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娘の性教育にパパがガチ参加したらどうなる?

年頃の子供を持つ親御さんは、性教育をどのように考えていますか?

とてもデリケートな問題なので、ちょっと尻込みしてしまいますよね。

特に女の子は生理が始まるので、人体のしくみや、子供ができるプロセスなどしっかり教えないと、「間違いが起きてしまう」なんて事もあり得ます。


パパが性教育に参加する理由



私の妻は、初めて生理がきたときに、家でお赤飯を炊いてお祝いしたそうです。

当時は、親からきちんとした性教育を受けていなかったので、

「なんでお赤飯?」、「なんでお祝い?」と困惑したそうです。

昭和の時代って、親が子供にきっちり説明する事が少なく、

「とにかくこれがいいからこうしなさい」

みたいな、一方的な押し付け教育が一般的でした。

例えば、「頭が良くなるから本を読みなさい」、「勉強して立派な会社に入りなさい」などです。

私は子供の頃から、押し付け教育には疑問を持っていましたので、自分の子供には一つ一つの物事に対して、理由を説明するようにしてきました。

例えば、「本を読むと頭が良くなるよ。なぜなら文字を読むことで、アタマでいろいろ考えるでしょ、これを想像力っていうんだけど、これは未来のことを予想し、考える力で、これから生きていく上でこの能力が役に立つんだ」などです。


話は少し脱線しましたが、性教育も子供に教える、立派な教育の一つであり、男親だからといって避けて通るのはどうかと思いました。

なので、通常は娘の性教育にパパが参加することは極めて少ないと思いますが、妻と相談して、私もガチ参加することにしました。


教育①  生理ってなに?


生理は、女の人のお腹の中にある子宮が、大人のものへと育って、赤ちゃんを産むことができる体になったというしるし。からだが大人の女性になろうとしている証拠なんだよ。

生理は大人へのステップ。生理になってもあわてずに、自分のからだがきちんと成長していると自信を持とう。

初潮(しょちょう)からしばらくして安定してくると、だいたい決まった間隔(かんかく)で生理がくるようになるよ。

これを生理周期(せいりしゅうき)といい、周期に合わせて、からだやこころにいろいろな変化があらわれるよ。

人によってちがうけど、生理前には胸がはったり、むくんだり、イライラしたり、不安になったりする人が多いようだね。

生理のときに出る赤色の血のことを、経血(けいけつ)というんだよ。

経血の成分は、子宮の壁(かべ)からはがれおちた内膜(ないまく)や血液などが混ざったもので、じつはその中でも血液は1割程度なんだ。

ふつうのケガや鼻血のときに出る血液とはちがうので、生理になったときにあわてないでね。

生理になったらナプキンを必ず使うのだけど、その役割(やくわり)やしくみについて知っておこう。

ナプキンとは、生理中の経血(けいけつ)で下着や洋服を汚(よご)さないように、経血を受け止めてくれる生理用品のこと。

経血が外に流れて出てきてしまうことを防いでくれる、生理中の強い味方だよ。

ナプキンにもいろんな種類があるので、調べておこうね。

そして生理が初まると、下着に白くてネバっとしたものがつくことあるんだけど、
それは「おりもの」というホルモンによって出る分泌液(ぶんぴつえき)で、膣(ちつ)を清潔(せいけつ)に保つ役割をもっているんだよ。

はじめて出たときはビックリするし、からだのどこかが悪いのではないかと心配になるかもしれないけど、けっして病気ではないので安心してね。


教育② 子供はどうやってできるの?


ここはどのように伝えたら良いか正直悩みました。

妻と相談し、たどり着いた答えは、まず性教育の本を買って自分達が学習し、どのように伝えるのがベストなのかを議論することにしました。

(Amazonレビューが良かった「おうち性教育はじめます」という本を購入)


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この本の良いところは、マンガでありとても読みやすいことです。

また、性教育だけでなく、子供との上手な付き合い方を、分かりやすく説明しているので、育児書としても使えそうです。

さて、「子供はどうやってできるの?」の答え方として、本に書いてある通り説明してみました。


女の人の体にある卵子と、男の人の体にある精子が出合うと、赤ちゃんのもと(受精卵)ができるんだよ。

どうやって出合うかというと、おちんちんから命のもと(精子)を、赤ちゃんが生まれてくるところに送り込むんだよ。

そうすることをセックスとか性交って言うんだけどね。

これは大人になって、好きな人と一緒に、

「赤ちゃんが欲しいな」

って思ったらみんなするんだよ。


教育③ 避妊はどのタイミングでどう伝える?


世界の学校ではいつ頃避妊について教えているかと言いますと、

オランダは12歳頃、イギリスは11歳〜14歳、中国は小学校6年生だそうです。

一方日本では、高校の保健体育で教わるみたいですが、さすがに遅すぎると思いますので、妻と相談し、性教育先進国並に12歳頃伝えるということにしました。

なので今回の性教育では避妊については教えませんが、来たる12歳に備えて、伝え方は考えておこうと思います。


避妊っていうのは、妊娠を避けること。

もし、子供が欲しくないのに子供ができると、中絶しなければならない。

中絶とは子宮内の胎児を専門器具で取り除くこと。

中絶をすることで、心と体にすごく大きな負担がかかるので、そうならないように、避妊というものを知っておこう。

避妊の方法は、男性が着けるコンドームと、女性が飲むピルが一般的。

しかし、コンドームを使った状態でも、15%ほどの女性が妊娠してしまうので、避妊としては確実ではないことを覚えておこう。

ピルは女性が主体となって行える避妊法で、ピルに含まれるホルモン成分によって妊娠を避けることができる。

いずれにせよ、望まれない妊娠をして傷つくのは女性なので、避妊については真剣に考えておこう。


まとめ


今回の性教育では、「生理ってなに?」「子供はどうやってできるの?」について娘と一緒に学びました。

娘の反応としましては、「理科の授業で聞いているから知ってる」と拍子抜けするほどあっさりしたものでした。

唯一、「おちんちん」ということばには反応していましたが・・


そして、私が一通り説明した後に、

「(おうち性教育はじめます)の本を読みたい」

と言い出し、食い入るように読んでいました。

自分の意思で、興味のある本を読むと、頭にインプットされやすく効果的なので、娘の性に関する知識もこれから徐々に増えていくことでしょう。


今回感じたのは、娘と普段から良好な関係を築いていれば、パパが性教育をすることは、それほど難しくはないことです。

なので、年頃の娘をもつパパさんには、ぜひ性教育にチャレンジしてほしいですね(^^)
























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