名前が変わっても

一部の方はご存知でしょうが、最近、note外で別名義でnoteと同一の作品を発表することがあります。
ありがたいことに、そちらでもちゃんと読んでくださる方がいて、本当に感謝の念しかありません。
そのサービスを利用する際に、「別名義で活動するってどうなんだろう?」と思うところもあったのですが、結果としては別の場所を用意して良かったかなと感じています。
自分の実力の確認の場にもなりますし。

以前に、こんな作品を書いたことがありました。

ざっくり内容をまとめると、芥川賞作家の中村文則氏の作品に、学生時代出会っていた話です。
面識はないですが、実は中村文則氏と同級生。
もっとも、同じ大学の同級生が多すぎて、ワタシは「その他大勢の一人」に過ぎませんが^^;
(学部は一緒です)

コメントでのやりとりで嬉しい「再会」を経験して、久しぶりにこの作品を思い出しました。


クリエイターって、営業活動をする際に「いかに自分の名前の周知度を上げるか」腐心する人は多いと思うんです。
ですが本当に力のある人ならば、たとえ名前を変えても、知名度に頼らず「読ませる文章」は書けるものだと思っていますし、そこまで実力を上げるのが、私の理想。

そう考えると、中村文則さんは、やはり学生時代から凄かったと思う。
文字通り「無名」の時から、印象に残る文章を書いていましたから。

最近のnoteは、時として魔窟の顔を見せることがある。

広いのか狭いのか分からない、noteの世界。
それでも、もうこれ以上複雑怪奇な渦中に巻き込まれ、溺れ死ぬ人が出なければいいなと願っています。

「ホンモノ」であれば、場所や名前を変えても、活動できるだけの力を持っているはずですから。

©k.maru027.2023


#中村文則
#エッセイ
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