【キャリア】転職を経て『得たもの』『失ったもの』
こんにちは!エンジニアのKentoです。
前回、自己紹介を兼ねて、5年使った使用技術の経験を捨てて
全く違う畑のエンジニアとして挑戦し、戦っていくぞ!という
スキルチェンジをした話を公開しました。
今回は『新卒で入った会社が人生の全て』と信じてやまなかった僕が、
転職を決意し、新たな挑戦を行なったことで
どんなものを得て、何を失ったのか、について綴っていきたいと思います。
●得たもの
1.仕事に対する本当の価値観
仕事に対して、どんな要素を求めているのかが明確になりました。
新卒は「ヨーイドンっ!」で就職活動が始まり、
大してやりたいこと、実現したいことが決まってなくても
”とりあえず”で就活が始まります。
(もちろん、中学生、高校生の頃、大学在学中にやりたいことが、明確に描けている立派な方もおられますが、僕はかなり漠然としていました…)
学生期間中に会社に所属する方もいらっしゃいますが、社会経験の無い方のほうが多数派かと思います。
自分の中の”良い会社”の判断基準、どんなことができていれば”良い会社”なのかの『物差し』がなく、イメージで推し量るしかないわけです。
しかし1社経験すると、自分の中での社会象が形成されると同時に、この『物差し』も形成されます。
僕はこの経験を持って初めて、新卒の就活でよく行なわれている
『自己分析』が、本当の意味でできるんだと思っています。
僕の場合、企業の安定性の高さや、保守的で堅実な業務遂行よりも
自分で好きな技術を身に着けること、手を挙げれば経験の無い仕事に進んでチャレンジできる環境が
仕事への意欲を高めてくれることを学びました。
2.固定観念からの脱却
社会に対するイメージや、常識だと思っていたことが
いかに考えることを怠け、狭い視野で物事を捉えていたか、気づくことができました。
『たくさん残業している人は、とても仕事を頑張っている人』
『仕事は辛いもので、耐え抜いて頑張ることこそが美徳』
『嫌なことを言われても、黙って耐えるのが大人』
大学4年生の頃の僕は、こんな思考回路でした。
(仕事云々以前の問題ですね、、笑)
たくさん残業する、とか、耐え抜くこと、とか
仕事の本質から逃げた思考でした。
やりたい分野の仕事を全力で頑張り、成し遂げたいことの実現に向かって
走り抜いた結果、労働時間が長くなったり、耐える時間が発生したりすることに関しては、止むを得ないことだと思います。
しかし、最初から「そういうものだし〜」と固定観念で決めつけてしまうのは、”思考停止”してしまっていると思います。
「たくさん残業してしまっているのはなぜなのか。
これを回避する術は本当に無いのか」
「過酷な労働を耐え抜いた先に、手に入れられる経験値は何なのか。
それは今後の自分にとって、本当に必要なものなのか」
都度、思考を行い、自分で行動することによって、植え付けられた固定観念からは、いくらでも脱却できることを学びました。
●失ったもの
1.安心感・安定性
それまで所属していた会社で築き上げてきた
地位・経験・人脈・将来へのキャリアパスがリセットされ、
仕事への安心感を失いました。
特に異業種への転職や、僕のように業界は同じでも
スキルセットをまるで変えに行ってしまうような、チャレンジングな転職は
より安定を捨てることになるでしょう。
大事なことは、失うものより得られるものの価値が高ければ、転職は成功するということです。
2.前職で得られたビジネスマナー・常識
前職で常識だったことは、転職先でも必ずしも常識とはならない、ということを学びました。
大抵の場合、全ての業種に通ずる”ビジネスマナー”という概念は
最初に入社した会社によって形成されると思います。
上司への礼儀や、社員同士のコミュニケーションのあり方、メールを送るときの文面など
1社目での経験が基準となりますが、転職するとこれがガラっと変わります。
僕は最初に入った会社が、礼儀を重んじるお堅めの企業だったので、
転職すると社員同士のやり取りに対し
「そんなフランクでいいの?」と感じてしまいました。笑
どんな会社にも独自の企業文化や、社風というものがあり
こればかりは”郷に入っては郷に従え”だと思います。
人間は時間が経つと、過去の記憶が美化されていく生き物なので
「前の会社の方が良かったかも…」
なんてことは、なるべく思いたく無いですよね。
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以上が、僕の転職によって『得たもの』『失ったもの』でした!
僕はトータルで考えた時、転職して本当に良かった、と感じているのですが
実は「前の会社の方が良かったな」と思う要素が、少々あるのが本音です。
使い古されたフレーズではありますが『完璧な会社』は存在しません。
自分にとって転職で何を得ることがもっとも重要なのか
逆にあまりこだわらない要素は何なのか
を明確にできると、良い転職ができると思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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