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1年で54人増!急拡大する組織で相互理解ワークショップをやってみた

昨年に引き続き、今年も全社定例拡大版を実施しました。コンテンツとしては「会社の方針共有」「チームビルディングを目的としたワークショップ」でコンテンツ自体は昨年のものを踏襲したものです。

今年の参加者は140名となり、東京支社に関しては執務室内に入りきらないことから、近隣の会議室を借りての開催となりました。

当日のレポートは人材開発グループの福島さんがnoteをまとめております。

本記事ではワークショップに絞って、
①実施までの経緯
②当日の様子
③ワークショップを通して共有できた価値観
の3点に絞って記載したいと思います。

急拡大する組織課題、今ワークショップを実施する意義とは

全社定例拡大版の企画をする際に、目的設定を初めに行いました。「去年もワークショップを実施したから今年も実施で」というのは、目的と手段がすり替わってしまいますので、ここは何時間もかけて議論しました。

私が所属する人財開発グループの2024年度3つの大方針の中に、「オンボーディングプログラムの確立と組織開発」を設定しており、年間計画から逆算したうえで、全社定例拡大版で何をやるべきかのゴールを設定しました。

現在計画している組織開発が「マネジメント人材のメンバー育成」にフォーカスされており、チームビルディングという観点の施策が皆無でした。前述の通り直近1年で入社したメンバーが54名となり、マネジメントラインをはじめ、チームメンバーも実はコミュニケーションがうまく取れていない事象もあるのではという仮説を期初から立てました。そこで今回はチーム内の相互理解というテーマでワークショップを行うことで決定。

急拡大する組織

ベストなワークショップとは何か?

次に具体的にどのような施策を行うのかという検討に入りました。昨年は「Kerbal Space Program」というWebゲームを用いて、グループを跨いでメンバーシャッフルをして実施。今年は「チーム内の相互理解」というテーマのため施策のチョイスが難しく、決定までに難航を極めました。

いくつか福島さんがチョイスしてくれて、以下の候補でピックアップ。

  1. バリュー(カルチャー)を考えるワークショップ

  2. 人生グラフ

  3. エニアグラム

  4. ストレングスファインダービンゴ

  5. 社史・ロケット等に関するクイズ

インターステラテクノロジズは多種多様な業種、規模も大小さまざまな会社から入社いただいていることから、いま実施することで組織として成果が出るワークショップが何なのか議論を重ねることに。その中でも、ある程度ゲーム性もあり、チームで盛り上がれるようなものということで、「Values Card Game」を選択しました。

Values Card Gameとは
さまざまな単語の書かれたカードを取捨選択して、色々な価値観を自分とチームのメンバーに共有するゲームです。最終的に残った5枚のカードがその人にとって大事な価値観ということになりますが、カードを捨てる過程で、なぜそれを捨てたのか?その理由などを説明することで、お互いの価値観の相互理解に繋がるという、コミュニケーションを深めるためのツールでもあります。


はたしてワークショップは成功するのか?

事前準備
ルールはわかりやすいもののワークショップ中の質問を極力減らし、スムーズに運営できるようにルール案内のペライチを作成し、チームのファシリテーターを担当いただく方には個別で事前案内を実施。

またValues Card Gameは淡々と進めてしまうと短いと10分程度で終わってしまいます。それでは相互理解が進まないので、自身に合致する価値観を取捨選択する中で、「なぜそのカードを捨てたのか」を突っ込みを入れると盛り上るTipも共有しました。

当日を迎えて

ワークショップが盛り上るのか不安の中、ルールを説明して開始。開始すると同時にそれまで抱いていた不安が杞憂に終わり、どのチームもカードをめくりながら盛り上がっていました。

運営側は「この人がこのカードを捨てました」といったライブ中継をGoogle Meetで行い、「その人のキャラクター」と「捨てたカード」のギャップがあることに対して、社内全体で驚きと盛り上がりを見せていました。

大成功に終わったワークショップ

会終了後にアンケートを実施。オペレーション等の改善が必要ではありましたが、約96%から高評価という結果に。

仕事をする中でなかなか価値観の共有を図るタイミングがない中で、自己理解をはじめ、相互理解も図れたことはとても良い成果だったと考えております。また4月は14名の方がジョインされ、その方たちへの理解も深まったことで、ワークとしてはいい相乗効果があったのではないかと考えます。

またワークショップ後にも、新しく入社される方も既存社員の価値観がわかるようにインターステラテクノロジズで利用しているタレントマネジメントシステムの「カオナビ」に情報をインポートすることに。会社の価値観や指針を言語化する意味でも、データベースとして蓄積することで今後の利活用にもつながると考えています。

ちなみに社員が選ぶ「働く上で大事にしたい価値観」のTop5は以下の通りになりました。

挑戦というのがインターステラテクノロジズらしい価値観のチョイス!

来年開催する際は200名規模の全社定例になる予定です。将来どのような組織体制や状態になっているかは未知数ではありますが、来年も全員で集まって有意義な会にしたいと思います。

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