![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116237858/rectangle_large_type_2_b54d16791c18ad94821bff2de88fbbf7.png?width=800)
企業文化をデザインする
企業文化の形成について、他社の事例を交えながらわかりやすく書かれている書籍だと聞き購入。
本の概要
◎Amazon、Netflix、Airbnb、サイバーエージェント、メルカリ……
最も投資し続ける対象こそ「カルチャー」だった
企業にとって経営戦略と並ぶ最重要要素の1つ「企業文化(風土)」の作り方と、組織内で浸透させる方法を教えます。
企業文化は財務諸表の数字のようにわかりやすいものではありませんが、経営者のみならず社員のモラル、モチベーション、社内の雰囲気などに直結するため、企業の成長、事業の発展には欠かせない要素です。
この本では、スマートニュースをはじめ、数々のITベンチャーのグロースにHR面で貢献してきた著者が、自らの体験や、国内外企業の事例を通して、企業文化と経営戦略との相互作用が企業の(長期的な)成長・発展・継続に大きな影響を与えることを解説。
そして、以下のような内容を中心に、具体的にどのようにして強力な企業文化を醸成・浸透したらよいのかというノウハウをお伝えします。
・可視化された企業文化に踊らされるな、浸透よりも大切な○○
・組織を"デモチ"させる上司、"心理的安全性"をつくる上司
・プロスポーツチームに学べ、“ロッカールームの清掃"が大切な理由
・宗教に学べ、企業文化の中心人物は"濃い信者"
・企業文化は経営陣や上司の日々の振る舞いで決まる
競争戦略上、いちばん大切にすべきものは、財務諸表には表れない“見えざる資産”
著者について
冨田 憲二(とみた・けんじ)
株式会社ラントリップ取締役。1981年生まれ。2006年、東京農工大学 機械システム工学部卒業。2006年、USENへ入社し、モバイル系コンテンツ事業に携わったのちVOYAGE GROUP(旧ECナビ)にてgenesixを創業し、多数のスマートフォンアプリを手がける。その後、創業期のスマートニュースに8番目の社員としてジョインし、グロース、マーケティング、セールスを中心として立ち上げ、その後、同社初の専任の人事として組織を国内外に200名まで成長させる。
現在は、株式会社ラントリップの取締役としてサービスのグロースとカルチャーの普及に取り組みつつ、複数社のスタートアップで人事・カルチャーのアドバイザーにも従事。note、TwitterでHR、企業カルチャーに関する情報を発信。
◆この本を読んだ方がいい人
企業文化とはなにか?が気になる人
また、企業文化の浸透させるには何が必要か知りたい人
本の主張
企業文化とはその企業が信じるモノ、そしてそれに基づき判断/行動することのすべてである。
企業文化は、企業において核となるべきモノであり、会社として意識的に取り組みデザインしていく必要がある。
根拠
組織やメンバーの日々の判断や行動は「企業文化」、つまり企業が信じるものや大切にしているものから生まれるからである
企業文化が浸透していない場合や伝わっていない場合、組織やメンバーの「なぜやっているのか」がわからず、やる気の低下につながる。
組織やメンバー間のずれの原因になる。
企業文化は軽視されがちである
語れることが少ない
定量的に測れない
短期的に成果が出ない
企業文化は意識的にデザインされる人工物である。
ミッションビジョンバリューを宣言すれば勝手に形成されるモノであると思っているがそうではなく、組織の成長や拡大によって薄まっていくモノである。
アクションプラン
ミッションビジョンバリューの可視化
人のパフォーマンスは「やる気✖️能力」
なぜやるのか?が人を動かす。
経営層やリーダーが愚直に体現し、体現している人を評価する
組織においてはリーダーから部下への視線が、部下からリーダーへの視線に勝ることはない。それは組織の構成から考えても明確である。つまり、会社の経営層やリーダーがまずは企業文化を体現している必要性があるのである。
また組織の中心やリーダーに企業文化を体現している人を据えることで、成長の踊り場にきた際に明るみ出た組織課題に対して、企業や組織への愛を主張しながら引っ張っていってくれる人材になる。
採用活動での基準とする
どんな優秀でもエゴが強い人は採用しない
どんなにスキルがあっても文化に合わない人は採用しない
サポート頂けると嬉しいです!! 頂いたサポートは今後のnoteの更新に活かして行きたいと思っています!