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価値


こんばんは、ケイです。


突然ですが、昨日わたし

とある男性と体を重ねたんです。



その人は、
4年近くお世話になっていて
ユーモアがあって
博識で
努力家で
とても尊敬する人でした。


お酒をのんでいて、

終電を逃した私に
自分のスウェットとベッドを
貸してくれました。

「えっちしない?」



え?

ソファにいたはずの彼は気づけば隣にいて、そんなことを言ってきた。
眠くて聞き間違えたかと思った。

尊敬する彼に、
好意を持たれていると錯覚し
求められたことに喜びを感じた。



嬉しくて
嬉しくて、
嬉しくて??

彼は私に好意を向けたのではなく
行為を求めただけだった。



「彼女いるけど 、いい?」


私、彼氏いないなんて言ったことない。
私のことなんて見てないんだ。


それって、私が頷いたら
私に責任が生まれるよね?
言ったからって建前ができるよね?

なんて狡い言葉。


なんて狡い言葉を、唇を重ねた今
言われなきゃいけないんだ。



それでもやっぱり尊敬する彼に
「かわいい」と言われれば喜んでしまう。
「いいよ」と言われれば悦んでしまう。



一夜限りの愛

悲しいのに身体は喜んでいて、苦しかった。



私の価値ってなんだろう。
道具と何が違っただろうか。


女であることにしか、価値ってないのかな。


許してほしい。
顔も見ない彼女さんに勝手にヤキモチやいてた。
ごめんなさい。

今日だけ、今日だけだから。
彼の腕のなかで眠る私を許して。

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