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「ほぼ」宅のみだけで日本酒通になる方法 ~プロローグ~ 日本酒について書いてみます

 昨年の春先から夏ごろにかけて、韓国社会や政治に関する記事を一生懸命書いてきた。それがパッタリ止まってしまったのは、別に興味関心を失ってしまったからではなく、単純に子育てや仕事に追われてニュースにじっくり目を通す時間が無くなってしまったからである。本当はいますぐにでも再開させたいところだが、仕事と育児の両立だけで精いっぱいというのが本音だ。

 それでも何か書きたい。時事ネタは常に情報収集が必要だし、しかもそれに対して適当な分析をすることは許されない。そうなるとやっぱり韓国のニュースをまとめるのは、いまの自分にはちょっとしんどい。
 それではどんな話なら書きやすいか。そして自分なりにやりがいを感じながら楽しく書けるか。いま自分にとって一番の関心事はなんだろう。そう考えてみたら、あっさり結論が出た。

「そうだ、日本酒について書いてみよう」

 子育てと仕事で一杯いっぱいとか言ってる人間が日本酒について文章を書く。そんなこと言ったら「なんだかんだ言って酒飲んでる暇はあるのか」と思われるかもしれないが、そこはちょっと待ってくれ。いまわたしが酒を飲む頻度は週に1回。しかもほぼ日本酒だけだ。残業で夜8時まで働いた日は日高屋でビールを飲んできても良い、とパートナーからお許しを得ているが、これはあくまで例外である。かつては毎日のように酒を飲み、はしごすることも珍しくなかった。しかし、健康のことを考えたら、やはり酒は減らすしかない。特にわたしたち夫婦はお互いがアラフォーになってから妊活を本格的にスタートさせたため、妊よう率に大きく影響する飲酒について真剣に考えざるを得なかった。連れ合いは完全に酒を断ち、わたしも週に一回のみと飲むペースを調整するようになった。結果、わたしはダイエットに成功したし、夫婦は第一子を迎えることができた。子どもが生まれ順調に育っているいまでも、わたしは基本週1というペースを守って酒を飲んでいる。おかげで体調はすこぶる好調だ。

 飲酒は週に1回のみ。しかもパートナーと子どもを放って置いて外で飲むわけにはいかないので、残業後の日高屋という例外以外は宅飲みだけである。だからこそ、日本酒は十分吟味しながら選ぶことにしている。24時間常に頭の中で「今度どんな日本酒を飲もう?」と考えている、といったら流石にオーバーだが、暇さえあればインスタで複数の酒屋のアカウントを見ながら情報収集している。そして木曜か金曜の仕事帰りに実際にその店に行いって日本酒を購入。インスタだけで選びきれない時は、会社の近く、もしくは家の近くの酒屋に行ってその場で決める。そして金曜日の夜、こうして選んだ酒にスーパーで買ったり自分で作った肴を合わせてみる。そしてへべれけに酔った翌日からは、また来週飲む日本酒選びがスタートする(ちなみに子どもの授乳期が終わってからパートナーも晩酌に付き合ってくれていたが「やっぱり2人目がほしい」ということで、近々禁酒をスタートする予定)。

 こんなペースなので、インスタに飲んだ日本酒の画像をアップするペースは遅い。日本酒メインのインスタアカウントは、週に2~3回ぐらいのペースで更新するものも多いが、自分はそこまではできないし、するつもりもない。その分、日本酒一本一本と真剣に向き合って味わっているという自負がある。あわよくば、もっと肴にこだわってみたいという気持ちもあるけれども。

 日本酒に興味を持ち始めたのは、2017年頃からだと思う。それから6年ほど経過したわけだけど、かつてここまで拘りをもって飲み続けて来た酒は他にない。そんな趣味が高じて、この度日本酒検定なるものも受けたほどである(結果はまだ出ていない)。こうなったらやはり日本酒のことについて書いてみるしかないし、その方が自分でもモチベーションが湧くと思う。

 自分が日本酒の事について文章を書くのなら、やはり「宅飲み」という視点から描いてみるのがいいだろう。特に日本酒の専門家という立場ではないので、蘊蓄についてカッコつけて書くよりかは、身の丈に合った文章が望ましいだろう。

 という訳で、次回から家で日本酒を美味しく飲む方法について、自分なりに書いていきたいと思います。どうか気軽に付き合っていただければ幸いです。

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