見出し画像

子供がいじめにあった時の親の対処法

もし、自分の子供が、いじめにあっていると知ったら、親としてどのように行動すべきでしょうか。

SNSの普及で、いじめの手口も巧妙化しており、自死した子のニュースを聞くたびに、「またいじめを苦に・・」と絶句してしまいます。

教育委員会は隠蔽(いんぺい)体質なので、「いじめはなかった」とシラを切ることが多く、親としてはどうやって自分の子供を守るかが問われます。


子供がいじめにあった時の親の対処法


結論から申し上げますと、

問題を明るみにして、関係者全てを巻き込み、徹底的に話し合いをする」です。


娘が小学校2年生の時でした。

同級生に攻撃性の強い子がいたのですが、運悪くウチの子がターゲットになってしまい、ちょっとしたいじめを受けていました。

それは、食事中の何気ない会話から発覚しました。

私たちはすぐに学校に連絡し、担任の先生、いじめをした親子、私たち夫婦の5人で話し合いをしました。


残念ながら、学校の先生は中立の立場なので、 "いじめた側が一方的に悪い" というスタンスにはなりません。

例えば、いじめをした子を私が非難すると、先生は次のように言います。


先生:「ちょっと元気なところもありますが、まだ幼いですし、悪気があってやったのではないと思います」「良いところもたくさんあるんですよ」


中立の立場ゆえに、「ケンカ両成敗」みたいな雰囲気へ持っていき、最後は両方が謝って、「ハイ終了、チャンちゃん!」とでもやりそうなので、厳しい態度で臨まなければなりません。

私たちの最終目標は、「いじめた親子が謝り、今後2度としないことを誓う」であり、うやむやにすることは、いじめがまた発生することを意味するのです。


上級生のクラスでは、次のような事件も起こりました。

「針で目を突かれて、片目の視力がほとんどなくなった」

これはさすがに大問題となりましたが、最後は担任の先生が異動し、うやむやにされ、闇に葬られた格好になりました。


何度も言いますが、教育委員会はいじめを認めたがらないので、いじめを受けた子は、誰の助けも得ることができず、精神的に追い詰められていきます。

ですから、子供を守るのは親しかいないのです。


しかし最も難しいのが、

「子供がいじめを受けているのを親が察知すること」です。

親も毎日忙しいので、子供のちょっとした変化を見逃しがちになります。

子供は子供で、自分がいじめを受けていることを親には知られたくないので、よほど注意していないと、気付いてあげれない場合が多く、上述したように「自死する」という最悪のケースもあり得るのです。


まとめ


いじめから子供を守る方法

✅ 子供がいじめを受けていないか、子供の表情を注意深く観察する

✅ いじめの事実を知ったら、すぐに学校に連絡し、関係者全てを招集して話し合いをする

✅ 教育委員会は隠蔽体質なので、問題を闇に葬ろうとする。いじめがあったことを公表して、解決するまで徹底的に話し合う

✅ いじめは繰り返される可能性があるので、些細なことでも気になることがあれば、何度でも学校に足を運ぶ(出来るだけいじめた側の親子も招集する)

✅ いじめっ子の親が、いじめを認めずに強硬な態度を取ることがある。その時はひるまずに、自分の子供を守るために全力で戦う。


最近うちの子は、友達と仲良くやっているようで、いじめの心配はしていませんが、何かあったらすぐに学校へ出動できるよう、いつでも準備万端にしています。

残念ながらこの世に人間が存在する限り、いじめはなくなりません。

大人の世界でも、いじめは日常茶飯事です。

にも関わらず、教育委員会がいじめを認めない事に、怒りを通り越して呆れるばかりです。

教育委員会がいじめを隠蔽するということは、学校の先生もそれに従わざるを得ず、いじめ問題がなくならない一要因でもあります。

子供をいじめから守れるのは親しかいないことを、私たちは今一度、肝に銘じておく必要があるかもしれません。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?