財政支出、落ち着くところに。だが・・・

筋肉質の財政へ。余分を取り除き、活力を増す財政へ。世界の先進国が動き出します。ですが、その努力を上回る危機が訪れようとしているのでは、と妄想しています。

それが、食料危機。野天で生産される多くの食糧。気候変動で生産量が制御できない状態は、これから更にまずい状態となっていきます。

物価上昇が日常になりつつある中、個人消費の大半である食料の値上がりは全体経済へ徐々に悪影響を及ぼしていきます。農業生産国は自国優先に動き、価格はさらに上昇する。

政治は主権主張が強くなり、一触即発までエスカレートしていく映像が見えるのです。財政支出は食料関連や軍需へ向けられ、筋肉質であろうとした趣とは様相を変えていきます。

各国の財政は疫病対策で底が見えています。バランスを取ろうとして富裕税を創設・既存は上げることになりますが、経済がなかなか立ち上がらないため、もとからあった薄く広くの税収がさらに薄くなます。そこへ、前記やインフラ刷新などの財政支出を余儀なくされる環境が押し迫ってくる。

食料危機を前提にした政治を、今、始めなければ何事も思うようには進まない。どうしても、その妄想から離れられないのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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