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こどもの空想その①

今日は都民の日でした。
娘は友だちと3人で「ラストマイル」を観に行っていました。アニメですらない驚き。うちの娘は独特なところもあるし、面白いのですが、昔の天真爛漫さを考えるともう別人。子供がいつの間にかすり替わったのではないか?と思うほど、スンとしていて、母さんは、なんだよぉ〜と頭とかわしゃわしゃしたくなります。

そう、娘は現実的な世界に片足どころか半分以上入ってきました。そう思うとまだまだ空想の世界にいる息子の話を聞いておかねばと思います。でも本当に何言ってるかわからない上に長いので、いつの間にか隣で小鳥がピヨピヨしているくらいに意識が飛んでしまうのですが、、、、。

空想世代真っ只中の息子の口癖は「○○が○○だったら、どうする?」もしくは「ボク、○○してみたいんだよね。」です。

まだまだ見て!聞いて!のお年頃。や、お姉ちゃんもまだあるけども、絶対に会話に巻き込んでくるのです。そのガッツは本当に見習いたいよ。

今日は息子と二人でお出かけだったので、お話にも出来るだけ向き合いました。
そのピヨピヨの内容はこうでした。

私の可愛い宇宙人。サンバイザー越しの表情が覗けることが面白くて撮影しました。サンバイザーの反射も少し表情を隠していて好き。


「ボク、広い草原に立って、竜巻に飲み込まれたいんだよね」
「それで、傘をさして浮きたいんだよね」

(オズの魔法使い+メアリーポピンズ)➗2みたいなことを言い出しました。
私の今日のモードは真面目に返すだったので
「浮き上がっても洗濯機の中みたいな感じでボロボロになって地面に叩きつけられてしまうよ。竜巻は恐ろしいよ。」と夢のない返しをしました。

「そうかぁ。危ないかぁ。・・・じゃあ、ボクは空を飛べる傘を開発させるよ。傘からジェットが出て小さい竜巻になって飛ぶんだよ。」(あくまでも、竜巻の線は捨てていない様子)

「竜巻の中じゃ息が出来ないんじゃない?」
「ボクは傘に守られてて、その周りが竜巻だから大丈夫なんだよ。そして竜巻が擬態になってボクを隠してくれる」

「何から隠れてるの?」
「メディアだよ。テレビとか中継の人に見つからないようにするんだ」

「ほぉ。ところで、手の力だけじゃ空飛ぶのキツいんじゃない?」
「飛ぶ時に傘の持つところが伸びて足の下を支えるんだよ。」
「へぇー伸びるのは良いけど、折れたりしないだろうねぇ?」
「メタル合金だから大丈夫だよ。」

終始なんだそれ?でしたが、ちょこちょこ謎の語彙力と力技で話を広げてくれました。まだまだこの調子が続く限り、こどもの空想シリーズも備忘録として書いてみたいと思います。

<<今日の見出し写真>>
現実的な姉と空想世代の弟です。
これも「こども写真を撮るときは?」の一つですが、今ならしてる、今ならできる写真です。姉と弟で今だから出来るこんなシチュエーション。思春期でケンカばかりになった時に、母さんはきっと見返したくなる写真。そして大人になった時に子供たちに見せたい写真です。

SONY α7Ⅳ
PENTAX M42 Super Takumar 55mm F1.8

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※個展もいよいよ今週末までとなります。見出しの写真も展示中。
池田美緒 作品展 02
子ども写真家
This Summer

2024.8.26 [Mon]- 10.6 [Sun]
※木曜定休 
10:00 - 18:00
最終日は16:00まで

@湘南天狼院
〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2−18−17ENOTOKI 2F

写真を撮っていく中で、自分の心のワクワクは「子ども」なんだと感じました。そして浮かんだ言葉が「子ども写真家」という言葉でした。作家に「絵本作家」があるように、私は「子ども写真家」であることを宣言します。

今回の副題は「This Summer」。いまだに夏はワクワクします。子どもの頃父が撮ってくれた夏休みの写真。私も父と同じPENTAX のオールドレンズで父の眼差しを追体験しました。2024の夏の写真たちです。

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