歌で伝える想い。

masaは今日、のんびりまったり。

私は家事をしながら。布団を干したり、ずっと気になっていたコート類を洗って干したり。

ゆったりと通話をしていた中、masaがふいに言い出しました。

「歌いたくなっちゃった。歌っていい?」

私は、masaの歌が大好きです。masaは歌が上手で、感情の込め方も素敵だから。

いくつか聞いていたら、私も歌いたくなってしまって。

「私も歌っていいかな」

いいよ、と言われて、さてどれにしようと思いながら、歌を検索して。

どれもきちんと覚えられてなかったけれど、心を込めて歌いました。

平井堅の『哀歌』。あの切ないメロディーが、私にとても響くから、好きで。

masaに「平井堅の『style』」をリクエストされたんだけれど、本当に覚えてなかったから、またの機会に。

もっともっと歌いたくなってしまって、『僕の心をつくってよ』や『魔法って言っていいかな』を歌ったら、masaが泣き出して。

「まるで、kieが言ってくれてるみたい」

そう。私がいつもmasaに伝えてる言葉ばかりが散りばめられてる歌だったんです。

それを聞いたら、もっと歌いたくなってしまって。私の気持ちを、歌に、声に乗せたくなって。

その楽しさを教えてくれたのは、masaだったんですよね。


masaも歌ってくれた『ノンフィクション』を歌いました。ここまでは、平井堅の歌をセレクトして。

どれもこれも、私達に当てはまる歌。

「ただ、ただ、君に会いたいだけ」

そう。今、離れて暮らさざるを得ない私達にとって、一番の思いは、

「ただ、会いたい。側にいたい」

とても純粋な、純粋な、思い。


側にいるのが当たり前だった、昨年の今頃。

たくさん喧嘩もした。でも、笑い合える日々もたくさんありました。

それを失ってしまった私達。

すぐに、その愛しい日々を取り戻す事は難しい、私達。

だから、想いを込めて歌いました。

ハジ→の『約束』を。


「迎えにきたぜ 俺と結婚してくれないか」


今masaが暮らしている場所。そこを私達は「我が家」と言っています。

それが、本当の意味で「我が家」になるように。頑張るから。


何回か、masaは私にプロポーズをしてくれました。とても嬉しかった。

今度は、その時は、私からmasaにプロポーズをする番。


「俺と結婚してくれないか」


どちらが男性の役をしているとかではなく。

必要な時に、片方が男性の役回りになっていたり。

普段通りに、両方とも女性としていたり。

両方とも男性のような思考回路や振る舞いになったり。


それは、周りが知らない私達。

でも、きっとそれを見たら、不思議に思うでしょう。


そんな不思議で、私達の日常は出来ています。


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