不快や怒りで 善”意” が消されてしまう

言っていること書いていることが不快で軽度の怒りを覚えるとき、直接的な感情表現をして、「善 "意"」 の部分が消されてしまう。

できれば、"提案" で対処してほしい。善 "意" には別の善 "意" で、最初に発した "意" をくみ取りながら、より不快の少ない怒りを生まない "提案" を発してほしい。そう願うのです。

相手の弱点を突くのは胸のすく思いでしょう。けれども、今の時代は多くの人がSNSやメディアなどで同時にその状況を見ています。それは、「大衆の前で面罵」することと同等。

「なるほど」と言ってから、「こんな考え方や方法はどうでしょう」と提案してみる。そうすれば、その場を見ている多くの人は不快や怒りから逃れることができます。

このままでは、"意" がしぼんでしまう。表現力が乏しい善 "意" は葬り去られてしまう。それは、やがて「隠した悪意で迎合能力の高い」人が声高になる世の中になってしまう気がして、猛烈な危機感を覚えるのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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