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庶民の常磐もの

先日公開した記事で、あまりの「ビュー数」の少なさにちょっと慌てました(苦笑)。


普段はあまり気にしないのですが、一応これでもWebライターの端くれですので、全くビュー数が取れないとなると、さすがにまずいかも?と感じた次第です。

思う所があって少しnoteの設定をいじったりしたりもしたのでそのせいかとも感じたのですが、どうもそうではなさそう。
考えられる理由としては、「話題がローカル過ぎた」😅
コメントを下さったやんさんのレスポンスから、どうも「常磐もの」はごく限られた人しか知らなかった……というのが、結構衝撃的でした(笑)。

そんなわけで、補足を兼ねて「常磐もの」を取り上げてみたいと思います。

常磐ものとは?



簡単に言うと、福島県の魚介・及び関係者のブランド名です。
福島県沖は黒潮と親潮が丁度ぶつかり合うところなので、プランクトンが大量発生するのだそう。
だから、それをたらふく食べた魚は質が良く、美味しいんですね。
詳しくは、下記の画像のリンク先へどうぞ。

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もっとも、リンク先を紹介しただけではつまらない?ので、私の亡き父が中之作漁港及び隣接していた入り江で取っていた「庶民の常磐もの」をピックアップしてみました。
一部、超高級品も入っていますが、なにせ30年以上前の話ですから、さすがに時効でしょう(苦笑)。
もちろん、漁業権がない人が採取するのは当時も禁じられており、お目溢ししてもらえる量の範囲(たまたま釣りをしていて引っかかったとか、その程度)だということを述べておきます。

どんこ

正式名称は「エゾイソアイナメ」というらしいですが、そんな呼び方をする人はあまりいないかも。我が家では、もっぱら煮付けが定番でした。
白身魚で、見かけがややグロテスクですが味はいいです。「あいなめ」より身に甘みが感じられ、私は好きでした。

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あいなめ

こちらも煮付けや塩焼きで。多分、海釣り初心者向け。
余談ですが、GREEの「釣りスタ」で初心者用の魚として取り上げられていたくらいですから、全国的にメジャーな海釣りの魚ではないでしょうか。

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カレイ

マガレイやイシガレイなど何種類か釣っていたみたいですが、ウチでは全て「カレイ」で統一。
小ぶりなサイズは、唐揚げにして食べていました。塩焼き~煮付けまで、万能選手。

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タコ

ごく稀に(数年に1度)、釣り上げていました。
茹でたては美味しいけれど、タコをさばく母は大変だったと思います(苦笑)。

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他にも「メバル」なども釣り上げていましたが、どの種類だかわからないので、割愛。



バフンウニ

さすがに時効だと思うけれど、こっそり磯だまりで取っていた……らしい。採れたてを割って、醤油ではなく海水で洗って食べるのが最高でした。

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アワビ

これはさすがに1、2度しか食べたことがありません。甘くて美味しかったけれど、未だにあれ以来アワビを食べる機会には恵まれず😅

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ちなみに、裏側がこんな風に虹色にキラキラ輝いていて、とてもきれいです。

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スガイ

ウチではただ「巻き貝」としか呼ばれていなかったので、正式名称は検索して分かりました😅
サザエの仲間らしく、子供でも簡単に取れる割に味はいいです。
塩ゆでにして楊枝でほじくり出すと、ちょっとしたお酒のつまみにもなります。
たまにワタが苦いものに当たることもありますけれどね(笑)。

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そんなわけで、小学生くらいまではいわき市にある中之作漁港に、ちょくちょく連れて行ってもらっていたのです。
私の数少ないレジャーの思い出と言えば、ひたすら父親の海釣りのお供だったのでした(笑)。

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今の子どもたちがあの入り江(調べたら、竜ヶ崎と言うらしい)で遊ぶことがあるかどうかは分かりませんが。
少なくても、私が子供の頃は、豊かな海の幸が取れていたのは間違いありません。

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ここまで紹介した魚介類のうち、どこまで採取してOKなのかはさすがにわかりませんが。
(そもそも調査の対象外のものも含まれていると思います)

「オセンスイガ~」(そもそも公式には「処理水」です)「風評被害が~」というよりも、こうした良さをアピールする方がもっと大切だと思うのは、単なるノスタルジーではないと考えています。

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