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インターネット地縛霊

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最近の記事

場面緘黙サバイブマニュアル_序文

今、場面緘黙について置かれている状況は非常に危ない状況だというのが自分の理解です。 まず、先行事例として発達障害という言葉が台頭しています。 発達障害という言葉の台頭により発達障害についてのマイナスイメージが広がったのは事実だと思います。「仕事ができない」「時間が守れない」「部屋が汚い」上げればキリがないのですが、とても社会で包括できるような存在ではないというイメージが先行しているまま、現在となってしまったというのが現実だと思います。 この現実を前に自分になりに場面緘黙

    • 「推し」がいないことは不幸なことなのか?

      ここ最近、ニュースを見ているとホストクラブの問題やジャニーズや宝塚の問題などには、共通して客に「居場所」や「推し」を「提供」すること自体の問題性を感じる。 その問題性をいままで多くの人たちが見過ごしてきたこと、そのツケがいまになって一気に回ってきたというのが2023年という年だったのだろう。 「承認」の問題 インターネットを通して誰とでも手軽に繋がれる(ようにみえる)現代において、何故ひとはわざわざ自分で稼いだ大事な金銭を「投げて」まで他人である「推し」にのめりこむのか

      • きっと何者にもなれない人などいない

        記事のタイトルがもう答えというか、ネタバレな最悪な記事なのでこれから劇場版ピングドラム後編を観ようという人は読まないでほしい。 「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」というセリフはウテナの「世界を革命する力を」とかと同じく作品のフックとして機能しているのだと思う。初見の視聴者に「おっ」と思わせる言葉なのである。イクニはこういうセリフをバングで繰り返すのが大好きなのである。そして我々、視聴者も大好きなのだ。 今回、この「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」に対する「

        • エヴァンゲリオンからの卒業式

          ※以下ネタバレ含む 僕はエヴァンゲリオンについてはリアルタイム世代ではないのだが、訳あって不登校で引きこもりだった中学時代に貞本版エヴァを読んだのがエヴァとの最初の出会いで、その後TV版、旧劇と観ていった感じだったと思う。当時の僕はかなり荒んでいて対人恐怖、また視線恐怖の症状(これは今も続いている)が出はじめていたのでシンジのメンタリティに自分を重ねている部分があり、かなりのシンクロ率の高さ、熱量を持って後追いなりにエヴァの世界に入り込んでいた。エヴァ関連の昔の書籍や文章(

        場面緘黙サバイブマニュアル_序文

          自己犠牲と救済へのアンチテーゼとしてのさらざんまい

          さらざんまいを観終わった。 いままでの幾原作品の中では比較的分かりやすい作品だったと思う。イクニのアニメは得てして分かりにくいようで言いたいこと、伝えたいことはストレートなものばかりである。 幾原作品は「伝えたいけど伝わらない」ことがあまりに多すぎて考察を誘発する幅というか懐の深さがあるといえば聞こえはいいが、要は一見さんには作品を観てもよく分からないためハードルがかなり高いと正直思う…。 今回のさらざんまいも1話を観て明らかに人を選ぶ作品だと思ったが、内容は他の作品より

          自己犠牲と救済へのアンチテーゼとしてのさらざんまい