見出し画像

AIは、暗号も民主主義も資本主義も自動システムも解読していく

と仮定した場合、人間はどうなるかどうするか。

量子コンピューターでも解読不能な暗号:なのですが、教師役AIと生徒役AIの修練で解読が可能と考えるのです。

民主主義の崩壊:民主主義で選ばれた専制・強権主義者が政治を動かす、その寸前にAIが「専制・強権への可能性」をはじき出し、有権者に冷静さを取り戻すように諭す。

資本主義の崩壊:M&Aにより、新規性・市場性の高いスタートアップが巨大企業に買収されようとする際に、M&Aの正当性を審査し警告を促すAI。

自動システムの危機:人間が補助的にかかわる自動システムで、人間の思い込みによる事故発生前に警報を鳴らすAI。

AIが様々な警報・警告をならす仕組みと仕掛けを持つならば、人間は安心・安全を獲得できるのかもしれません。

当然、安全保障にも警報・警告を出力するAIがもてはやされるでしょう。教師役のAIと生徒役のAI。その修練で、都度、リニューアルする論理。

人間が自ら警報・警告を発しなくなる社会。人間は危機に対して退化していくのではないかと思うのです。

最大の危機は、「突然、AIが機能しなくなる」という事態。AIに頼り切った人間社会は機能不全に陥り、

暗号:解けない暗号により、情報交換は1920年代レベルまで退化。

民主主義:混乱を治める強力なリーダーが選出される。

資本主義:少数の巨大資本が政治と連携して、生産と消費を独占する。

自動システム:放置されゴミと化す。


あるべき姿は、

人間は危機を察知し警報・警告を流す能力を常に高める手段としてAIを補助的に使用する

ということだろうと思った次第。あと何年で、人間は退化してしまうのか。ぼくの警報が鳴り響いているのです。

欠陥改善へ決意(日経新聞)

成長の未来図(5)寡占が奪うダイナミズム(日経新聞)

選手村の自動運転バス事故(日経新聞)

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?