭がスッキリします。
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入園してすぐ見えた滝は規模が大きく、圧倒されましたが、その後に見える滝は小さいけど、階段状になっているものが多かったです。階段を流れる水の音に癒されます。
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しばらく歩くと、Point 3と呼ばれる地点に到着します。ここには、軽食が取れるレストランとトイレ(きれい)もあります。ちょっとしたチェックポイントにもなっていて、1番長いKルートとその他のルートが分岐する場所です。
Point 3から湖沿いにぐるりと歩くルートがKルートですが、多くの人はPoint 3からボートに乗り、Point 2まで移動します。ボートの乗船代は、公園のチケット代の中に含まれていますが、乗船時には入場時に見せたQRコードをスタッフさんへ提示します。
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想像していたよりも湖は大きく、ボートには10分弱くらい乗っていたと思います。風が心地よくて、思わずウトウトしてしまいました。
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Point 2からは上湖エリアに入ります。下湖エリアは、団体ツアーのお客さんが多くいますが、上湖エリアはそれ以外のお客さんばかりなので、さらに人が少なかったです。
下湖エリアは湖の横を歩くイメージでしたが、上湖エリアは森の中を進み、その中にある滝や湖を見ていくような感じで、よりアドベンチャー感がありました。
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上湖エリアの滝は高低差があり、いわゆる「滝っぽい」水しぶきを感じることができます。お昼頃になると、4月であっても汗が出るくらい暑くなりました。滝のエリアに来ると涼しくて、気持ちが良い。
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ここからは、夫の1眼レフで撮影した高画質のプリトヴィッツェをお届けします。
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行ってみた感想
プリトヴィッツェに行った日の夜は、とってもよく寝れました。たくさん歩いたから、というのもありますが、心底癒されたからです。観光シーズン全開ではない時期に行ったからかもしれませんが、人が少なくて、ゆっくりと自然を体感することができました。
こんなに美しくて、自然をそのまま提供していながらも、トレイルは歩きやすく作られていて、ルートもわかりやすい。トイレや軽食が取れる場所も適度にあり、途中はボート移動もできました。ポイント間によってはシャトルも通っていましたし、国立公園としての質が高いとも感じました。
ザグレブから2時間ほどで行ける場所なので、首都の観光ついでに行くことも簡単です。ただ、プリトヴィッツェの美しさを知ってしまったからには、ここに行くためにクロアチアに来ても良いのでは?とすら思っています。
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とにかく、めちゃめちゃ、良かったです。みんな、行ってくれ。
まとめ
クロアチア、めっちゃええやんけ!!!
ヨーロッパといえば、るるぶになっているようなメジャーな国(フランス、イタリア、スペインなど)だと思います。それらの国もたしかに素晴らしくて、大好きですが、クロアチアも驚くほど過ごしやすく、観光向きな国だと感じました。
特に2023年1月からは、ユーロを導入し、シェンゲン圏に加盟もしたことで、より入国しやすくなっています。まだ今は、ヨーロッパ以外の地域から来る人が少ないですが、これから人気になる匂いがプンプンする国でした。
絶対行ってほしい。特に、プリトヴィッツェ!
次は、バルカン半島へ突入します。
\私はこんな人です/
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プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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