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8年前の就活手記を実名・実社名大公開

新卒でキーエンスに入社し、現在外資ITに勤務しつつ会社経営をしている者です。
そろそろ、皆様が就職活動をスタートする時期ですね。

私も当時は頑張りました。
それはそれは頑張りまして、総合商社をはじめ、大手企業の内定をたくさん頂きました。

就職活動は、本質を見極めればとてもシンプルで楽しい有意義な時間です。
個人的にはいろんな会社のオフィスに入って、どんな人が働いているのか見るのが興奮ポイントでした。
コロナになりオンライン面接が主流の昨今には、極めて残念な思いがあります…。

一方で、私は慶應大学の法学部でしたが、就活予備校と揶揄される三田キャンパス内でも、意外と周囲が効率的に動けていないなー、と感じておりました。

今でも個人的に就活相談を受ける中、当時の日記(手記?)を見つけましたのでぜひ公開しようと思い当たった次第です。
2016年モノではありますが、就職活動のリアルな記録です。

今後の投稿では、私自身の経験や偏った主観を交えつつ何が効率的・非効率的なのか。
この企業の攻略方法はこんな感じだろう、的な議論展開ができればと思っておりますが、今回の内容はどんな感じで活動していたのかとりあえず時系列でご紹介をします。

社名がっつり出ているのでアレですが、皆様のご参考になれば幸いです。


就職活動記録・振り返り:
2016年

8月:

・ 野村総研インターンで初めて構造化、論理的思考力(ロジカルシンキング)について触れる

・ その話が自分にフィットしたため(というより考え方にとても納得したため)、そして、「飽きやすい性格の人がコンサルは向いてるんだよ」と言われ、コンサルティングファームを受けようと志す

9月:

・ アクセンチュア、ドリームインキュベータ、ベイカレント、シグマクシスなどのウインターインターンの選考を受ける

・ また、それ以外にも頻繁にコンサルティングファームが主催する説明会・座談会などに顔を出し、社員との交流やフェルミ推定などのワークを行う

・ 中でも、マッキンゼーの説明会が特に印象に残り、周囲に優秀な人、自分では切り開けない視点や持っていないアイディアを持ち、道を切り開いていける人と働きたいと強く思う

10月:

・ マッキンゼーの本選考を受ける→結果は筆記の段階で落ちる。ドリームインキュベータのワークでも落ちる→自分の現状について考えるようになる

・ この時期から、コンサルティングファームだけでなく、ベンチャー企業の選考を自分で探すようになる。そして、バリュークリエイションのインターン(最近上場おめでとうございます)の選考を受ける。結果として通過し、参加。

・ バリュークリエイションのインターンでのグループワークの最終結果は全体で1位に終わり、自分に対しての自信を持ち直す。今まで行ってきたコンサルでのワークの積み重ねが無駄ではなかったと実感する

11月:

・ 初めてMTIという企業のインターンに向けてSPIを受験する。結果は合格であったが、自分では内容に満足せず危機感をおぼえ、筆記試験の勉強を始める

・ それ以外にも、企業の説明会、交流会に参加。一方でゼミで執筆していた論文との両立が難しく以前と比べると参加回数は減っていた
(ちなみに論文はこちら 「人工知能による民主主義政治運営の限界について」)

・ 振り返ると、11月は就職活動ができていなかったといっても過言ではないと感じるほど目の前のことに夢中で取り組んでいた

12月:

・ この時期からコンサルとベンチャーだけでなく、総合商社、総合化学メーカー、ディベロッパー、海運業界の説明会に足を運ぶ

・ディベとか海運は趣向と違うな―と思う。

・ 日立のインターンシップに参加する。自分と周囲との差を若干ではあるが感じることができ、今までの経験値の価値を実感する

・ 経験値を積むことの大切さを実感したことで、一日だけのインターンシップに頻繁に参加する

・ 大手企業のインターンシップに備え、ESを書きまくる。自分の学生時代の経験を書くだけでESを通過することが多かったため、自意識過剰とまではいかないものの、自分の経験に自信を持つ

・ 四季報を買う

1月:

・ 大手不動産、総合商社、コンサル、化学メーカーのインターンシップに参加するため面接・GDを受け続ける。基本的に面接やGDでは高評価を受け、あまり落ちることがなく、天狗になっていた時期である

・ 同時期に3社のベンチャー企業の説明選考会に参加、2社落ちて、一社辞退する。あまりベンチャー企業の理念と方針に共感できていない自分を見出すとともに、自分がベンチャー企業に選ばれない理由として、軸の不安定さや意志の弱さが原因であると考える

・ 某ベンチャー企業の社長様と直接話す機会をいただき、コンサルについて「話が上手いだけの集団」総合商社について「特化しすぎて視野が広がらない」という意見をもらう

・ また、人生において大切なのは、裁量権や自分を育ててくれる外部環境ではなく、「打席に立てる機会」ということを教えてもらう

・ 自分は、その機会を「増やす」のではなくその機会が来た時に「最大限の力を発揮できる」状態にすることが必要であると考え始める(が、正直なところその社長の意見には共感できなかった)

2月:

・ (一部)日経・外資ともにコンサルの選考が本格的に始まる。更に、一部企業では筆記試験やWebテストなどが開始される。そして焦り始める

・ 並行して、日系大手のインターンも開始される。自分が参加したのは三井物産、三井化学、リンクアンドモチベーションの3社のみであったが、この期間とてつもなく揺さぶられ、成長した

・ 三井物産: 5日間のプログラムで、総合商社、とりわけ三井物産という会社について深く知れる機会となった。また、初めて京都大学、大阪大学など関西圏の大学の方々とワークを行ったことで、多様な背景を持っている集団であるとプロジェクトの進め方が思ったよりも困難であることを発見する

・ 三井化学: 大阪会場での参加、理由としては関西圏の大学の方と接したかったから(日程を決めた際、三井物産で関西圏の学生とかかわれることをイメージしていなかった)。このインターンでは、自分が理系の方と話が合うことがわかり、そうした職業も楽しいだろうと感じることができた

・ リンクアンドモチベーション: 2日間であったが、インプット・アウトプットともに非常に頭を使うインターンであった。しかしなによりもこのインターンで重視したのは、自分のグループにおける役割である。普段、リーダーシップをとることを意識していたが、この度のインターンではあえて後ろから全体を俯瞰的に観ながら、議論の修正やまとめる役に徹した。自分でもそのような働きができるということに気付けたという点でとても意味のある時間だった。

3月:

・ 三井物産のOB訪問を開始

・ あまり満足のいかない、軸や意志が明確に決まらない状態で状態のまま就職活動解禁日に突入

…とこんな感じでした。
もう1月なのに8月からスタートしてて参考にならない部分もありごめんなさい。
また、自主規制や長くなりすぎるので載せなかったものもたくさんあるのですが、全体的な流れはこんな感じです。記憶とも整合してます。


参考になりましたでしょうか?
この後就活が解禁し、かなりの数の企業へエントリーしつつ、落ちたり辞退
したりが続きます。

早いうちから動いたおかげで、コンサル群から振られることができたり、SPIのリアルを知れたり、そもそも自分の「分をわきまえる」ことができたりしたのは良かったなと思います。

今後続きも書いていく予定です。
ご質問などあれば、、、返せる範囲では返していきます。

個別の企業選考体験も、怒られなさそうな範囲で展開していきます。

皆様の就活が良いものでありますように。

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