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毎朝のつぶやき「僕のネタ帳」

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毎朝ルーティーンとして頭の中を整理をするためにTwitterを活用。そのつぶやいたネタをまとめたコンテンツ集、単なる「アイデア帳」です。テーマは「ジュニアサッカー」「本質のあぶり…
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#僕のネタ帳

スポーツコーチって初心者や小学校低学年生に指導できるから上級者を教えられる気がする。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳79】

先週、約半年ぶりにジュニアの現場取材をして、あらためてこの世代のサッカー指導はハードルが高いなと思う。少子化は加速し、選手が減ったら当然コーチの数も必要なくなる。本田圭佑選手が指摘するように近い将来コーチライセンス取得のハードルを上げることになるかもね。選ばれる側にならないと。 すでにクラブ同士で選手の取り合いが発生してる。このまま選手が減り、クラブが減って指導する場が限られていけば、次はコーチの奪い合いが始まるはず。でも、人の成長には時間がかかる。優秀なコーチはそう育つも

動画を活用した「1テーマ議論」は大人の指導力を上げるのに最適な手法だね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳78】

COACH UNITEDさんからご依頼いただき、トレーニング解説の原稿を書いた。今年は取材そのものが難しいので、関西の街クラブの練習を見られてありがたい。このクラブは「人とボールが動く」ことをテーマに掲げ、オフザボールの動きへのアプローチが確認できた。大事だよね。 トレーニング動画は1日の流れを追うもので2回にわけて構成。練習テーマは「数的優位を作り、フィニッシュまで持ち込む動きのトレーニング」。どの街クラブでも実践できる練習とは言わないけど、記事を読むだけでも盗めるものは

子どもがスポーツできる環境は、もう「お金がなきゃできない」仕組みでは限界があるよね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳77】

サッカー界で考えるべき「平等」って何があるんだろうね? 広すぎると言いたい放題になるので「育成年代」、そして「ジュニア年代」に焦点を当てると「試合の出場機会」は確実に問題に挙がるよね。ここに関わる課題が多くの浮上する。リーグ戦化も一つ。それだけじゃない! コーチの価値観は当然、ハードの問題もある。グラウンド、審判、保護者の拘束時間…。課題は山積み。ようするに、みんなで「仕組み」について建設的な意見交換をしないと解決できないよね。サッカー界の「平等」といえば、他にもある。そ

子どものスポーツ環境を変えるのは誰? 国でも協会でもなく、一人ひとり。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳76】

サッカー界で考えるべき「平等」って何があるんだろうね? 広すぎると言いたい放題になるので「育成年代」、そして「ジュニア年代」に焦点を当てると「試合の出場機会」は確実に問題に挙がるよね。ここに関わる課題が多くの浮上する。リーグ戦化も一つ。それだけじゃない! コーチの価値観は当然、ハードの問題もある。グラウンド、審判、保護者の拘束時間…。課題は山積み。ようするに、みんなで「仕組み」について建設的な意見交換をしないと解決できないよね。サッカー界の「平等」といえば、他にもある。そ

知らないことを知っていく楽しみも、スポーツにはあるよね。子どもも大人も。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳75】

昨年からサッカー以外のスポーツも取材するようにしている。それは日本サッカーを客観視するため。日本のサッカー関係者は「自分たちが一番」かのような振る舞いをすることが多々ある。だけど、他のスポーツが優れていることもたくさんある。「ただ知らないだけ」だということに気がついていない。 たとえば、昨年取材したハンドボール女子日本代表はリアルタイムのデータをコーチが活用して戦術変更を行っていた。別にサッカーだけが先進的なわけではない。週末に横浜で取材した学童野球の指導もジュニアサッカー

子どもの育成環境に境界線はない。どのスポーツも問題は同じで「主役が子どもでないこと」に尽きる。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳74】

ジュニアの課題にサッカーも野球もバレーもバスケも競技は関係がないと考えている。問題に境界線はなく、コーチや保護者、というより大人が価値観を変えなければ「育成環境」は変わらないと思う。今間違った価値観を正さなければ、また育った選手がそれを広める恐れがある。 僕はこれを危惧している。間違った指導を受けている選手は、またそれらを子どもに教える可能性が高い。つまり、今この負のスパイラルを断ち切らなければ未来は変えられないのだ。そのことを認識しているコーチや保護者、関係者がどれだけい

チームスポーツのコーチに求められるのはチームと個人の見方と客観的な評価。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳73】

サッカーコーチに求められることはたくさんある。 試合では分析力が必要になるが、そこにはコーチの認知力が不可欠。これが日本には欠けている。選手に認知を求めるのなら、自身の認知に自信を持つレベルにないと試合分析なんて到底できない。ビデオ確認なんて悠長なことは言ってられないのだから。 現場のコーチはその場その瞬間を的確に切り取り、適切に修正できるように声かけをしなければいけない。コーチは批評家ではないのだから、自宅でビデオ確認して分析しようなんて悠長なことは試合では間に合わない

