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#春駅物語~十五の春に

しろくまきりんさんのタイトルを見て、一瞬「北海道の特急の記事だ」と空目したワタシは、やはり根は鉄オタ(笑)。
→現在でも、札幌-旭川間を走っています。

冗談はさておき、このタイトルを見て特急つながりで思い出したのが、青森にいるときの思い出です。

私の世代ですら、既に「中卒で就職」というのはレアケースでした。
ですが、同級生でいたんですよ。
どのような経緯でそうなったのかは、私も知りません。ですが、本人の身内だけでなく、学校の先生や同級生が総出で駅に集まり、皆で入場券を買って、旅立つ同級生を見送る。
そんな、高度経済成長期のような光景が、確かにそこにありました。

ひなの地の手を振る人や百千鳥ももちどり
つばさ広げて飛べとばかりに

上の句は、昨日俳句幼稚園用の記事でアップしましたが、それに付句をしたものです。
奇しくも、斗南の地から旅立ちに使われた列車名は、「はつかり」。
秋冬の渡り鳥を冠した列車ですが、青森まで新幹線が開業したと同時に、この列車も消滅しました。

ですが、かつては青森と上野(私の頃は盛岡でしたが)を結び、多くの15歳の子どもたちが、この列車に乗って旅立っていったのでしょう。

そんな一コマを、歌にしてみました。


#エッセイ
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