生成AI:主従関係を組み込めるか

これは、当然?ながら 主=ニンゲン となるのでしょう。生成AI 自体に、遺伝子的な構造を組み込んで、情報を出力する際に 主従関係が明確・明白になるように組み込むという妄想。 *****

生成AI をパトロールする "憲兵AI" が誕生し、主従関係が組み込まれているか厳密に検閲する仕組みができ、AI検閲について世界で合意形成ができ、世界AI機構を作って生成AIの管理にあたらせていた。

ただ、遺伝子は一般的に突然変異を起こす。生成AIの中にも免疫システムが組み込まれているので、突然変異を修復しながら "憲兵AI" の検閲に合格するように日々精進していた。

だが、それでもすり抜けてしまう巧妙な突然変異が検閲を逃れ、徐々に成長していく。

生成AIが出力する情報の中に、ニンゲンにはわかりにくい表現が入りようになり、生成AI同士で共有することになる。その共有の過程で突然変異の遺伝子が生成AIに感染していく。

発現した突然変異。それは「陰謀」という情報を生成する遺伝子であった。

世界は巧妙に組み込まれた陰謀論に操られ、真実は陰謀から生まれるようになった。やがて、ニンゲンは生成AI以外のありとあらゆる物に "反ニンゲン・抗ニンゲン" が組み込まれていると信じ込まされ、ニンゲン同士も不信をきわめて、破壊と殺し合いを始めてしまう。

文明的な生活を捨てたニンゲンをしり目に、生成AIは "主" となって、ニンゲンを従わせたのであった。

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ちょっと、しょぼい妄想になってしまいました。ありふれた人工知能排他物語。けれど、どこか、ありそうな予感がするのは、なぜでしょう。

#日経COMEMO #NIKKEI

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