微妄想:政低経高、米中関係は百年続く

わたしが書かなくともみなさますでにお感じなっている通り。百年かどうかは別にして・・・

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米国経済界の重鎮を向かい入れるのは最高級のもてなし。米国政治にかかわる人では一段下以下。きっと、新米国大統領が来訪する際も、「これは、朝貢である」という演出を欠かさない。

そうやって、ドル支配から通貨:元支配を世界に見せようとする。「経済で世界を制すれば、政治など取るに足りない。世界の人民に飯を食わせるのは中国共産党である。」というメッセージだ。

ドル支配が揺らいだのは、今回の大統領選挙にまつわる「米国政治の威力減退」を目の当たりにした金融・投資関係者の印象からだった。「もう、米国が世界政治をリードする機会はないのかもしれない。」、そう思わせる惨劇が米国から世界へネットから広がっていった。

「米国政治はドルを護れない」。そう断ずる論調も俄かに目立ち始める。ユラーシアの西から見え隠れする。盛大に打ち上げたのはユーラシア東の官製メディアだ。ユーラシアのドル依存はじわじわ下がっていく。その趨勢はユーラシアの東西から全体へ浸透していった。

ドルを護れない米国では、極右などがアメリカ合衆国第一主義の主張を力づくで拡散する動きが活発になり、新しい大統領もそれ圧されて「センロウ外交」を世界に発し、米国軍は呼応し挑発行為を繰り返すようになった。

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この妄想は前にも書いたのですが、何回も書いていて食傷気味です。つまり、どこか、現実味を帯びていて妄想の味がしなくなりつつあるということ。

わたしの味覚が落ちてしまったのかもしれません。とくに「おいしい平和な味」を堪能するような裕福な暮らしをしていたわけでもありませんが、どうも、最近はなにを見聞きしても「苦い争いの味」しかしないのです。

世界は力づく政治の展覧会のようになっていく。この妄想も何度か書きました。展覧会の試食の味は、やっぱり「苦い」のでしょう。ただ、「良薬口に苦し」と思い込むしかないのか。センサーと大脳の味覚処理が分裂していく様は、「もう、長く生きられないのかもしれない」と妄想する次第。


#日経COMEMO #NIKKEI

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