何回蹴った、打ったと結果を褒めるのもいいけど、向き合った姿勢や努力を認めてあげよう。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳72】

野球はサッカーより個別指導が行いやすい。 なぜならチームスポーツとはいえ、攻撃と守備が分かれ、状況もある程度想定しやすいから。それゆえ野球経験者でなくとも子どもの気持ちをのせられる言葉かけのスキルがあれば、パパコーチでも十分に指導可能。サッカーよりコーチ人口を増やせる利点がある。 1つの状況に多くの選手が関わり合いを持つサッカーはコーチに状況を深く読み取る力、さらにその状況での指導スキルの高さが求められる。だから、ドリブルなど1つの要素を切り出した指導をするコーチが多い。

子どものスポーツ指導で邪魔な存在なのは大人の「暗黙知」の知ったかぶり!【毎日のつぶやき/僕のネタ帳71】

ジュニアコーチにとって、いや日本スポーツにおいても「大人の理解」という曖昧な意思疎通が最も厄介な存在だよね。たくさんの街クラブがそれぞれのコーチのスタンドプレーによって成り立つジュニアサッカーにおいて、日本独自の社会が築いた「暗黙知」による共通理解こそ最大の敵とも言えると思う。 この存在のせいでたくさんのコーチが知ったかぶりをし、知らないことを知らないと言えず、大人の成長だけでなく、多くの子どもの成長を妨げてる。この大人の理解という曖昧な暗黙知は若いコーチの才能の芽を潰す原

アクションを起こして好奇心旺盛な子を、クラブに増やしていきたいね。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳70】

アクションを起こせる選手を増やしたいね。 コンサルする街クラブの代表と昨夜そんな話になった。「うちらしさ」って何? 無邪気な子、自信のない子、なじめない子、友達に気遣える子…そんな子たちをチームにするにはコーチ陣で共有してたサポートを、次は選手にもわかる合言葉にする必要があるね。 僕は、街クラブの一貫指導にはまずコーチ陣がイメージの共有をはかることが大事だと思う。従来のような各コーチのスタンドプレーによる指導では、選手にも保護者にも混乱が起こる。昨夜、代表の話で印象的だっ

コーチも、保護者も、みんなで思いを共有しよう。全員一つのチームだよ。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳69】

昨日から街クラブのコンサルを再開。 半年も時間が空いたけど、3年生以下を指導していたコーチが夏にコツコツと取り組んできた技術練習が実を結び、ボールフィーリングが良くなっていた。やっぱり現場の活気、熱気は最高。子どもたちの成長ほど癖のあるうまいモノはないよね。連絡をくれた代表に感謝。 練習終了後、代表と食事に。 2年間、何を積み上げてきたか。お互いに実感と感想を伝え合い、代表から「よりサッカーのプレースキル向上を目指した取り組みをしたい」との申し出があった。現在の「サポー

プロってすごい! その姿を子どもと一緒にのぞいてみたら何かが変わるかも。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳68】

最近はJリーガーがYouTubeチャンネルを開設してる。 すごく良いことだと思う。そのなかでも注目してるのは「ゴールキーパー」。横浜FCの六反勇治選手も自分の経験の共有のためにYouTubeを始めた。ジュニアの街クラブのコーチにはぜひ参考にしてほしい。 ほかのGKでも、FC東京の林彰洋選手が「正面キャッチ」から動画をアップしている。その中で「30歳までは自己流でやっていた」と語り、過去のキャッチングの「何を修正すべきだったか」を解説。林選手は過去ジョアン・ミレッ氏の指導を

子どもの気持ちに寄り添うことが本人の行動に関係することを知ろう。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳67】

子どもの成長に「気づき」と「実感」は欠かせない。 人は気づけば興味や好奇心が湧き、実感があれば次もやってみようと継続につながる。だから、子どもの成長に関わるコーチは、ここに興味や好奇心も持てる人じゃないと続かないよ。この子は、こんな気持ちのときはこんな行動や言動やプレーをする。 個別的指導にはそれぞれの選手に対し、「気持ちと行動の関係」を細かく分析することが大切。傾向だから全部当てはまるわけじゃない。でも、こんな気持ちのときはこんなプレー、言動をするとわかるとその子の特徴

上を目指すって自分の弱い心に勝つことだよね。他人と比べるより大事なこと。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳66】

上を目指す。この「上」って何を意味することなんだろうね?  多くの人が勝つこと、お金を稼ぐこと、見た目の結果を指す言葉として使う。もちろん間違いじゃない。こと、ジュニア指導における「上」の定義は各コーチ、各クラブが選手と保護者に示すべきことだよね。そうすれば選ぶことができるから。 各クラブ、各コーチが大切にしてるものに良いも悪いこともない。でも、結果、入団後に「方針が合いませんでした」「今更聞かされても…」という状態に選手側=子ども&保護者が陥ると不幸。だから、そうならな