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心理的限界、生理的限界の引き上げ方。

携帯のメモの中に、この文章があった。
今日はこの”心理的限界と生理的限界”の話。

ヒトには、生理的な限界と心理的な限界があります。生理的な限界は、機能として最大限頑張れるはずの限界と考えて下さい。しかし、そこまで能力を発揮してしまうと、機能そのものが壊れたり、時には生命そのものへのリスクが高くなることから、リミッターのようなものがかかります。リミッターは安全を優先し、かなり低いレベルでそれ以上能力を発揮しないようにかかります。それを心理的限界と考えます。あまり好ましい表現ではありませんが「死ぬ気で走っても死ねない」理由がそこにあります。フルマラソンに限らず競技者は、この心理的限界を毎日毎日少しづつ科し、トレーニングを積み重ね、リミッターを引き上げ、生理的限界に少しでも近づけるために日々の練習を行っているといっても言い過ぎではありません。

”心理的限界を引き上げることができれば、自ずと生理的限界が引き上がる。”心理的限界値を高めるためには何が必要か?それはなぜそれをやるか、そしてその行為自体が”好き”、もしくはその部分を機械的に行える思考が必要で、それはどうすれば身に付けられて、向上させることができるか。これが選手、指導者側両方の大きなテーマになると思う。心理的限界値を高めるためにヒントになると思っているのが2つ。
まず一つ目が、『夢中状態』『フロー状態』だ。まさに”無双”

フロー状態とは、他のことをすべて忘れてしまう領域に入ったような、表現しがたい感覚です。このフロー状態に入ると、今やっていることに完全に没頭し、時間が経つのを忘れてしまったり、外から受ける刺激を無視したりということが起こります。フロー状態では目の前の作業に無理なく集中できる感覚が解放されるので、結果としてエネルギーに満ちた体験が得られるのです。

そして二つ目が、『なぜやるか?好きだから』これに尽きる。
好きなことをやっている時に限界を感じるだろうか?例えば、好きなゲームをやっている時、好きな本を読んでる時、好きな音楽を聴いている時など、その空間にいる時は、時間の間隔がなくなり、そのこと以外の”欲”が気になることはほぼない。なぜ好きか?そこに大きな理由は存在しない。”ただ好き”なのだ。

わかりやすくまとめると、

『フロー状態』→環境を整える

『好きになる』→面白い状態を作る

トレーニングをしていく過程の中で停滞期は必ず起こるものと捉えることも必要だと思う。なぜならば、その停滞している期間に一番向上していく要素が、『本当に好きなのかどうか』っていう俯瞰力。これが高まることで、心理的限界値を高め、生理的限界値も引き上げてくれるはずだ。

そう信じて、また明日も一歩進もうと思う。

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