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文字単価の話2

随分前に、こんな記事を書いていたのを忘れていました。

今抱えている各種案件を振り返った際に、このときよりは多少なりとも成長したかなあ?と感慨に耽った次第です。

かの記事を書いていた頃は、

  • 構成づくりなし(=SEOの知識があまりなくても書ける)

  • 文字単価=0.65円

  • CMS入稿つき

  • 5000文字前後の案件が中心だが、よく1万文字クラスも混じっている

という具合でした。
今ではこのクライアントと縁が切れていますし、恐らくもう仕事を受けることはないだろうと思うのですが(クラウドソーシングでも発注していないようです)、しばらく書いていた経験は今でも役立っています。
構成作り以外は記事の提出から画像選定・CMSの入稿まで全て行っていたこともあり、たとえクライアントが変わっても、ジャンルの枠を越えて一通りのタスクができるようになりました。

ちなみに現在私が受注している案件は、ほぼ全て文字単価1円以上。
当時から比較すると、倍近くですね。
まあ、書いた商用記事が3桁に達すれば、それくらいは当然という気もしますが……。
もちろんクライアントの財力次第というところも大きいのですが、従来と大きく違うのは「構成から作成」の工程が入っていることでしょうか。
やはり、これができる・できないが、文字単価1円以上の分水嶺の気がします。

また、SEO記事の場合は、当然「検索上位に来ること」というミッションが課されるので、構成の段階でそれを考慮します。
こうなると、単なる文章力だけではなくリサーチ力・分析力も必要。
最低限これだけできて、「文字単価1円以上でお願いします」と胸を張って言えるかなあ?というのが、私が考える文字単価です。

ちょっとした珍事

たまたま現在応募している案件のライバルリサーチで、Google トップ10に、過去の記事がランクインしていました。
そこで、「なかなかやるじゃない、過去のワタシ( ̄ー ̄)ニヤリ」と思った次第です。
検索ボリュームは、下の写真の通り。

そこそこの検索ボリュームなので、まずまず上出来だと思います。
さすがにこのような珍事はそうあるものではないでしょうが、念のためコピペ率をチェックしたところ、数値もそこそこ。
(私の中では、30%以下がクライアントに提出できる目安です)


Googleトップ10に入るためにはドメインパワーも関係しているので、一概に100%ライターの実力だけが評価されるわけではありません。
それでも、やはり嬉しいものは嬉しい。情報の精度については、自分自身がよくわかっていますし、品質についてはGoogleのお墨付き。


私も文字単価には随分悩まされてきたので、「初心者でも1円以上!」と叫ぶ気持ちも、まあわからなくはありません。
ですが、やはりそれなりのスキルを伴ってのことだと感じます。
それと、最終的にはちゃんと読者のニーズに答えた記事であること。その指標の一つがGoogleの検索表示なのだなあと、最近では感じるようになりました。

「過去の記事がGoogle上位にランクイン」+「noteの記事でも何度かGoogle上位に入っている」というのは、ドメインパワーの要素を抜きにしても、自信につながります。
きちんと読者のCTAに答えているということですから。

シビアなことを言うと、自分ファーストの人はやはり「ライター」には向かないと感じるようになりました。
自分が面白いかどうかではなく、「相手にベネフィットを与えられるかどうか」も、プロとアマチュアの境界線。

まあ、ライターの世界だけではなく、どの業界でもそうでしょうけれど。
商用作品であれば、自分ファーストで売名に奔走するよりも、まずは作品の質を上げるほうが先決。

とあるブログに、「商品を売る努力をするのではなく、商品を売れる努力をしよう」という格言がありました。
業界こそ違えど、普遍的な格言です。

当たり前のようですが、仮にもプロを名乗るのならば、それを忘れてはならないのではないでしょうか。

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