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AVIの靴(スリランカ)

 日本から持ってきた靴がボロボロになってしまったので、スリランカでスニーカーを買うことにした。コロンボにはDSIというお店が色々なところにある。

 同じマンションに住む方がDSIで売っているAVIという社内ブランドの靴を履いていて、自分も同じものを買おうと思った。

 モデルがランニングやトレーニングをしているポスターが街に出ていてAVIからは健康的なイメージを感じ取ることができる。靴の色も、オレンジや黄色などの明るい蛍光色で元気の出る色だ。

 お店に入って店員さんにAVIの靴が欲しいことを伝えると試着を勧められた。サイズはEU表記だ。以前41という表記の靴を履いて少し大きかったので、40を履いた。少し小さい気がする。店員さんにサイズをチェックしてもらうと「これでピッタリだ」と自信満々で言ってくれた。「本当に大丈夫かな」少し不安はあったが、「これを買います」と言い購入した。

 買ったその日に早速履いてみた。やはり少し小さい。履けないことはないが、つま先が当たる感じがする。嫌な予感は的中した。「店員さんも少しテキトーなのはスリランカあるあるかな」と思い笑ってしまった。もちろんもワンサイズ大きいものを試さなかった自分にも責任はある。

 靴を買って数か月経つが、つま先が当たるたびに店員さんとのやり取りを思い出して、少しテキトーだが憎めないキャラクターをうらやましく思ってしまう。いい思い出になると良い。

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